わたしの知らないわたしたち 〜須藤彩香インタビュー〜
須藤 彩香
(1)インタビューは罰ゲーム
みき:本日、書き手の
須藤彩香(以下「彩香」):誰でも利用できるカクヨムに小説を投稿しただけなのに、「デビュー」なんて紹介されると、くすぐったい感じがしますね。
みき:紹介しているわたしもくすぐったいです。なお、作品名は長いので、ここからは『あなたの知らない~』と文字表記しますが、読み手のみなさんは正式名称に脳内変換してください。
彩香:作品タイトルをきちんとよんでくださるの、光栄です。
みき:ところで、須藤彩香さんにインタビューするわたしの役、罰ゲーム感があるんですけど。
彩香:自分の作品のことを自分で語るのはどうしても照れくさくて、みきさんのインタビュー形式で説明するのがいいな、とわたしが依頼したんです。
みき:え、そうなんですか?全然知りませんでした。
彩香:罰ゲームでのインタビューだったら、あまりしゃべらなくてすみそう。かえってよかったかな。
みき:ちょっとまってください。さっきのわたし、いいまちがえました。須藤彩香さんにインタビューするわたしの役、ばつぐん、いやバッチグーです。
彩香:それじゃあ、まず何からはなすのがいいですか。
みき:その前に、わたしから須藤彩香さんにお礼をいわせてください。わたし作品の登場人物の「
彩香:そういうはなし、しちゃだめよ。ほかのファンの人からみきだけずるい、といわれるよ。
みき:わたしはいわれても気にならないです。そして、その返信には、結香は書き手がひとりじめするのでもう登場させませんって書いてあったのに、『勝率の女神はほほえまない』で結香さんの学生時代のストーリーが作品になって。うれしかったです。
彩香:みきさんにそういってもらえて、わたしもうれしいです。
みき:あの作品で結香さんを再登場させたのは、何かきっかけがあるのですか?
彩香:それは「結香推し」というファンメールをもらったから。
みき:ホントかな?
彩香:ホントかな?どうなんでしょうね。
みき:もったいぶらずに、ちゃんとおしえてくれませんか?
彩香:それは「スナイパーみき」に登場してるみきなら、わたしが説明しなくてもわかるんじゃないかな。スナイパーみきに登場してどうだった?
みき:わたしのスナイパーとしての不発ぶりを知る書き手なのに、その質問ですか?
彩香:不発だったからこそストーリーが続くわけで。みきファンはいつまでもみきといっしょにいられる。
みき:彩香さんは、そういうこと考えて書いてるんですか?
彩香:心の中ではいつも、みき、ごめんって謝りながらね。
みき:知らなかった。わたしてっきり、さらし者にされてるのかと。
彩香:そういうみきだって「結香ちゃんの魅力を引き出してるのは間違いなく翔太」っていってるよね。翔太をさんざん「バカ男」よばわりしているのに。
みき:それは、あの場の勢いがいわせたセリフで。
彩香:この場の勢いでいわせてください。わたしはみきのこと、かわいいと思って書いてます。
みき:そうなんですか!わたしは自分のことかわいいなんて思ってないのに。
彩香:それはそうかもね。読み手にかわいいと思ってもらいたくて、わたしがかわいいと思うことを書いてるから。みきがそう思わなくても、それはしかたないかな。
みき:わたしは「結香推し」だから、結香さんさえかわいければ、わたしのことなんてどうでもいいです。
彩香:くちびるとんがったみき、リアルにみるのはじめてだけどかわいいね。
(つづく)
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