第1章1話バニーガールはBARにいる
狭い路地裏時間は夜中の2時前後
「はぁっ…!はあっ…!」
ひどく衰弱している男はパソコンを抱えて必死に走る。
それを追う凶悪で屈強そうな男たち。
路地の狭いところに入り込むと。
息を殺して
電話をかける
【はいはーい。こちら
BAR[star ill](バー・スタイル)
配達の注文?それとも席の予約?】
電話に出たのは気だるそうでどこか飄々とした言葉使いの男
「……は、蜂蜜(honey)の入ったっ…!
インペリアル(imperial)・
トニック(tonic)を!!」
男は息も切れ切れそう言う
【オーケーだ。場所と何かご希望は?】
「場所は横浜の中華街!!詳しい場所は指定できないよ!!逃げ回ってるから!!
希望??希望は…!とりあえず今最速でこれて屈強な大人の男を大人数相手できそうな
_____________殺し屋を!!」
男がそう言って数分。息を殺して逃げ回りおってきた屈強な男たちの探索を逃れる。
________________________________
一方、BAR[star ill](バー・スタイル)
では
電話に出た声の主想像に難くない気だるげでどこか掴みどころのない眼帯の男が
受話器を繋げたまま
「バニーちゃん、いけいるかい?
横浜の中華街。腕っぷしのある大人複数人。
依頼人の居場所の詳細は不明。」
とカウンターにいる人物に声をかける。
「……」
その人物はにんじんジュースをストローで飲み干すと
コクコクと薄暗いBARの中で頷き何も言わずに武器を取り上着を羽織り
BARを出て行った。
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