仲良くイチャつく女子二人の日常に対して、とても丹念に心情を描写することで、一気読みさせる引力が発生している良作でした。あからさまな好意と情動。思うように届かない理想の世界。そのギャップがいずれのシーンでも上手く絡み合っています。それは恋愛だけでなく、主人公の夢についても言えます。だからこそ、単なる会話劇ではなく、煩悶や苦悩という血の通ったキャラクターたちがここには居ます。もっと続きが知りたいと思わせてくれるラストとなっています!タイトルも含めて非常に印象的な作品です。
すれ違い、というかなんでしょうか。夢追い人は周りを気にしないですが、そんな人を一途に思う人ってのは辛いですね。想いが届かないこの感じ、なんか癖になります。なんか辛い。でもそれが味として出ていますし、2人の考え方の違いが際立っていて良かったです。なんだかんだお互い本質的には似ているのかな、とも感じまして。哲学についても書かれていて、人間ってなんなんだろうなととても考えさせられました。
一気読みしてしまいました!