無の巫女。世界の平和をデュエルで守る。
猫員長
第1章 第1話「巫女vsヤンキー」
ここは平和な世界。
ゆるりとした、何の事件も起こらない素敵な世界。
そんな世界に悲劇が起こる。
そんな事が起きても、きっと大丈夫。
だって…「たった1人の巫女」が居るから…
????「今日も平和ねぇ…何か起こらないかしら。」
こちらは本日からの主役「巫女様」別名「無の巫女」です。
無から生まれし超人的存在として崇められている存在であり、どんな人間よりもデュエルがとても上手なのだとか…
そんな巫女様に、ある1本の連絡が入ります。
伝書鳩「伝達!伝達!様子がおかしい村人達を発見!至急向かうのだー!」
この世界では科学が全然ありません。なのに何故か遊P王デュエル用の機械はある、謎な世界です。
無の巫女「おっ。暇を潰せそうな案件きた!早速レッツゴー!よ!」
早速出発する事にした巫女様。ですがまさかこの出発が、大冒険の始まりを預言するものだとは、まだこの時の無の巫女は、思ってもいなかったという…
〜 第1章1話 〜
始まりの戦い 巫女vsヤンキー
早速始まりの村「ヘイワー村」にやって来た無の巫女。そこは平和な村でゆるりとして…るのが通常なのですが…
ヤンキー「ふひゃひゃひゃひゃひゃ!お前らぁ!金品を寄越しなぁ!俺様を裕福にするんだよぉ!」
なんと驚き!そこではいかにもヤンキーですって感じのやつが暴れ散らかしてるではありませんか!これはいけません。
無の巫女「待ちなさい。それ以上の無理矢理は許しませんよ」
ヤンキー「んだよ?…ほぉ…あんた、中々に可愛いじゃねえか。俺の女にならねぇか?」
無の巫女「なる訳ないだろがヤリサー野郎。これ以上横暴を繰り返すと言うならデュエルでボコボコにするわよ!」
ヤンキー「くっくっく。んだよ?あんたそれも出来るんだな?良いぜぇ…たっぷり遊んでやるよぉ!」
「「デュエル!!」」
〜 注意&ルール説明 〜
基本的にはOCG遊P王と同じルールです。
ライフ(LP)は8000、初期手札は5枚。
盤面はOCGと同じ5つ(EXゾーンはある)
現在時点ルールと同じく、先行ドロー無し。
後、醍醐味…と言って良いのか分かりませんが、対戦中一部オリカが混ざってます。
オリジナルカードの能力は1個1個説明しますが分かりにくいカードがあると思います。そんな時は第1話後に出てくる「オリジナルカード一覧」を見ると良いでしょう。1話更新される度にオリカが出てきた場合、その内容を更新するつもりですのでオリジナルカードを知りたい方は是非ともご覧下さいませ。
ついでに…オリジナルカードはガバガバな所があると思います。これこの書き方的に出来なくね?と思っても、それは仕様って事にしといて下さい(笑)
後はまあ…なんとなくで分かるやろ!
という訳で前置きは終わり…本編をどうぞ!
無の巫女 LP8000 手札5枚
ヤンキー LP8000 手札5枚
ヤンキー「先行は俺様みたいだな?だったら俺様のターン!俺様は「スカイ・ハンター」を召喚するぜぇ?ATKは1550!まずは様子見させて貰うぜ?カードを1枚伏せてターンエンドだ!」
ヤンキー LP8000 手札3枚
盤面
スカイハンター(ATK1550)
伏せカード1枚
無の巫女「成る程ねぇ…そこまで問題は無いわね。さっさと倒させて貰うわ!私のターンドロー!」
無の巫女 LP8000 手札5→6枚
盤面 無し
無の巫女「まずは「予想GUY」を発動!このカードは自分の場にモンスターが存在しない為、通常モンスター1体を特殊召喚出来る!来なさい!「封印士 メイセイ」!」
封印士 メイセイ 闇属性魔法使い族 星3
ATK:1100 DEF:900
ヤンキー「はーっはっは!ATK1100w俺様にそんなモンスターでATK1550のモンスターに勝てると思ってんのかあ?」
無の巫女「流石にこれで勝てるなんて思って無いわよ。メイセイをリリースしアドバンス召喚!来なさい!「デーモンの召喚」!」
デーモンの召喚 闇属性悪魔族 星6
ATK:2500 DEF:1200
ヤンキー「うげぇ!マジかよATKが2500のモンスターだとぉ!?やる気満々だなぁ!」
無の巫女「長時間戦う気もないからさっさと倒してあげるわ!デーモンの召喚!スカイ・ハンターに攻撃しなさい!」
デーモンの召喚 ATK2500
スカイ・ハンター ATK 1550
→スカイ・ハンター撃破 950ダメージ
ヤンキー「ぐうぅ!LPが950削れちまったぜぇ…だが強いデュエリストは久しぶりだ!熱くなってきやがった!」
無の巫女「私としてはさっさと終わらせたいだけなんだけどね、、カードを2枚伏せて…ターンエンドよ。」
無の巫女 LP8000 手札2枚
盤面
デーモンの召喚(ATK2500)
伏せカード2枚
ヤンキー LP7050 手札3枚
盤面
伏せカード1枚
ヤンキー「俺様のターン!ドローだ!俺様は手札から「セイント・バード」を召喚する!さらに手札から魔法カード「死者蘇生」発動だ!墓地からモンスターを1体特殊召喚する事が出来る!墓地より蘇るんだ!「スカイ・ハンター」!!」
セイント・バード 風属性鳥獣族 星4
ATK:1500 DEF:1100
スカイ・ハンター 風属性鳥獣族 星4
ATK:1550 DEF:1200
無の巫女「どちらもデーモンの召喚には敵わないモンスターねぇ…それも2体が…いや2体も…?…まさか!」
ヤンキー「2体って事はそういう事だ!まずは準備からだ!伏せておいた速攻魔法を発動だ!「大風からの襲撃(オリカ)」!俺様の場には風属性モンスターが2体以上存在してるから発動可能!俺様は効果でレベル7以上のモンスターを手札に加える事が出来る!俺様が加えるのは…「神鳥シムルグ」だ!」
無の巫女「なんですって……!だけど、このターンもう貴方は召喚権を使った!だったらそれを召喚するのは無理よ!」
ヤンキー「無理ならこんな動きしないぜぇ?墓地の「大風からの襲撃」の効果発動だぜ!このカードを使用した時、直前の俺のターンに伏せておいた状態で場で発動した場合墓地のこのカードを除外してこのターン、レベル7以上風属性を召喚する時召喚権を行使せずに召喚する事が出来る!」
無の巫女「それじゃあ…!」
ヤンキー「当然!俺様は2体のモンスターをリリースしてアドバンス召喚!現れよ俺様のエースモンスター!「神鳥シムルグ」!」
神鳥シムルグ 風属性鳥獣族 星7
ATK:2700 DEF:1000
無の巫女「ATK…2700!」
ヤンキー「さあ、バトルと行くぜ?その伏せカードで防ぐ事は出来るのかな?俺様の神鳥シムルグでデーモンの召喚を攻撃ぃ!」
無の巫女「くっ…ごめん。デーモンの召喚」
神鳥シムルグ ATK2700
デーモンの召喚 ATK2500
→ デーモンの召喚撃破 200ダメージ
無の巫女「く!やるじゃない!でも戦闘後に罠カードを発動させて貰う!罠カード発動!「針虫の巣窟」!自分のデッキから、カードを5枚墓地に送らせて貰うわ。」
墓地に送られたカード一覧
伝説の黒石 超電磁タートル 死者蘇生
針虫の巣窟 真紅眼の鱗(オリカ)
ヤンキー「くっくっく!好きにしろ、俺様はカードを1枚伏せてターンエンドだ。エンドフェイズ時にシムルグの効果が発動するぜ?シムルグはお互いに1000の効果ダメージを与える事が出来る!この時!互いの場に魔法または罠カードが存在してる場合それぞれはそのコントロールしてる魔法・罠カードの数だけダメージを減らす!お前はさっき針虫の巣窟を発動したせいで伏せカードが2枚ではなく1枚になってるからな。俺様とお前…!どちらも500の効果ダメージだ!…ぐあ!」
無の巫女「きゃぁ!ぬう、、なんて事をしてくれるのよ!」
ヤンキー「お前さんが罠カードを発動してなかったら俺様だけがダメージを受けてたのになあ?残念だったな。さあ、あんたのターンだぜ?」
無の巫女 LP7500 手札2枚
盤面 無し
伏せカード1枚
ヤンキー LP6550 手札0枚
盤面
神鳥シムルグ(ATK2700)
伏せカード1枚
無の巫女「お返ししてやろうじゃないの…!私のターン、ドロー!」
ヤンキー「くっくっく、蘇生手段である死者蘇生がお前の墓地に行っちまったからなあ。そう簡単には高レベルは出せねえんじゃねえかあ?げひゃひゃ!」
無の巫女「ふん、蘇生手段はもうここにあるのよ!罠カードを発動!「リビングデッドの呼び声」!墓地から「伝説の黒石」特殊召喚よ!」
ヤンキー「蘇生したと思ったら石かよwそれで攻撃するつもりかあ?」
無の巫女「今に分かるわよ…私はこの伝説の黒石をリリースするわ!そして…特殊召喚!黒き龍よ。その赤き瞳で全てを見通して黒き未来を吹き飛ばし、私に完全なる勝利を捧げよ!来なさいレベル7!「真紅眼の黒竜」!ATKは2400だけどそれは手札の「黒鋼竜」の効果でATK600アップの装備カードとして装備すれば問題ないわ!これでATKは貴方のシムルグを超える3000となる!」
真紅眼の黒竜 闇属性ドラゴン族 星7
ATK:2400 DEF:2000
無の巫女 LP7500 手札1枚
盤面
真紅眼の黒竜(黒鋼竜装備でATK600アップ)
リビングデッドの呼び声
ヤンキー「んげぇ!?ATK3000だと!それじゃあ俺のエースシムルグも撃破されちまうじゃんかよお!」
無の巫女「貴方に慈悲は与えない!攻撃せよレッドアイズ!「刻滅の炎」!」
ヤンキー「やらせるかよ!罠カードを発動!「和睦の使者」だ!このカードの効果で俺のモンスターの戦闘破壊、及びその戦闘で発生するダメージは0となる!」
無の巫女「耐えられちゃった…仕方ないか。カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
ヤンキー「ちくしょう。なんとかしねえと…ドロー!」
ヤンキー LP6550 手札1枚
盤面
神鳥シムルグ(ATK2700)
ヤンキー「…!!ふへへ!来た来た!これでお前はおしまいだ!魔法カード「サンダー・ボルト」!この魔法カードの効果は知ってるだろぉ?相手のモンスターを全て破壊する!焼き尽くせえ!サンダー・ボルト!」
無の巫女「ふふ、、サンダー・ボルト。そのカードの効果は強力。まあ、利用させて貰いますけどね。罠カード「避雷針」発動!その破壊するカードの効果を私のモンスターではなく、相手のモンスターに適用する!」
ヤンキー「な!?シムルグぅ!なんで避雷針とかいうピンポイントカードを入れてんだ!刺さる場面少ないだろそれ!」
無の巫女「確かに、通常罠カードの避雷針は相手が「サンダー・ボルト」を使用した場合のみ適用出来る罠カード。だけど、そもそもの話私あまりカード持ってないのよ。今場にいる真紅眼の黒竜も装備されている黒鋼竜もたまたま手に入れたカードですもの。催眠術とかレッドポーションとかブルーポーションとか…どうやって使うの?って話だからね。だったら私は、特定の条件下でしか発動出来ないけど、もし、発動したら凄い強い効果を発動出来る!みたいな効果を優先するわ。」
ヤンキー「実際、発動して俺のシムルグ破壊に成功しちまってる訳だからな…その思考が見事に成功したんだからな…くそ…シムルグが破壊されちまったら、もう俺に出来る事は無い…死者蘇生もさっき使っちまった。仕方ねえか…リタイアだ。完敗だぜ。」
無の巫女「早い判断助かるわ。リタイア許可するわ、対戦ありがとね。」
無の巫女 勝ち ヤンキー 負け
ヤンキー「ちくしょー!負けちまった!次は絶対負けねぇぞ!」
無の巫女「もう争わないって約束してよね?ここの村は平和な村だからヘイワー村って名が付いてるのよ!暴れる奴がいたら平和じゃなくなるじゃないの。」
ヤンキー「そこはもう問題ねぇぜ。それよりあんた、、名前は…」
無の巫女「無の巫女で良いわよ。どしたの?もう1回するなら受けて立つわよ?」
ヤンキー「いや、それはまた今度で良いぜ。あんたはどうしてこの村に来たんだ?」
無の巫女「様子がおかしい村人が居るって話を聞いたのよ。まあ、どうやら貴方のお陰でって話らしいけどね?」
ヤンキー「しゃーねえじょねえか。俺様は…俺様は…もうお腹が空いて空いて仕方ねえんだよお!働いても働いてもすぐ辞めさせられちまうんだ…だからもう…これしか…」
無の巫女「…はあ。仕方ないわね。割と苦労してるみたいだしうち来る?仕事は暴れてるやつをボコボコにしたり世界の秩序を守るのが役目。給料もしっかりしてれば払うわよ?貴方、シムルグ出す実力あるんだしこっちの方が向いてるかもよ?」
ヤンキー「良いのか?迷惑じゃないか?」
無の巫女「問題ないわ。私が気に入ったからモーマンタイってやつよ。んで?どう?」
ヤンキー「是非お願いします!入社をさせて下さい!」
無の巫女「それで良し!これからよろしくね。それで…貴方の名前を教えて貰えるかしら?流石にいつまでも名前を知らない訳には行かないからさ。」
ヤンキー「俺様の名前は「羽森悠太(はねもりゆうた)…羽森で構いませんっす!」
無の巫女「そう。ついでに私の名前も教えておくわね。名前は…」
羽森花梨(はねもりかりん)。気軽にかりんとでも呼びなさいな。
…っと、ここで第1話終了!ここまでの閲覧感謝!なのです!
ちなみにヤンキーがリタイアした理由は
「蘇生出来る手段が死者蘇生1枚しかデッキに入ってなく、ATK3000のレッドアイズを超えられると思えなかった為」らしいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます