あぁ、梅雨の季節。雨が降ると、あなたのことをもっと深く考えてしまう。濡れた窓ガラスを見ながら、あなたのことを想っている。あの冷たい雨の音が、私の心の中を震わせて、あなたへの気持ちが強くなるのを感じるの。

　雨は、ただの水じゃない。私たちの距離をもっと近づけるために降ってるんだって、そう思う。だって、雨の日は誰も外に出たがらないよね。だから、あなたが私のもとに帰ってくる時間、私は一人で待っている。あなたと過ごす時間が、雨の音に溶け込んで、私だけのものになるから。

　でも、あの子と会うなんて、許さない。あなたのことを、誰にも取られたくない。だから、雨の中で何をしているのか、私には全部分かっている。あなたが私を必要としていることを、私だけが知っているんだよ。もしも、誰かがあなたに近づいたら、その時は――。

　雨が降るたびに、あなたのことを考えて、あの子のことを忘れる。あなたの温もりを感じたくて、私の気持ちはずっと止まらない。なんでこんなにも、あなたを独り占めしたいのか、自分でも分からないけれど、どうしても耐えられない。雨に濡れた街を見ながら、あなたを抱きしめたくて、ただそれだけを思う。

　でも、あなたは私を愛しているよね？ どうして私を見てくれないの？ そんなにあの子と話したりして――あの子には絶対に触れさせない。私だけが、あなたのそばにいるんだから。誰かがあなたに近づこうとするたび、私の中で何かが爆発しそうになる。でも、それが悪いことだって分かっている。だから、ただ黙って、あなたを見守っているんだよ。

　でも、きっとあなたは気づいていないよね。私がどれほど、あなたを守りたいと思っているか、あなたがどれほど私のものだって思っているか。私たちは一緒にいるべき運命だと思うから。私はあなたを支えるし、絶対に離れない。あなたが私から離れていくのは、許さない。誰かにあなたを奪われるくらいなら、私は……。

　ああ、だめだ、こんなことを考えてると、私、あなたのことが好きすぎてどうしようもない。だって、あなたと私が離れるなんて、絶対に嫌だから。雨が降るたびに、私の気持ちはどんどん強くなる。あなたを独り占めするために、私は何でもする。だから、お願い、私だけを見て。私を、私を一番に愛して。

　雨が上がったら、またあなたと一緒に過ごせるかもしれない。だから、もう少しだけ待って。待っている間、私はずっとあなたのことを考え続ける。あなたのことを、もっと知りたくて、もっと感じたくて、でも、それが私のものにならなければならないと思うんだ。だって、私はあなたのことを手に入れたい、絶対に。

　梅雨が終わる頃には、きっと私たちはもっと近くなっている。私が、あなたの中にいる。あなたの心の中で、私が一番大切な存在であることを証明する。それが、私の愛の証だから。

　だから、お願い、あなたが私を見てくれるその日まで、私はずっと待っている。雨が降っているときも、晴れているときも、私の心はあなたを想い続けている。そして、もしも誰かがあなたに近づくことがあったら――その時は……その時は、私が何でもするから。

　私のもの、ずっと――あなたは、私だけのもの。