全ての人に読んでもらいたい作品。読んで、感じて、考えて欲しい!!

同じ生き物なのに、見方が変わるだけで全然違う。

カラスと猫、野良猫と家猫、巣の中の燕のヒナと落ちたヒナ。

見方が変わるだけで、感じ方、接し方が変わります。

まだ幼い花菜ちゃんは目の前の『いのち』に戸惑います。そして涙を流します。

何が正解なのか、何が最善なのか、男の子は答えを教えてくれるわけではありません。花菜ちゃんは、目の前の事象を自分で見て、感じて、考えるほかありません。

それこそがこのお話の大事なところ。

きっとこのお話には答えがあるようでありません。

とにかく読んでください。

感じてください。

そして考えてください。

答えなんて出なくたって構いません。きっとその繰り返しこそが大切な事だと思います。

タイトルは『この世界は』とあります。

その先がどう変わるのかはあなた次第だと思います。

私は、

『この世界は、多くの命と優しさに溢れている』

と繋がって欲しいと思います。


愛鳥週間からのテーマですが、全ての生き物に当てはまる事だと思われます。皆で考えましょう。

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