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〈短編小説〉徒花は夜の果てに、

〈短編小説〉徒花は夜の果てに、

夕砂

おすすめレビュー

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★★★
★30
10人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 幌井 洲野
    43件の
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    ★★★ Excellent!!!

    静と動のはざまにいるなにか

    夜の闇を、ほんのわずかの光がめくり上げようとする薄暮の時間。その静けさ。鳥たちが騒ぎ出すほんの手前、一日で最も静寂な一瞬に、何かがいて、語りかける。本当に静かな、均一な空でも、目をつぶると、音のないさざ波のような息吹が見えるようです。これからまた新しい一日が始まる、そんな期待を、その直前の静寂に託したような小文。美しいです。

    • 2025年6月1日 14:41
  • 杏樹まじゅ
    57件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    言葉が紡ぐ静けさ

    静か、始まっていないもの、これから起こること。そういった言語化が難しい点を、美しい言葉で書き綴っていらっしゃいます。澄んだ朝の空気のような詩が読みたい方、ぜひ。

    • 2025年5月13日 23:59