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  • 第1話 への応援コメント

    本格的で、恐ろしいお話ですね…!(いい意味です)
    野狗子がただの殺人鬼だったと思えば、そう単純なものではなく。1話のホラーな始まりから優斗の立場と心境が変化していき、玲奈や警察とも絡み合っていく過程が小説らしく、完成度が素晴らしいなと思いました!

  • 第6話への応援コメント

    自主企画の参加、ありがとうございます!!

    事件ものですね!こういうのって大体ネットの犯人の呼称がセンスよく、これもまた
    センスが光っています!!
    ここで犯人の正体がわかるのもいいと思います!この作品はあまり長々と捜査の概要を説明していないのでサクサク読めるのもいいですね!!

    これからもがんばってください!!


  • 編集済

    第1話 への応援コメント

    ウゴクヨミヒルです。企画へのご参加ありがとうございます。
    割烹のコメントに申請がありましたので、構成評価をつけさせていただきます。
    https://kakuyomu.jp/users/ugokuyomihiru/news/16818792437363368195

    構成について不安があるとのこと、そのへん気にしながら読んでみますね!

    >──まず、音が響いた
    から
    > 後日、発見されたその死体からは、心臓だけが失われていた。その事件を知ったのは、少し後のことだった。
    まで読みました。


    ### 通読中に気になったこと ###

    >──まず、音が響いた。
    >骨の軋む音が室内に響く。肉を裂く音ではない。“関節を外す音”。微細なズレを押し広げる、捻れと歪みの音。

    雰囲気はわかります。ただ「まず」の役割について気になります。私の印象ですが、かなり壮大な物語に使われやすい始まり方という印象がきます。それに、「肉を裂く音ではない。」の否定は役割が不明瞭で、ただ違和感が残ります。

    恐らくここは、

    1 微細なズレを押し広げる、捻れと歪みの音。
    でぼやっと輪郭をつくり、

    2 骨の軋む音が室内に響く。
    と客観的情報をつたえ、

    3 肉を裂く音ではない。
    イメージの差異を修正、

    4 “関節を外す音”。
    と伝えてそれが、何者かの動作によるディティールを完成させる。

    「微細なズレを押し広げる、捻れと歪みの音。骨の軋む音が室内に響く。肉を裂く音ではない。“関節を外す音”。」

    少しずつ怖い描写に迫っていく感じがあって、心理的効果も生まれます。なぜか否定された「肉を裂く音ではない。」にも役割ができます。原文の方でも最終的に場面はわかりますが、この順番で読ませる意図がちとわからないですね。

    > 無影灯のようなLEDが、一点だけを照らしている。そこに横たわるのは、まだ微かに温もりの残る中年女性の遺体。両腕はベルトで固定され、口には詰め物。爪にはマニキュア、唇には赤い口紅。

    無影灯のようなLEDと書き、遺体安置所が解剖室か、そういう場所であることがすぐわかるのはいいですね。無駄にひっぱりすぎてない。遺体の状態から死後まだそんなに時間が経っていなさそう。

    「横たわる」ですが自発的に横になった意味があるので、「横たえる」が正しいのではないか? という疑問があります。実はこの遺体は生きている、というのが劇中事実だとしても、先に誤用の印象がつくので、読者に対してフェアではない気がしますね。

    ディティールが乏しいのも気になります。あまり重要な場面ではないのでしょうか。小説の始まり部分なので、作品の雰囲気やテーマなど、物語を楽しむためのスターターキットを伝えられる重要なパートです。

    例えば、
    「両腕は黒い革製のベルトでしっかりと固定され、口には薄く裂けた白い布が詰め込まれていた。」と客観的な情報で詰めていくとと、この場面の冷たさを強調できます。「唇は血のように赤い口紅が」なんて書くと不気味さアップ。「唇は赤く鮮やかに彩られているが、そこに温もりはなかった。」と書くと感情に訴えますね。

    もっと言葉で遊んでもいいと思います。

    >口元にマスク、両目は冷え切った無表情。
    読者がこの「冷え切った」を堪能するには、冷え切ったとは真逆のものを対比としておいたりすると効果的です。というのも「冷え切った」って、日常ではほぼ体験しないのでイメージしにくく、想像するしかないのです。

    まだ四行目ですがここまでの時点で、「劇中の事実通りに描写することには注意できているが、それをわかりやすくイメージさせる工夫にまで気が回っていないのかも」という懸念を覚えます。

    続きいきまっしょい。

    >男は白衣のような薄い作業着を着ている。

    白衣じゃないかもしれないのね?

    >その手には、医療用の胸骨鋸(ストーンソウ)。

    漢字の意味からでも用途はわかるけど、知らない人はぐぐらなきゃいけない。両手で持つものか、ハンドガン程度の大きさか、ボタン操作か、トリガーを引いて使うものか、そういった情報はあったほうがいいですね。

    >エンジンが唸り、鋸の刃が妬ましく回転する。

    エンジンと聞くとチェーンソー並のものをイメージしますが、もしかしたらここは「モーター」ではないですか?
    鋸の刃の形にも触れてほしい。恐らく円形だと思いますが……。

    >金属の刃が骨に触れた瞬間、火花が散ったような臭気が立ち上る。

    比喩として火花、というのはわかるんですが、工具を当ててるのは骨なので流石に読者の善意に頼りすぎかな。これがありだとアリの幅が広がりすぎるので、読中感として許容したくないw

    >焦げた肉。砕けた骨髄。鉄臭い血の濁り。

    なんで肉が焦げる? レーザー系なの? なんか作者がよくわかってないまま書いてる印象があります。読者はそういうのすぐ察知します。

    >男はその切断面に指を滑り込ませ、手袋の音を鳴らしながら内側へと進む。

    その切断面に、ってどこだろう。その、にあたいする情報がない。

    手袋の音を鳴らしながら内側へと進む。も、ここで鳴る手袋の音がわからない。内側というか人体に手を突っ込んでいるのだから、奥へ、では? 内側でもわからなくはないですが。

    >肋骨の裏をなぞりながら、袋のような器官を慎重に引き抜く。

    肋骨って書いてるけど、雰囲気的にはあばら骨、のほうがあっていそう。あと、鎧みたいに大きい上にアーチ状の骨が連なっているので、肋骨のどのへんかイメージしたいです。恐らく遺体は仰向けで、胸側から手を入れていると思いますが、裏って書かれると背中側のイメージが被ってしまいます。読者がフォーカスしやすいように工夫してください。

    慎重にっていう動作も詳しく知りたいっすね。引き抜くも、他の用途で使うことが多いので、読者は絵としては思い浮かべられるけど、自分の体感と同期はしにくいです。引き抜くは、突き刺さっていたものを抜くときのようなニュアンスが強いです。これが例えば、人体に突き刺さっていた骨を引き抜く、ならわかるんですが、ここは違う気がしますね。

    >ズル…ッ

    ここですが、まず三点リーダ(…)ややダッシュ(——)は偶数個で使うのがセオリーです。ルールではありませんが、「偶数vsどっちでもいい」で議論があるくらいなのでもしご存じなければ一度調べておくと良いです。意図してやってるならOKです。

    それはそれとして、ズルッですが、ここまで場の空気や人物の雰囲気を言葉で伝えようと努めてきた印象がある中で、ここだけサウンドに頼った感じがして浮いてる気がします。


    >掌サイズの心臓はまだ暖かった。血の滴る心臓を、銀色の密閉容器にそっと納める。既に中には他のコレクションがいくつも沈んでいる。LEDの光が容器を照らし、鮮やかな赤色の心臓を芸術品のように映し出している。

    暖かかった、かな。送り仮名に注意です。
    そっと納める、が曖昧。
    「既に」とは? どこにかかった既になのか不明。
    沈んでいる、も、恐らく数々の臓器だけど、沈んでいくものなのか? という言葉の違和感。それに沈んでいる状態にだけフォーカスが当たってしまいます。
    照らし、は照らされた、かな。
    芸術品にもいろいろあるので、一言ほしいですね。「宝石のように」と書くとこの人物の心境ともリンクしそうですが。

    いいシーンなのにただの情報の羅列になってしまっています。

    >蓋を閉め、ケースに収めながら、男は小さく呟く。

    呟く?
    まだ呟いていない?
    呟いた後に使うケースもありますが。該当しそうなセリフやタイミングがわかりません。

    それなら、この後つぶやきがあることを期待するぜ!

    >部屋の空気が冷え込む。
    >彼は壁のフックから黒いレインコートを取り、背負った。そして被害者のスマートフォンを拾い、カメラアプリを起動する。写真フォルダには数千の写真が保存されており、どれも楽しそうな表情が写っていた。そんな写真には目もくれず、男はスマホのカメラ範囲に遺体を収める。

    レインコートを背負う。特徴的な動作ですね。このあとこの犯人?を特定する手がかりになりそうです。
    被害者? 遺体のこと? 急に呼称がスライドした印象。
    カメラアプリを起動する、と書いてあるけどパスワードは? 自分のじゃないよね。ロック状態でもカメラアプリは起動できるけど、アルバムの中までは見れないはず。写真には目もくれずとあるけど、初期画面がアルバム? スマホのカメラ範囲って、普通に「画面」でよくね?
    遺体を収めるも、「さっきまで温もりを保っていた遺体」とか付け加えるだけでシーンに厚みがでますね。

    >「カシャ」

    括弧? 口で言った? さっきのズルッ…は括弧なかったですよね。
    あ、じゃあこれがさっきの呟きのこと?wwww 口カシャっwwww

    はい、真面目に。
    こういうのいじられるネタになりやすいので、何かしらの演出意図があるにせよわかりやすく。いずれにせよ、セリフ以外に「」を使うのは推奨しません。

    あとここってきっと、解剖室的な静かな部屋にカメラの無機質なシャッター音だけが一瞬響き渡って、また無音に戻る、静→音→静の変化を演出したかったように思えるのですが、どうでしょう。

    「シャッター音が、冷え切った空間に乾いた一音を落とした。」
    とか書くと、ここまで積み重ねてきた表現との相乗効果も狙えますね。こういうのが小説だと私は思います。

    >──光のない地下室から、男は次の「標本」を求めて、夜の街へと消えた。

    うんうん、流れはわかる。光のない地下室、は牽引要素として◯。
    けど外の様子に対しネオン街とかなんかほしいっすね。
    読者にこの人物のシルエットを印象付ける大事なところです。さっき背負ったレインコートの存在も、あらためてリマインドさせたいです。羽織ってるんですよね? 雨は降っているのかな?


    ここまで、頭に映画的映像があって、このシーンの雰囲気にあった言葉を使おうとしている意思は十分に感じました。しなしながら、使った言葉や表現など、読者に与えた情報を活用していないです。コンボのない音ゲーをやっている感じです。

    描写も映像に映せる内容が多く、これではただの情報が並んでいるだけです。物語りを伝える小説的な感覚というより、脳内映像の言語化で書いている感じがあります。読者は映像が見たいのではなく、物語を伝えてほしいのです。

    サイコパス系人物の無感情な視点を、地の文にも継承させたのかもしれませんが、削ってはいけないことまで削っています。

    以降は視点が変わるようなので、その辺を気にしつつ読んでみますね。


    >深夜2時過ぎ、郊外の高級住宅街
    >汗のにじむ掌で口元を覆いながら、深町優斗(20)は目の前の玄関に視線を固定していた。マスクを着け、フードを深く被る。マスクの中は嫌な空気が籠り、外に吐き出してもフードで遮られ顔中に嫌な汗をかいていた。

    ここもですね。汗をかいていた、で終わるのではなく、だからなに? と突っ込んで、感情を伝えることが小説なんです。それを怠るとただの情報、映像の設計図である脚本文体になるのです。

    例えば、この一文を脚本の文体にすると、こうなります。

    ━━━━━━━━━━
    INT. アパートの玄関前 – 夜
       深町優斗(20)、玄関をじっと見つめる。
       汗で湿った掌で口元を押さえる。
       マスクを着け、深く被ったフード。
       マスク内は湿気がこもり、呼吸はフードに遮られ、顔は嫌な汗に覆われている。
    ━━━━━━━━━━

    文章からわかる情報量が、ほとんどかわらないでしょ?

    >その手にはバール、ポケットの中には手製のゴム手袋。

    バールをどんな風に持っている? こういう描写を通して、場の空気やこれから起きることを感じさせるのも小説に求められる描写ですね。

    >小声の指示。言ったのは滝口(たきぐち)、闇バイトのリーダーを名乗る男。といっても、何回か闇バイトに参加しただけのやつだ。

    ここだけなんか一人称でツッコミを入れてるような感じです。違和感。

    >スマホのバイブが震えた。

    二重表現ですね。
    「ウサギがピョンと跳ねた」はOKですが、「ウサギがジャンプして跳ねた」は二重です。

    >優斗は唇を噛んだ。もう5回は読んだ脅迫文。 >恨み節だけはつらつらと出てくるが、闇バイトと知らずに応募したのは自分だ。 >高校でやりたい事が見つからず、とりあえず周りが大学に進学するから、と流されるように訳の分からない大学に進学した。大学側も分かりきってたのか、そんな馬鹿な学生からよく分からない名目で授業料を巻き上げている。

    ここもそう。「大学側も分かりきってたのか、そんな馬鹿な学生からよく分からない名目で授業料を巻き上げている。」これは一人称的視点ですよね? 客観的言い方ではなく、こう書いた意図がわかりません。地の文は中立的語り手として、こういう価値観や人格を持たせないのが通常です。演劇の語り部や狂言回しならありですが。

    >大学生になったからと、実家を出て一人暮らしを始めたが家賃も光熱費も滞納、就活も失敗続き。社会なんかクソだ、と他責思考でここまでやってきた。
    >母親には連絡もできてない。情けなくて電話なんかできなかった。

    ここはOKですね。

    >犬の餌にもならないプライドが優斗を支配し、初めて「闇バイト」という文字列に手を伸ばした、あの瞬間を悔いても遅い。

    ここでようやく小説らしい一文をみれました。「あの瞬間を悔いても遅い」が、高校からここまでのエピソードと絡まって、読者にドラマを想起させますね。

    >廊下の灯りを遮断しながら、足音を消すように侵入する四人。物音ひとつ立てぬようにキッチンと寝室を分担して物色する。タンスや引き出しなど、金目の物がありそうなところを大体物色し終えると、金品を鞄に詰め込み、リビングに集合する。

    ここちょっとふわふわしていますね。
    廊下の灯りを遮断しながら? 足音を消すように侵入する? ちょっと体をつかってやってみてください。廊下の明かりを遮断する、は何の為に?と思います。足音を消すようにだと、足音を立てないぞ、という意思が弱いです。その前に、足音を立てないようにしているはずで、鳴った足音を消すことにフォーカスが当たって、どんな方法で消してる? というか鳴らすのはOKなの? といった重箱の隅を突くようなツッコミが頭にできちゃいます。物音ひとつ立てぬように、も意味はわかりますが、結構大変では? 何時間コース?w

    読者は行動を知りたいのではなく、その行動の意図や心境を知りたいのです。

    >今度は、それぞれ二人ずつ一階と二階で分かれ物色していく。優斗と滝口は外から見られていないか監視がてら一階を物色していると、二階で怒号と物音が聞こえる。

    分かれて、かな。

    > 優斗は固まっていたが、滝口は状況を直ぐに察したようで「マジかよ!」と舌打ちをして二階に行こうと階段を上ったときだった。

    ここ文章がおかしいです。
    「優斗は固まっていたが、滝口は状況を直ぐに察したようで「マジかよ!」と舌打ちをした。そして、二階に行こうと階段を上ったときだった。」
    という感じだと思うのですが。

    > 鈍い音と男の短い悲鳴。激しい足音と人が倒れる音。滝口が階段の途中まで駆け上がると、上の階からバールを持った八木と上村が血相を変えて駆け下りてくる。八木の持っていたバールには血がついていた。

    血がついていた、だけだと物足りないです。たぶん血がバールの柄を伝っていたんだよね。そもそもこれ優斗か滝口のどっちがそれに気づいた視点の描写なの? バールは赤や黒系統が多いので、ちょっとやそっとの血がついただけではすぐわからないと思います。室内の明かりの反射で気づいたとか、軍手に血がついていたとか、きっかけがほしいですね。あとそれくらいの血液量なら衣服などにも返り血が飛び散っていそう。

    ディティールが甘いと読者は勝手に想像しますし、その答え合わせができないと不満を抱きます。

    >「クソっ!この馬鹿野郎!出来るだけ傷付けるなって言われてたろ!」
    >「だって…!ジジィが起きてるなんて!それに抵抗までしてきたんだぞ!出来るだけ傷付けるなだろ?!抵抗されたから仕方なくって言えば大丈夫だ!」

    なんか舞台のお芝居っぽいセリフだと思えました。長い、説明、主語述語が明瞭で、文法が整っている。現場をシリアスに捉えると、彼ら今アドレナリンドバドバでこんな何単語も繋がる言葉が出せるとは思えないんですが。

    「この馬鹿野郎!」
    「だって…! ジジィが起きてるなんて!」
    「傷付けるなって言われてたろ!」
    「出来るだけだろ?! 抵抗されたから仕方なくって言えば大丈夫だ!」

    これでも十分通じます。
    原文でダメってわけじゃないんですが、この先これで統一できているかどうかがポイントになります。

    >八木が逆上し、上村は反射的に八木を殴る。もう周りの家に聞こえそうなくらいの物音を立てる二人の言い争いに滝口はドン!とバールを壁に叩きつける。

    ここは典型的な指示文で、つまりは脚本的です。「叩きつけ、空気を震わせた」とか、そういう体感に訴える言葉がほしいですね。

    >「てめぇらの勝手な行動で俺達まで迷惑すんだよ……ちくしょう、やっちまったもんは仕方ねぇ。とにかく今は持てるもんだけ持って出るぞ!」

    うん、まぁこういう風に喋る世界なのかなぁ。

    >滝口の圧に二人は静かに頷き、一階で片手程度の貴金属と財布を最後に盗む。優斗が階段の上から見える血だらけの人の頭に目を奪われていると、肩を強く掴まれた。

    片手程度っていうか、片方の手のひらに持てる程度、かな。こういうは小説っぽく書こうとして、文章が壊れているだけです。

    「優斗が階段の上から見える血だらけの人の頭に目を奪われていると」は一文として長すぎですし、「血だらけの人」も、「血だらけ」の語感がチープ。あと人以上の情報があるはずです。さっきのジジイだよね? わかるように言っておかないと、隠されている、何か意味があると、読者は勘繰るかもしれません。それが設計通りならまぁわかります。

    > ドォン……ドォン……
    > 静寂の住宅街に不釣り合いな車の音。

    ドォンが車の音?
    劇中では確かにドォンかもしれないけど、他の用途で使われることもある擬音なので、補足がほしいですね。「静寂した住宅街の片隅に響く、車のエンジン音」。と書くだけでもありがたい。

    > 一台の黒いバンが道に停まっている。闇夜に紛れる車は何故か不気味に見えた。

    何故か?と思ったのは誰? 少なくとも私はなぜとも思わずとも、このシチュエーションなら不気味に思います。闇夜に紛れる、も主体的でなんか変。「闇夜に溶け込むように停まる車」というニュアンスで使ったのでは?

    > 少しすると、ドアが開き運転席から男が降りてきた。男は車の後部を開け、中から人のような物体を担いで出した。位置を調整したのだろうか、すぐに物体を車の中にしまう。

    少しすると、はこの場面、この雰囲気からみると、素人臭い表現に感じますね。
    男のガタイを知りたいです。それくらいは車の中からでもわかると思いますし、誰であっても最初に認識すると思います。小柄な人? 大柄な男? 髪型とかは?

    どうやって人のような物体、と認識できた? そもそもその物体はどんな物体? 手足が確認できた? 寝袋やゴザみたいなのに巻かれれたけど、長さや折り畳まれ具合からそう思えたの? ポジションを調整するだけなら担いで出す必要までなくね?

    >「え……?」

    えってわざわざ言ったのですか? 思わず声が出た、とかほしいですね。

    > 男の顔は、マスクとサングラスで全く見えない。そもそも男かどうかも怪しかったが、優斗は直感的に男だと思った。

    これはありですが、尚更さっきのところで体の大きさに関する描写がほしかったですね!

    > 男の動作には一切の迷いがなかった。

    ここでいう迷いとはその物体に対する感情的なためらいではなく、位置を変える上での動作の滑らかさことですよね。
    雑に扱う様子でとか、淡々とした様子でとか、事務的に慣れた動作で、とか、そういう風に言いたかったのでは? その物体が人間かどうか、を読者は気にしている場面なので、そこで謎の人物に対する想像と「迷い」が被ると、言葉のかかっているところを誤認しやすいです。

    >死体のような人影は車の中で決して動くことは無かった。

    物体は「人影」だったの? となると何かに包まれた感じでもなさそうですね。

    >男は、車から顔を出した優斗と目を合わせた。

    目を合わせたっていうより、こちらの存在に気づいた的な?
    というか、顔を出してたの?w 

    >目は見えない。だが、確実に見られた。

    目は見えないというか………………いや、ちょっと待って。

    まずさっきの「男は、車から顔を出した優斗と目を合わせた。」は地の文で神様視点だから、男が優斗を見つけて目を合わせたのは劇中事実ってことですよね?

    で、この行では「目は見えない。だが、確実に見られた。」とあり、これはじゃあ、優斗視点なんですよね。

    じゃあ「優斗から男の目は見えなかった。でも確実にみられた気がした」と書くところなのでは?
    どうしたいのかがわからないです。

    > 次の瞬間、男はスマートフォンを構え、シャッターを切った。
    > 一枚だけ。
    > まるで証拠のように、あるいは「選別の証明」のように。
    >「あいつ……なんだ……?」

    顔は出したままだったのかな? 普通目があったと思えたのなら、すぐに顔を引っ込めると思うけど。不自然。

    > 滝口らが戻ってくる。優斗は滝口に「早く車開けろ!」と急かされ、車のドアを開ける。しかし、男の方に振り返ったその時には、もうバンは走り去っていた。

    一連の流れで優斗の行動がよくわからないですね。撮影されるところまで顔は出しっぱなし? 振り返ったとは? 逆の方を向いていた?

    > そして、その夜を境に、仲間の一人が行方不明になる。
    > 後日、発見されたその死体からは、心臓だけが失われていた。その事件を知ったのは、少し後のことだった。

    「そして」の使い所にちょい違和感。接続詞なので、今まで語ったせっかくの物語の輪郭や余韻を削ってしまっている。
    「その夜」っていうか、今まさに読者が読んだ直近のこの夜のことですよね。なら「この夜」じゃないかな?

    この四人の日々の生活がどうなっているのかまだわかりませんが、行方不明というか、音信不通のほうがあっているかもしれません。一緒に暮らしているの?と思えちゃいます。それで合っているとしても唐突な気がします。

    死体の発見場所はどこ? ここで場所を書かない理由は? 遺体の状態にだけフォーカスさせたいのであれば書く必要はないですが、「発見」と書かれている以上、読者はその場面を想像したいと思います。


    ### 総評 ###
    冒頭で指摘した「劇中の事実通りに描写することには注意できているが、それをわかりやすくイメージさせる工夫にまで気が回っていないの」のままここまで駆け抜けた感じです。

    物語を「伝える」ではなく、物語を「見せる」精神で書いていると判断するしかありません。

    恐らくですが、映画などの映像媒体からも表現のヒントをつかもうと苦慮されていると思います。ストーリ一の構成力、特にテンポの部分からそう思えました。しかし読者の脳に作者がイメージする映像を浮かび上がらせる方向に意識が向いており、「感じさせる」という部分が欠落していると思えました。ですので読者が抱く疑問も想定しきれていません。

    一度、脚本の勉強の時間をとり、映像的描写と小説的描写との見分けをはっきりつけてください。そんなに難しくありません。

    最近、始めた作品で解説していますので、よろしければ参考にしてください。他の方へつけた構成評価にも本作と被る指摘が多々見受けられますので、ぜひ参考にしてくださいね。

    無限の猿定理 ーウィリアム・モンキーをやっつけろ!ー
    https://kakuyomu.jp/works/16818792437698455343

  • 第1話 への応援コメント


  • 編集済

    第9話への応援コメント

    拝読させていただきました。一気読みでした。

    善人と悪人の魂が同じだなんて、あってはならない。なら俺は、魂で秤を作るしかなかった。
    法が裁けぬなら私刑しかない。
    俺は、それをしたまでだ。

    このシーン
    めちゃくちゃなことを言っているのに、
    なぜか共感できてしまいました。

    絶対に間違っています。
    だけど、この方の言い分もわかってしまう。

    この人なりの正義を貫いただけだと
    そう思ってしまう自分がいます。
    絶対間違いです。

    ただこれが実在の事件だったなら
    東京拘置所に差し入れを入れてしまったかもしれない。そんな危うい自分がいます。

    いろんなことを考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。

  • 第7話への応援コメント

    とてもあってなかった、とありますが、
    とてもあっけなかった
    ですよね…

    物語ドキドキします。続きを見ます。

  • 第4話への応援コメント

    お勧めで上がってきて、ここまで一気に読んでしまいました。

    1カ所だけ質問です。

    闇バイトさんかしゃ

    どうしてここだけひらがななのでしょうか。意図がある?それともただの誤植?

    これがもし意図があるとしたら、どこにつながるんだろうと、すごい考えなくちゃなぁって思ってます。

    続きを読みます!

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!

    すみません、完全に誤字ですね……早々に訂正します!


  • 編集済

    第9話への応援コメント

    死んだって、殺してやる
    この言葉に野狗子の狂気が表れてるように感じました。
    彼の優しさがここまでの狂気に変わってしまうとは…。
    そして完全に私個人が考えた…願ったことになりますがもしかしたらこの最後の台詞は野狗子に残された最後の優しさだったのかも…と思いました。
    もし誰かが悪いことをしようと来たとき…ふとこの言葉を思い出し思い留まるかもしれない。そう思い野狗子はこの言葉を言ったのかなと。
    色々と考えや気持ちが交差して上手く言葉に書くことができない…。頭も心もグチャグチャにさせられました…。
    私もミステリーは書いたことがありますが、真面目な作品を書くことができずコメディ要素を入れているタイプだったので、ここまで考えさせられる作品を書ける凄さがよく分かります。
    本当に面白い作品でした。まるで一本の映画を見ているようでこの作品を見れただけでも企画を作ってよかったと思います。
    最高の作品でした。貴方と貴方の作品に会えたことに感謝を。

    作者からの返信

    テマキズシ様

    コメントありがとうございます。
    とても丁寧に読んでもらえて嬉しいです!レビューも(大げさな気もするけど)ありがとうございます!
    レビューにもありましたが映画ミュージアム、僕も見た事があり正に意識して書きました。

    過去作にも似たような作品があるので良かったら読んでみてください!

  • 第1話 への応援コメント

    ひえ…。心臓を摘出とか怖すぎる…。
    自業自得とはいえ憐れな男だ…。
    そして清掃員の老人は犯人なのか?!それとも殺した直接描写がないからただの一般通過おじさんなのか?!
    ワクワクする1話!!!!最高です!!!

  • 第4話への応援コメント

    熊谷聖さん、こんばんは!
    榊原、無事だといいですけど。「サンプル」とは彼の事でしょうか。そういえば、ルビが無くて読めなかったんですが、「野狗子」って「のぐし」の読み方でしょうか? 天狗の狗ですよね。

    作者からの返信

    夏目 漱一郎様

    コメントありがとうございます!

    ルピに関しては申し訳ありません。こちらの確認不足でした。「野狗子」は「やくし」と読みます。作中にもありましたが中国の短編小説集に登場する怪物です。

    もし良かったら続きも読んでみてください!

  • 第1話 への応援コメント

    一話目にして、読んでいて引き込まれました。(;´Д`)