俺は、ただの平凡な日常を送っていた。
なのに、なぜか異世界へ召喚され、とんでもない世界規模の使命に巻き込まれた。
「こっちと関係ないだろ、なんで俺が世界守らなきゃなんねえんだ!?」
「あ、なに、お前らが間違えた!? マジかよ?!」
史上まれに見るこの大ポカで、聖女召喚の儀式に俺が紛れ込む羽目に。
それどころか、聖女が覚醒するはずの聖属性魔法を、なぜか俺が独占することになって――
マジでか、聖女やれってのか!?
もちろん、独善的に召喚した連中だって、この茶番を看過するわけがない。
自分たちの欲望のため、派閥争いのため、俺は“消すべき存在”として抹殺の渦へと追いやられた。
「何様のつもりだ、都合よく呼び出して、都合よく始末しようと!? ふざけるな!」
この唯一無二の力、お前らが目の敵にするこの力を武器に。
この世界で俺を信じてくれる仲間とともに。
最も華麗な逆襲を返してやる。正義が貫かれるその日まで。