02 詩 月夜ファンタジック



 月が笑う 夜空の真ん中で

 凍てついた涙を拾い集めていた


 微笑みかけていた星の中

 誰かが孤独に泣いていた


 死んだ証に 心を壊した

 歪んだ私に 解つきつける

 現実は架け橋 明日を超えてく

 この世界に確かに存在した証明


 奏でる 物語の結末

 私達はまだ 知らない

 誰も予想できないのなら

 好きに描いてしまってもかまわないでしょう?


 傷口に愛を 悲劇に優しさを

 終焉さえ抱きしめて

 誰も取り残さない結末を探しに


「月の光を浴びながら、あなたに微笑む」


「それがまず描いた、最初の明日の光景」


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