第8話
2人の戦いはどんどん熱を帯びていく。
2人の言葉にも力がこもっている。
しかしそんな、戦場で場違いに思えるほど
冷静な声が圭吾の頭に響き渡った。
そこ正体は先ほど霊魂化とともに発動した
追従霊魔。
『最適な行動を模索。範囲を広げ、検索します。ヒット
マスター、スキル下克上を獲得しますか?』
は?なんだこの声?
三枝には聞こえてないみたいだ。
三枝は急に止まった圭吾を見てきょとんとしている。
お前がだれかは分からない。
でも、それが最適解なんだな?
だったら、、ああ獲得する。
『了解しました。
スキル下克上を申請。
許可されました。概要をお伝えします。
スキル下克上。
このスキルは単純計算で2倍以上の格上を相手にする時、自分の力が2倍されるというものです。
使用しますか?』
そりゃあもちろん、
「スキル下克上。発動」
圭吾は初めての戦闘、
侍にとっては久しぶりの戦闘。
それが相まってとても高揚していた。
本当だったらもっと真剣に考えなくてはいけない場面。あの声がなんなのか考えてから決めるべきところ。
しかし、もっと戦えるならと単純に答えをだしてしまった。
それが偶然にも、この場面では吉となる。
「スキル3つ目っ!?」
三枝が驚いたように言う。
「フッ!」
圭吾が大きく地面を蹴り、三枝のもとに走り出す。
一瞬焦った三枝だったが、すぐに余裕を取り戻した。
俺だったらビックリして隙をさらしちゃうと思ったけどな。
さすが、、としか言いようがないな。
三枝が自身の魔力を弾にして、打ち出す。
しかし、その弾は動きがゆっくりで圭吾には当たらない。
圭吾がその弾を余裕でよける。
『マスター!
回避ではなく、ダメージ軽減を推奨します!』
ボォォン
気がついたら、圭吾の体が百花繚乱の範囲内ギリギリに飛ばされていた。
は?
圭吾は忘れていた。どんなに遅い弾でもここにいる限り"必中"してしまうことを。
「カハッ」
圭吾の口から血が出る。
三枝が銃のポーズを左手でとり、
「
三枝がそう呟く。
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作者です!
1000PVいきましたー!
もうびっくりして、宇宙猫みたいになってました。
あと、長くなってしまったので2話に分けて
投稿します!
今後とも応援よろしくお願いします。
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