全ての人に読んでもらいたい作品。読んで、感じて、考えて欲しい!!
- ★★★ Excellent!!!
同じ生き物なのに、見方が変わるだけで全然違う。
カラスと猫、野良猫と家猫、巣の中の燕のヒナと落ちたヒナ。
見方が変わるだけで、感じ方、接し方が変わります。
まだ幼い花菜ちゃんは目の前の『いのち』に戸惑います。そして涙を流します。
何が正解なのか、何が最善なのか、男の子は答えを教えてくれるわけではありません。花菜ちゃんは、目の前の事象を自分で見て、感じて、考えるほかありません。
それこそがこのお話の大事なところ。
きっとこのお話には答えがあるようでありません。
とにかく読んでください。
感じてください。
そして考えてください。
答えなんて出なくたって構いません。きっとその繰り返しこそが大切な事だと思います。
タイトルは『この世界は』とあります。
その先がどう変わるのかはあなた次第だと思います。
私は、
『この世界は、多くの命と優しさに溢れている』
と繋がって欲しいと思います。
愛鳥週間からのテーマですが、全ての生き物に当てはまる事だと思われます。皆で考えましょう。