2025年6月5日 13:42 編集済
エピローグ 上演終了、終劇への応援コメント
完結、お疲れ様です。本題における主題は、普遍的なテーマ。いわば正義を問う内容になっています。その中でも今回、注目したい点が2つほどありました。まず1つ目。これは作者本人も自覚していると思われますが、正義である勇者が悪として描かれていること。つまり私という読者は、角の生えている俺(以下、主人公と呼びます)視点から正義を再定義する必要がありました。そのヒントになったのが3つ、妹を殺された主人公の描写、勇者の攻撃に巻き込まれ動けなくなった少年の描写、オッドアイゆえの苦しみから憎悪を増大させた少女の過去。そのどれもが残酷ながら、犠牲の上に成り立っています。いわば正義とは、悲しみを生み出す化け物のような存在なんだなと自問した故に辿り着きました。そして2つ目は正義の対立構造を敢えて野放しにしている点に焦点を定めました。野放しと言うと表現的には大袈裟かもしれませんが、この作品では移り変わる正義を、絶対悪として取り上げず、支持対象を地盤として組み立てることで、上手く調整しています。分かりやすく言うなら、勇者は民衆に、主人公は読者に、少女はさらに一部の読者にと。これにより、正義の孤立を防ぐ仕組みが出来上がっているのは見事だと思いました。勇者は正義、魔族は悪という単純明快な善悪論を乗り越え、現実でも見られる複雑な正義を勇者、主人公、少女に代弁させる手法は、今宵の時代の流れから見るに、盲点を突いた脱常識の短編と呼ぶべきでしょう。ですが正義とは何かと言う哲学問題を考えたら止まらなくなった旨が近況に示されていたので、今度は別の手法から、驚くべき展開を紡ぎだすのではないでしょうか。その手前として、ひとつ。私の脳内に存在する架空の友人の言葉をお借りします。それは、見知らぬ人間を感動させるよりも、私を知った人間に何度も驚きを与える方が遥かに難しい。この言葉の深い意味は私も良くは理解していません。しかしながら、創作という分野に携わっていると、ファンを繰り返し魅了させるのがどんなに至難の業か、嫌でも自覚させられます。ですが友人同様、本音では期待という感情が宿っています。彼らは貴方を応援しているのです。常にそれを忘れないように。では誤字脱字点検に参ります。第三幕、上層階流という表現。多分にして、上流階級という表現が適確ではないでしょうか。造語としての意図があれば、無視してもらって大丈夫です。またどこか(おそらく第四幕)で鳩尾なんて言葉がありましたが、フリガナを振ってあげた方が優しいのではと思いました。第五幕のドグチャッ!以降、感じてきた苦痛を擬音にして描写するシーンが、何行にもわたって書かれていますが、感じてきた苦痛の部位や場面の具体性が無ければ、ここは半分くらいに削っても良いかもしれません。加えまして、所々で強調の目的で使われているであろう「」が、箇所によっては大変見づらいものとなっていると感じました。読者側の負担軽減のためにも、二重の括弧である『』などを活用してくださると有難いです。長文失礼いたしました。大変、勉強になりました。またの新作、お待ちしています。
作者からの返信
まず、返信遅れて申し訳ありません。学校の勉強があったので、長文を書く時間がありませんでした。このたびは、私の作品を読んでくださり、丁寧な感想までしてでいただき、ありがとうございました。まず、「正義」に対しての私の解釈が読者に伝わっていることに喜んでいます。そもそも正義は、分かり易い明確な定義がないため、その意味を考えることに苦労しました。しかし漫画やアニメなどでは、子供から大人までが、悪を倒す主人公をかっこいいなどと、賞賛したりしています。つまり、「正義」は自分の行為を正当化するためのものだという結論に至りました。この作品では、勇者が「正義」である一方で、その行動によって生まれる犠牲や痛みに焦点を当てることで、読者に「本当にそれは正義なのか?」と問いかけたかったのです。だからこそ、角を持った主人公の視点から、もう一つの「正義」を描くことに挑みました。表現や語句へのご指摘についても、大変ありがたく思っています。「上層階流」は、造語ではなく、単純に私の語彙力が足りていないだけでした。また、「鳩尾」や擬音表現、なども、今後の作品づくりにしっかりと活かしてまいります。改めて、温かい言葉と鋭いご指摘の両方に、心から感謝しています。いただいた感想を大切に、これからもよりよい作品を届けられるよう努めてまいります。本当に、ありがとうございます。
編集済
エピローグ 上演終了、終劇への応援コメント
完結、お疲れ様です。本題における主題は、普遍的なテーマ。いわば正義を問う内容になっています。その中でも今回、注目したい点が2つほどありました。
まず1つ目。これは作者本人も自覚していると思われますが、正義である勇者が悪として描かれていること。つまり私という読者は、角の生えている俺(以下、主人公と呼びます)視点から正義を再定義する必要がありました。そのヒントになったのが3つ、妹を殺された主人公の描写、勇者の攻撃に巻き込まれ動けなくなった少年の描写、オッドアイゆえの苦しみから憎悪を増大させた少女の過去。そのどれもが残酷ながら、犠牲の上に成り立っています。いわば正義とは、悲しみを生み出す化け物のような存在なんだなと自問した故に辿り着きました。
そして2つ目は正義の対立構造を敢えて野放しにしている点に焦点を定めました。野放しと言うと表現的には大袈裟かもしれませんが、この作品では移り変わる正義を、絶対悪として取り上げず、支持対象を地盤として組み立てることで、上手く調整しています。分かりやすく言うなら、勇者は民衆に、主人公は読者に、少女はさらに一部の読者にと。これにより、正義の孤立を防ぐ仕組みが出来上がっているのは見事だと思いました。
勇者は正義、魔族は悪という単純明快な善悪論を乗り越え、現実でも見られる複雑な正義を勇者、主人公、少女に代弁させる手法は、今宵の時代の流れから見るに、盲点を突いた脱常識の短編と呼ぶべきでしょう。ですが正義とは何かと言う哲学問題を考えたら止まらなくなった旨が近況に示されていたので、今度は別の手法から、驚くべき展開を紡ぎだすのではないでしょうか。
その手前として、ひとつ。私の脳内に存在する架空の友人の言葉をお借りします。それは、見知らぬ人間を感動させるよりも、私を知った人間に何度も驚きを与える方が遥かに難しい。この言葉の深い意味は私も良くは理解していません。しかしながら、創作という分野に携わっていると、ファンを繰り返し魅了させるのがどんなに至難の業か、嫌でも自覚させられます。ですが友人同様、本音では期待という感情が宿っています。彼らは貴方を応援しているのです。常にそれを忘れないように。
では誤字脱字点検に参ります。第三幕、上層階流という表現。多分にして、上流階級という表現が適確ではないでしょうか。造語としての意図があれば、無視してもらって大丈夫です。
またどこか(おそらく第四幕)で鳩尾なんて言葉がありましたが、フリガナを振ってあげた方が優しいのではと思いました。
第五幕のドグチャッ!以降、感じてきた苦痛を擬音にして描写するシーンが、何行にもわたって書かれていますが、感じてきた苦痛の部位や場面の具体性が無ければ、ここは半分くらいに削っても良いかもしれません。
加えまして、所々で強調の目的で使われているであろう「」が、箇所によっては大変見づらいものとなっていると感じました。読者側の負担軽減のためにも、二重の括弧である『』などを活用してくださると有難いです。
長文失礼いたしました。大変、勉強になりました。またの新作、お待ちしています。
作者からの返信
まず、返信遅れて申し訳ありません。学校の勉強があったので、長文を書く時間がありませんでした。
このたびは、私の作品を読んでくださり、丁寧な感想までしてでいただき、ありがとうございました。
まず、「正義」に対しての私の解釈が読者に伝わっていることに喜んでいます。そもそも正義は、分かり易い明確な定義がないため、その意味を考えることに苦労しました。
しかし漫画やアニメなどでは、子供から大人までが、悪を倒す主人公をかっこいいなどと、賞賛したりしています。つまり、「正義」は自分の行為を正当化するためのものだという結論に至りました。
この作品では、勇者が「正義」である一方で、その行動によって生まれる犠牲や痛みに焦点を当てることで、読者に「本当にそれは正義なのか?」と問いかけたかったのです。だからこそ、角を持った主人公の視点から、もう一つの「正義」を描くことに挑みました。
表現や語句へのご指摘についても、大変ありがたく思っています。「上層階流」は、造語ではなく、単純に私の語彙力が足りていないだけでした。また、「鳩尾」や擬音表現、なども、今後の作品づくりにしっかりと活かしてまいります。
改めて、温かい言葉と鋭いご指摘の両方に、心から感謝しています。いただいた感想を大切に、これからもよりよい作品を届けられるよう努めてまいります。
本当に、ありがとうございます。