誇り高きお嬢様と個性派仲間たちが織りなす、可笑しくも温かな物語
- ★★★ Excellent!!!
まるで宝石箱をひとつひとつ開けていくような物語でした。可憐で誇り高いヴィクトリア隊長を中心に、仲間たちとの軽妙な掛け合いと、ときに胸がきゅっとなるような人間ドラマが織り込まれていて、毎話読むたびに心がほぐれていきました。ユーモアと優しさが同居していて、特にレベッカさんやラース先生のやりとりは、笑いながらも胸の奥が温かくなります。魔獣や素材といった冒険要素もしっかりと組み込まれていて、ファンタジーとしてのワクワク感も抜群。作者さまの筆が運ぶ言葉には、キャラクターへの深い愛情がにじんでおり、それが読者にも自然と伝わってくるのです。この物語に出会えて、とても幸せでした。これからも、新生第三部隊の活躍を、心から楽しみにしています。