すごく好きなタイプのホラーです。怪異そのものも怖いんですけど。怪異と向き合った時の人間の葛藤がテーマとなっている本作。文学としての読み応えもあるんじゃないかと思います。コンパクトで読みやすいです。梅雨のシーズンにぴったりのホラー、お試しあれ!
彼女が高校生の頃にあった出来事を、交友関係を思ったまま明かし、当時の情景をまるで今も見てるかのように語る。引き込まれる描写で読む手が止まらなくなる、良い作品でした。