『詩 くびがぼきぼきゆいまして』
やましん(テンパー)
『詩 くびがぼきぼきゆいまして』
このところ、くびがぼきぼきゆいまして。
みぎむいて、ぼき。
ひだりむいて、ぼき。
したをむいても、うえをむいても、ぼき。ぼき。
ぼきは、2級をとったけど、
くびは、なんきゅうなのかしら。
なぜ、くびが、ぼき。ぼき。いうのかな。
それはもう、首が回らないからさ。
🌀 💸バイバイ
ちょっと、おまち!
肩さんがいちゃもんつけた
首が回らなきゃ
ぼきぼきは、そもそも、いわないだろう。
肩さん肩さん
でも、なにかが引っ掛かってるんですよ
だから、ぼきぼき鳴るのです
そんなくび、きっておしまい。
😫
肩さん肩さん
それは、暴言ですよ。
暴言いったら、くびになるよ。
肩さん、くび。
なんの、くびがなくなりゃ
あたしは、楽になるだろう。
重荷がなくなるからさ、
いや、それは、本末転倒ですよ。
国民がいなくなれば財政は楽になる
みたいな話だよ。
重荷をになってこそ、肩さん。
いやいや、あなたのくびは
もはや、おちかけているのです
だから、ぼきぼきなるのですよ。
肩のせいでは、ありません。
責任転嫁はなりませぬ。
ありゃあ!
ならば、どうすればよいでしょう、
上を向いて生きなさい
つねに、たかみをめざしなさい
背筋をのばして、
まけてもまけても、
まけてもまけても、
きにしない。
そうすれば、やがて、ぼきぼきはいわなくなるよ。
🤔
そりゃ、むりだ。
ぼき
『詩 くびがぼきぼきゆいまして』 やましん(テンパー) @yamashin-2
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます