第3話 狼との出会い
### 夜明け前の決意
真夜中が過ぎ、リリアは眠れぬまま薬草室の調合台に向かっていた。月の光が窓から差し込み、彼女が作り上げた青い液体の入った小瓶を照らしている。「昨夜の薬だけでは足りない」——その思いが彼女を休息から遠ざけていた。
瞼は砂利を乗せたように重く、乳鉢を握る指先が痺れて感覚がなくなりつつあった。それでも彼女は調合を続けた。疲労で時折視界が霞むが、それすら薬師としての使命の前には些細なことに思えた。
《この薬をクラウス様に届ける方法を見つけなければ》
彼女は指先で青い液体の入った瓶をそっと回し、光の加減で色の濃淡を確かめた。昨晩作った治療薬は症状を和らげるものだが、本当に必要なのは根本的な解決策だった。
窓の外では、森からの冷たい風が木々を揺らし、枝葉のこすれる音が静寂を破っていた。リリアはふと、先ほど庭で見かけた黒狼のことを思い出す。あの金色の瞳は、昨夜廊下で見たものと同じだった。そして、薬草園での不思議な体験——彼女の銀の鎌が青く光った瞬間、ゲラルドの驚いた表情。
《すべてが繋がっているはず。クラウス様と黒き森、そして狼の姿...》
リリアは立ち上がり、壁に掛けられた「月の病」に関する古い図表を再び見つめた。そこには満月のサイクルと人体への影響が詳細に記されている。特に興味深いのは、図の端に小さな文字で書かれた注意書き。その横には、かすれた筆跡で母のメモが走り書きされていた。
「銀輝草は月の影響下にある者の変容を制御する。ただし、魂の浄化なくして真の治癒なし」——そして母のメモには「浄化とは受容のこと」と添えられていた。
指先が震える。それは疲労からではなく、何かを見つけた高揚感だった。
《魂の浄化...受容...母のペンダントは「浄化の星」と呼ばれていたわ》
彼女は思わず首元のペンダントに手を触れた。夜明け前の静けさの中、青い宝石が微かに温かさを帯びる。まるで彼女の思考に応えるかのように。
リリアは決意した。日の出を待ち、直接クラウスに会いに行こう。拒絶されたとしても、この薬と自分の意志を伝えなければならない。そして、もう一つ—
《今夜は薬草を求めて森に入る》
彼女は昨日の調査で、「月光草」と同じく珍しい薬草が黒き森に自生していることを図表から知っていた。それは「影狼草」と呼ばれ、特に獣性を持つ人間に効果があるとされる稀少な植物だった。
「まさか、本当に人狼の伝説が...」彼女は自分の考えに驚きながらも、それが真実である可能性を否定できなかった。
薬草室の扉が軽くノックされ、リリアは我に返った。
「リリア様、お休みになられていないのですか?」マデリンの心配そうな声が聞こえた。
「ええ、少し作業をしていたの」彼女は扉を開けた。
マデリンは寝巻き姿で、手に蝋燭を持っていた。「もうすぐ夜明けですよ。村では、夜明け前に眠らないと魂が迷い出すって言われているんです」
「そう?私の村では、夜明け前は母なる大地が耳を澄ます時間だから、大切な祈りを捧げるのにふさわしいと言われていたわ」リリアは微笑んだ。
マデリンは興味深そうに目を輝かせた。「素敵な言い伝えですね。あの...朝食の準備をしますから、少し休まれては?」
「ありがとう。でも先にお願いがあるの」リリアは青い薬瓶を手に取った。「これをクラウス様に届けていただけないかしら?」
少女は躊躇した。「それは...難しいかもしれません。朝は誰も入室を許されていないんです」
「そう...」リリアはがっかりした様子を見せたが、すぐに決意の表情に戻った。「では、私自身が直接会って渡すしかないわね」
### 朝の対決
朝食を終えたリリアは、白と緑の薬師服に身を整え、腰には銀の鎌を下げた。薬瓶を手に持ち、クラウスの書斎へと向かう。
「リリア様!」ゲラルドが彼女の前に立ちはだかった。「どちらへ?」
「クラウス様にお会いするわ」彼女は毅然と答えた。「この薬を届けなければならないの」
「しかし、主人は会わないとおっしゃっています」
「薬師として、患者を見捨てることはできません。たとえその患者が会いたくないと言っても」彼女の瞳には強い意志が宿っていた。「もしクラウス様が本当に私を追い出したいのなら、直接そう言ってもらいます」
ゲラルドは彼女の決意に圧倒されたのか、しばらく黙った後、「...書斎におられます」と小さく告げた。
リリアは深く息を吸い、扉をノックした。
「誰だ」低い声が響いた。
「リリア・ハーブライトです。お話があります」
長い沈黙の後、「入れ」との返事があった。
書斎の扉を開くと、クラウスは窓際に立っていた。朝日に照らされた姿は昨日よりも青白く、疲労の色が濃い。彼は振り返り、リリアと視線を合わせた。瞳は深い藍色で、昨夜見た金色の目とは全く異なっていた。
クラウスは窓辺から一歩離れた。《この女、なぜ帰らないのだ》彼は内心で焦りを感じていた。左手の指先が微かに痙攣し、耳の先が熱くなる——変化の前兆が、彼の理性に小さな亀裂を入れ始めていた。
「お願いした筈だ。帰ってくれと」彼の声は冷たかったが、その底に僅かな苦痛の色が混じっていた。
「帰れません。私はハーブライト家の薬師として、治療を全うする責任があります」リリアは一歩前に進んだ。「そして何より...あなたの苦しみを見過ごすことができないのです」
クラウスの表情が一瞬、揺らいだ。《薬師の目は厳しい》彼は思った。《彼女には隠せない》
「私には治療法があります」彼女は青い薬瓶を差し出した。「昨夜作りました。少なくとも、症状を和らげることができるはずです」
「ハーブライト...」クラウスは手袋をした左手で無意識に右手首を摩っていた。「あなたは何も知らない。これは単なる病ではない。呪いだ」
「呪いだとしても」リリアは毅然と答えた。「私には可能性があります。薬草園に生えていた銀輝草を使いました。あなたの家に代々伝わる薬草です」
クラウスの目が僅かに見開かれた。心臓が速く打ち始める。
「あの植物を知っているのか」
「はい。そして、その用途も。『月の影響下にある者の変容を制御する』のですね」
クラウスはリリアをじっと見つめた。彼の表情には驚きと共に、何か希望のような感情が浮かんでいた。しかし、すぐに厳しい面持ちに戻った。
「知ったところで何になる。これは治るものではない」
「でも、症状を和らげることはできます」リリアは諦めなかった。「今夜は満月に近い。その時が一番辛いのでしょう?」
クラウスは反論できないように黙った。彼は窓の外を見て、つぶやいた。「満月前の三日間が...最悪だ」
「だからこそ、この薬を試してください」リリアは彼に近づいた。「それに...私には別の疑問もあります」
「何だ」
「あなたは昨夜、庭にいましたか?」
クラウスの体が一瞬強張り、鋭い視線がリリアに向けられた。「誰かに会ったのか?」
「大きな黒狼を見ました」リリアは率直に答えた。「金色の瞳を持つ狼を」
部屋に重い沈黙が落ちた。クラウスは彼女から少し距離を取り、背を向けた。彼の肩が微かに震えている。
「帰れ」彼の声は震えていた。「帰るんだ。今すぐに」
「お薬を...」
「いらん!」彼は怒鳴った。「誰の助けもいらない。これは私の...宿命だ」
その時、彼の左手が激しく震え始めた。クラウスは痛みに顔を歪め、机の端をつかんで支えとした。カレンダーに目をやると、そこには満月の印が付けられていた。あと二日。
リリアは迷わず彼の側に駆け寄り、肩に手を置いた。
「お飲みください。お願いします」
クラウスは彼女を振り払おうとしたが、痛みで力が入らない。リリアは迷うことなく薬瓶のコルクを抜き、「まず少量だけでも」と促した。
抵抗する力もなく、クラウスは小さく頷いた。リリアが差し出す薬を一口だけ飲む。青い液体が喉を通ると、彼の表情がわずかに和らいだ。
眉間の緊張が解け、指の痙攣が収まっていく。クラウスは不思議そうに自分の左手を見つめた。
「少し...楽になった」彼は驚いたように呟いた。
「効いていますね」リリアは安堵の笑みを浮かべた。「残りもお持ちください。夕方に、もう一度飲むといいでしょう」
クラウスは言葉少なに頷き、薬瓶を受け取った。彼の青い瞳には、昨日まで見せなかった感情が浮かんでいた——感謝と、ほんの僅かな希望。
「二日後まで、この屋敷に滞在することを許可する...リリア」彼はためらいがちに彼女の名を呼んだ。「だが、約束してくれ。満月の夜、決して部屋から出ないと」
「約束します」リリアは真剣に答えた。「でも、もう一つだけ...」
「何だ」
「私は今夜、森に薬草を採りに行きます。『影狼草』を探すために」
クラウスの表情が強張った。「禁じる。あの森は危険だ」
「薬師として、必要な薬草は自分で採取します」リリアは引かなかった。「それに...」
彼女は言葉を選びながら続けた。「もし私の考えが正しいなら、森の中で大きな黒狼に出会っても、危険はないはずです」
クラウスは何か言いかけたが、口をつぐんだ。代わりに深いため息をついた。
「強情な女だ...」彼は諦めたように言った。「だが、日没前に必ず戻ってくること。それが守れないなら、この話はなし」
「わかりました」リリアは頷いた。「約束します」
### 薬草を求めて
昼食後、リリアは森への遠征の準備を始めた。薬草収集用のかごに、清潔な布、小さなナイフ、そして母の薬草事典を入れる。そこに銀の鎌も加え、庭へと向かった。
「リリア様、本当に行かれるのですか?」マデリンが心配そうに尋ねた。
「ええ。とても貴重な薬草があるの」リリアは微笑んだ。「でも約束したわ、日没前には必ず戻るから」
「気をつけてくださいね。森には...」マデリンは言いよどんだ。
「森には何がいるの?」
「噂では...巨大な狼がいるって。村人たちは『黒き森の守護者』と呼んでます」少女は小声で続けた。「でも、守護者を恐れる必要はないんですよ。悪い人にだけ牙を向けるんです」
リリアは黙って頷いた。彼女の推測が正しければ、その「守護者」は他ならぬクラウス自身。しかし、それを口にするわけにはいかなかった。
「ご案内しましょうか?」屋敷の門の近くで、ゲラルドが声をかけた。
「大丈夫です。昨日、薬草園からよく見える山道があったわ」
ゲラルドは渋々頷いた。「日没は七時頃です。それまでにお戻りください」
リリアは約束した通り、山道を通って森へと入っていった。天気は良く、空は澄み渡っていた。しかし、森に足を踏み入れると、光の具合が変わった。木々が密集し、昼なお薄暗い空間が広がっていた。
風向きが変わり、森の匂いが湿った土から何か獣のような生々しい臭いへと移り変わった。リリアは身震いを抑えることができなかった。
《何かが近くにいる...》
彼女は母から教わった方法で方角を確認しながら進んだ。時折、珍しい薬草を見つけては採取し、事典を参照しながら分類していく。
やがて小さな渓流にたどり着いた彼女は、驚くべき光景を目にした。水辺の岩場には、何かの大きな足跡が並んでいた。リリアは足跡に手を当てた。まだ温もりが残っている。「まるで今さっき通ったみたい...」
足跡を数歩先まで目で追うと、その先の小さな空き地に紫色の花を咲かせた低い草が一面に広がっていた。見つけた瞬間、彼女の呼吸が止まった。
「影狼草...見つけた!」
彼女は喜びを抑えきれず声を上げた。すぐに銀の鎌を取り出し、丁寧に数本を刈り取る。その際、鎌が再び青く光るのを見た。
「不思議ね...」
採取を終え、リリアは来た道を戻ろうとした。しかし、立ち上がった瞬間、彼女は不安に駆られた。森の中で方向感覚を失っていたのだ。
《どっちが来た方向だったかしら》
木々は似たように見え、日光も均一に森を照らしていた。彼女は冷静さを保とうと深呼吸し、太陽の位置から大まかな方角を判断した。
「屋敷は東...だから、こっちのはず」
しかし、歩けば歩くほど、周囲の景色は見知らぬものになっていった。森の奥へと誘われているような感覚に襲われる。ぬかるみが足を引き留め、小枝が彼女の髪に絡みついた。
リリアは腕時計を見た——四時半。日没までまだ時間はあるが、このままでは森の中で暗くなってしまう。胸が締め付けられ、不安が全身を駆け巡る。
《落ち着いて...薬師なら森で迷うことなんてよくあること》
彼女は再び事典を開き、方向を見定めるための記述を探した。しかし、ページをめくる手が震えていた。
その時、背後で枝が折れる音がした。リリアは急いで振り返り、そこに立ちすくんだ。
森の中の薄闇に、一対の金色の瞳が輝いていた。
昨夜見た黒狼だ。
リリアの心臓が激しく跳ねた。しかし、不思議なことに恐怖は感じなかった。むしろ、安堵感さえあった。
「また会ったわね」彼女は静かに言った。
狼はゆっくりと茂みから姿を現した。漆黒の毛並みは森の闇に溶け込むようだった。その金色の瞳が、リリアをじっと見つめている。彼が一足踏み出すと、リリアは左前脚が微かにぎこちないことに気がついた——まるで朝方、クラウスが痛めていた左手のように。
「迷子になってしまったの」彼女は素直に告げた。「屋敷に戻る道を教えてもらえないかしら」
狼は耳をピクリと動かし、リリアの言葉を理解したかのように頭を傾げた。そして、彼女から少し離れた場所に移動し、振り返って彼女を見た。明らかに「ついてきて」という仕草だった。
《やはり...この狼は普通じゃない》
リリアは決断し、狼の後を追った。黒狼は時折立ち止まって彼女を待ち、道中の障害物を慎重に避けるように誘導した。太い倒木があれば迂回し、ぬかるみがあれば浅い場所を教えるように立ち止まる。その導き方は、まるで人間のようだった。
彼の呼吸の音は、森の中で不思議と心地良いリズムを刻んでいた。力強い背中の筋肉が波打つように動く様子は、ただの獣と言うには余りにも神秘的だった。
歩みながら、リリアは彼に語りかけた。
「クラウス様...もしあなたが本当にそうなら、うなずいてみせて」
狼は歩みを止め、リリアをじっと見つめた。そして、ほんの一瞬だけ、左前脚を微かに痛めるように持ち上げた。うなずきではなかったが、彼女にとっては十分な答えだった。
《やはり、あなたなのね》
彼女はそれ以上何も言わず、黙って狼に従った。やがて木々が開け始め、森の端に差し掛かった。遠くに屋敷の塔が見えてきた。
「ありがとう」リリアは心からの感謝を込めて言った。「あなたのおかげで戻れたわ」
狼は彼女と屋敷の間に立ち、彼女が安全に帰れるのを確認するかのように見守っていた。リリアが数歩進んだ後、振り返ると、狼はまだそこに立っていた。
「もう一度会えるかしら」彼女は声をかけた。
狼は静かに頭を下げ、そして森の闇へと消えていった。残されたのは、深い静寂と、かすかに残る野生の匂いだけだった。
### 薬草室での調合
日没の一時間前、リリアは無事に屋敷に戻った。玄関でゲラルドが彼女を待っていた。
「無事でよかった。日没が近いので心配していました」
「ありがとう、ゲラルド様」リリアは微笑んだ。「素晴らしい収穫がありました」
彼女は薬草室に戻り、すぐに採取した影狼草の調合を始めた。昨日見つけた「月の病」に関する図表によれば、銀輝草が変容の「制御」に効くのに対し、影狼草は「調和」をもたらすという。
《二つを組み合わせれば、クラウス様は二つの姿と共存できるようになるかもしれない》
リリアは集中して薬草を刻み、それぞれの効能を最大限に引き出す調合法を試みた。母の日記にもヒントがあった——「月の影響下にある病には、月の光で調合するべし」
窓から差し込む月光の下、彼女は慎重に成分を混ぜ合わせていく。影狼草の黒紫色の汁と銀輝草の銀色の液体が混ざると、不思議なことに深い紫色に変化した。
調合中、リリアは屋敷の二階から聞こえる低い呻き声に耳を澄ました。クラウスの変身が始まっているのだろう。痛みに耐える呻き声に合わせるかのように、彼女の調合した液体が僅かに脈動し始めた。
《薬は効いているようだけど、完全には抑えられていない》
混合物が完成に近づくにつれ、色が変化し、深紫色から藍色へと移り変わっていく。そして最後に、彼女がペンダントに手を当てると、その中心に一瞬走った青い亀裂から、月光を吸ったような雫が零れ落ちた。それは金属でも水でもない青白い光の液体で、調合物に入った瞬間、液体全体が輝くような青紫色になった。
「母さん...」リリアは驚いて首元のペンダントを見た。青い宝石が一瞬だけ光り、すぐに普通の姿に戻った。「浄化の星...本当に魂を浄める力があるのね」
できあがった薬は、昨日のものより深い色合いを持ち、ガラス瓶の中で微かに脈動しているようだった。リリアはそれを大切に瓶に封じ、「明日、渡さなければ」と心に決めた。
二階からの唸り声が今度は遠吠えに変わった瞬間、薬瓶の中の液体が鼓動するように光彩を放った。まるで二つが呼応するかのような不思議な現象に、リリアは息を飲んだ。
疲れた体を引きずるように自室へ戻る途中、彼女は二階の廊下を通った。クラウスの部屋の前で足を止めると、中からかすかな寝息のような音が聞こえた。昨日の薬が効いているのだろうか。
安心したリリアは自室に戻り、ベッドに横たわった。今日の冒険、黒狼との再会、そして薬の完成——すべてが彼女の中で混ざり合い、疲労感となって押し寄せてきた。
窓の外では、月が雲間から顔を出し、森全体を銀色に染めていた。彼女は手帳に今日の出来事を記すと、薬草園で見つけた銀輝草の葉を一枚、記念として押し花のように挟んだ。
《明日こそ、クラウス様に真実を...》
その思いを胸に、リリアは深い眠りに落ちていった。
呪われた騎士団長と身代わりの薬師令嬢 @kasumion
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