『窓の明かりが付いたら…』

たまごボーロ

窓の明かりが付いたら…

陽輝:N)俺と弥生は赤ん坊…いや胎児の頃からの幼馴染だ

   母親同士が仲が良く、家族ぐるみの付き合い、

   そして弥生の部屋は俺の家の窓からでも見える距離にあった


陽輝:N)俺と弥生は赤ん坊…いや胎児の頃からの幼馴染だ

   母親同士が仲が良く、家族ぐるみの付き合い、

   そして弥生の部屋は俺の家の窓からでも見える距離にあった


弥生:N)陽輝とは小さいころからお互いの部屋で勉強やゲームをしてよく遊んでいた

   同級生たちが男女を気にする年頃になっても、

   全然気にならないほど自然にお互いの部屋に行き来していた


陽輝:N)中学を卒業して結局同じ高校に入りその関係は高校3年の今でも続いている

   一番仲のいい親友、一緒に居て一番楽な友達だった

   こんな関係が何時までもつつくと思っていた


弥生:N)恋人でもない一番近くの存在…幼馴染

   でも、もうこの関係も終わりだ。

   高校を卒業したら陽輝は地元の大学へ私は東京の短大へ進学が決まっている

   卒業したら私はここから離れる。もう何かあったらすぐに家に行ける距離ではなくなるのだ


  ~タイトルコール~


陽輝:『窓の明かりが付いたら…』


~陽輝の部屋窓の外を見ると弥生の家の電気が付く~


陽輝:あ、弥生の部屋電気が付いた

   課題終わらないから行こうかな…


SE:電話の呼び出し音


弥生:もしもし?


陽輝:弥生?数学の課題終わった?


弥生:今やってる


陽輝:やっぱり!今から行く!


弥生:何で?


陽輝:課題分からないところあって、教えて!

   その代わり今度英語の論文手伝ってやるから


弥生:え?


陽輝:あ、その反応は忘れてた?

  提出まだだけど…


弥生:あぁぁ~


陽輝:じゃあ、今から数学の課題教えて


弥生:わかった


陽輝:こんなやり取りを弥生と幼いころから続けてきた

   部活や塾で帰宅が遅くなった今は、

   窓の明かりがお互いのただいまの合図の様に

   用事があると、窓の明かりの見て連絡していた


陽輝:N)あの日も弥生の部屋の電気が付くのを待っていた

   弥生に早く話したくて…

   弥生の部屋の電気が付くと、連絡もしないで弥生の部屋にかけていった


SE:玄関のドアの音


陽輝:おばちゃんお邪魔します!


SE:階段を駆け上がる音


陽輝:弥生~!

   弥生~な~

   ちょっと聞いて!


SE:ドアを開ける


弥生:はぁ?ちょっと何勝手に入ってきてるのよ!

   ノックぐらいしてよね


陽輝:いまさら?何言ってんの?


弥生:今更って…ここ、女の子の部屋なんだけど


陽輝:女の子の部屋ね…どこが?


弥生:何それ、ケンカ売ってるの?


陽輝:いや、だってこの部屋…どう見ても女の子って感じはしないだろ


弥生:…んっ そりゃ、そうだけど…

   逆に、女の子女の子してる部屋であんた落ち着くの?


陽輝:…いや 無理!

   だからかぁ、この部屋が落ち着くのは…


弥生:でしょ


陽輝:うん


陽輝:あっ!そんな事より…弥生聞いてくれよ


弥生:ん?なに?


陽輝:あのな…驚くなよ


弥生:だから何?


陽輝:これ…(チョコを見せる)本命だって

   俺、告白された!


弥生:…っ


陽輝:部活の後輩に…付き合ってくださいだって


弥生:…そう…なんだ…

   良かったね


陽輝:え?それだけ?


弥生:…うん。逆に何を言えばいいの?


陽輝:え?だって俺告白されたんだよ

   何かもっと…こう…羨ましいとか…

   どんな子?とか…色々聞くことない?


弥生:…別に


陽輝:…あれ?もしかして嫉妬してる?


弥生:…っ 何でよ!嫉妬なんかするわけないじゃん


陽輝:だって、俺告白されたんだぜ


弥生:うん


陽輝:反応うす…


弥生:告白くらいされるでしょ


陽輝:…何それ、告白されたことあるような事言ってるじゃん


弥生:ん?あるよ


陽輝:え?何が?


弥生:告白…されたことあるよ


陽輝:は?嘘だろ?そんな事聞いてないんだけど


弥生:言ってないもん


陽輝:えっ…何時?誰に?


弥生:…そんなのどうでもいいじゃん


陽輝:はぁ?なんで俺に言ってくれなかったんだよ


弥生:…言う必要ある?


陽輝:あるだろ、そりゃ


弥生:なんで?


陽輝 : それは、幼なじみだし…


弥生:別にいう必要ないじゃん


陽輝:何で?


弥生:断ったし


陽輝:断った?


弥生:うん


陽輝:何で?


弥生:陽輝に言う必要ある?


陽輝:ちょっ。何だよその言い方


弥生:別に…


陽輝:なぁ、今日なんか感じ悪いぞ


弥生:そう?別にいつもと変わらないと思うけど…


陽輝:…いや…弥生…何か怒ってる?


弥生:怒ってないよ


陽輝:…そうかな


陽輝:あっ


弥生:何?


陽輝:あのさ、俺がチョコ貰ったからヤキモチ焼いてるんじゃない?


弥生:はぁ?何でよ


陽輝:ほら、幼馴染を取られちゃうみたいな


弥生:ばっかじゃないの?告白されて頭話浮いてるんじゃないの?


陽輝:何だよその言い方…やっぱり、焼いてるじゃん


弥生:そんなわけないから…

   陽輝みたいな可哀そうな男にチョコくれる優しい子もいるんだなぁと感心してるよ


陽輝:そうだな、弥生と違って、可愛いし優しそうだしな


弥生:良かったね


陽輝:まあ、これで俺も彼女もちだからな


弥生:…えっ 

   …付き合うんだ


陽輝:当たり前だろ!

   あんなかわいい子に告白されて付き合わないなんてもったいない


弥生:…そうなんだ…良かったね


陽輝:おう!ありがとな


弥生:別に…


陽輝:で、弥生は誰かにチョコあげたの?


弥生:は?別に誰にも上げてないよ


陽輝:そうなんだ…卒業前に告白とかしないのかよ


弥生:…すっするわけないよ…そんなの


陽輝:好きな人とかいないの?


弥生:いない!


陽輝:そうか、弥生に好きな人が出来たら幼馴染として協力してあげるから遠慮なく言えよな


弥生:別に陽輝なんかに協力して貰わなくても…


陽輝:まあ、遠慮するなって


弥生:…別に…


(陽輝机の上のチョコの包を見つけて)


陽輝:あれ?弥生やっぱり誰かにチョコあげる予定だった?


弥生:え?


陽輝:ほらこれ…


弥生:あっ…ちょっと!


陽輝:なんだ…言ってくれれば協力するって


弥生:それは…そんなんじゃないから


陽輝:で、誰にあげる予定なの?


弥生:だから、そんなんじゃないって!


陽輝:照れるなって


弥生:だからそれは…


陽輝:うん


弥生:だから…


弥生:だから…今年も陽輝が誰からも貰えなかったらかわいそうと思ったから、買っておいたの。

   でももう彼女から貰ったんだら必要ないでしょ。だからこれは私の自分用なの


陽輝:何言ってんの?それ俺用に買ってくれたんだよね。だったら貰うって


弥生:だから、誰からも貰わなかった時用だって言ってるでしょ!

   本命貰ったんだから必要ないでしょ


陽輝:えぇ~別に本命からもらっても、弥生からは毎年貰ってたからいいじゃん


弥生:ダメ!あげない


陽輝:何だよ!けっちいなぁ!いいじゃんくれよ


(陽輝弥生からのチョコを奪う)


弥生:ダメって言ってるでしょ!返してよ


陽輝:ヤダよ!貰ったものは返せません


弥生:何子供みたいなこと言ってんの?


陽輝:嫌だね!取れるもんなら取ってみろ


弥生:返せよバカ!


陽輝:なんでそんなにムキになってるんだよ!たかがチョコだろ。いいじゃん


弥生:別に向きになんてなってないし


陽輝:そうか?じゃあ、貰ってくな


弥生:…もう勝手にしろよ…ばか


陽輝:おう!ありがとな


弥生:…っ勝手にしろっ(小声)


陽輝:今年はチョコ2個かぁ


弥生:もう...用がないなら帰ってよ


陽輝:え?


弥生:帰ってったら…


陽輝:何だよ…


弥生:帰って!

(弥生陽輝を追い出す)


陽輝:何だよ…急に…


弥生:…ばか…


陽輝:N)なんであの時あんなにチョコにこだわっていたんだろう…

  あの時弥生から無理にチョコを奪わなければ…

  後悔したのは部屋に帰って弥生のチョコを開けた時だった


(チョコを開けながら)

陽輝:あいつがくれるチョコって俺好みなんだよな…今年はどんなチョコなんだろ…


陽輝:おっ、うまそう…

   あれ?今年は手紙付き?珍しいな…


(陽輝手紙をみる)


陽輝:手紙…何書いてるんだろ…


弥生:『陽輝へ

    ハッピーバレンタイン!

    今年も誰からもチョコ貰えなかった?

    しょうがないから優しい弥生様が陽輝に今年もチョコをあげるね

    なんて、陽輝にチョコあげられるのも今年で最後かな…

    もうすぐ卒業だもんね・

    卒業したら、私はすぐに東京に行く予定だからホワイトデーのお返しはいらないよ。

    あ、今ホットしたでしょ…でも、そのうち今回の分も合わせて豪華な物貰うからね!

    ...なんてね

    私が近くにいなくても寂しがるなよ!

    じゃあね…』


陽輝:なんだよ…これで最後みたいに… 

   それに、寂しくねえし

 

陽輝:…あれ?まだある


弥生: ~追伸~


    本当は、ずっと陽輝の事が好きでした

    ずっと、義理チョコじゃなくて本命だったよ

    陽輝は私の事たさの幼馴染としか見てない事は知ってたし、女として扱われてない事も知ってた

    でも、もうすぐ卒業で、幼馴染って言う特別なポジションにもいられなくなるので陽輝に私の気持ちをちゃんと伝えたかった。

    陽輝は幼馴染のままが良かったのかも知れないけれど、私は幼馴染から卒業したい…


    ごめんね勝手に気持ち伝えて…

    今までずっと陽輝のそばにいれて楽しかったよ


    ありがとう  

             幼馴染の弥生より


陽輝:何だよ…これ…

   あいつが俺の事好き?

   嘘だろ?だって俺たち幼馴染じゃん

   急に好きだなんて…

   それに俺…彼女出来たし

   …彼女いるし

   くそっ…なんで俺あんなこと言っちゃったんだろ

   あいつどんな気持ちで聞いてたんだよ

   それに...この手紙…

   俺に彼女が出来たってわかった時点で

   見せるつもりなんてなかったんだよな…

   …ごめん…ごめんな

   はぁ…俺ってマジバカ

   弥生の言っていた通りほんと頭沸いてたわ


陽輝:明日から弥生とどんな顔して会えばいいんだろ…


ー間ー


弥生:N)陽輝に彼女が出来てしまった

   よりにもよって何で今日?

   せっかく決心したのに…チョコ渡して、告白しようとしたのに…

   あんなデレデレした顔しちゃってさ...ホントムカつく!

   人の気も知らないで…


弥生:N)あぁ~でもチョコどうしよ~

   持って行かれちゃった

   手紙いれたまんまだし

   絶対読まれてる…


弥生:明日から陽輝とどんな顔をして会えばいいんだろ…


ー翌日ー


陽輝:あ…弥生…

   お…おはよ…


弥生:…お…はよ…


陽輝:あのさ、弥生


弥生:ごめん...今急いでるから…


陽輝:あ、うん…


陽輝:N)それは明らかに拒絶だった

   今まで弥生にあんな態度とられたことはなかった

   それからも、学校では時々廊下で顔を合わせても軽い挨拶をするだけ、

   そしてお互いの部屋の明かりが見えても連絡は取らず、気付けば卒業式を迎えていた


ー卒業式が終わってー


陽輝:…やよい


弥生:…何?


陽輝:…卒業おめでとう


弥生:…ありがと

   …陽輝もおめでとう


陽輝:ありがとう


弥生:…何か変…


陽輝:…そうだな


弥生:…うん


陽輝:あのさ


弥生:何?


陽輝:…この後なんか用事ある?


弥生:え?


陽輝:…最後だから一緒に帰らないかなって


弥生:…ごめん。この後友達とカラオケ行く予定


陽輝:…そうか


弥生:陽輝は私なんかじゃなくって彼女と帰ったら?


陽輝:…ああ


弥生:じゃあ、みんなが待ってるから行くね


陽輝:…ああ、またな


弥生:じゃあね…


陽輝:…じゃあね…か


陽輝:N)弥生は『またね』ではなく『じゃあね』だった

   いつも別れる時は『またね』だったのに…

   俺は一人残され、弥生の後ろ姿を見送っていた


陽輝:N)卒業式が終わり数日後…弥生の部屋の電気が付くことはなくなった…

   そして、バレンタインに告白された後輩とも、いつの間にか別れていた

   彼女には悪いけど、どうしても弥生と比べてしまっていた

   弥生ならこんな時はこう言う…

   弥生だったら、これを選ぶ…

   そんな事ばかりを考えるようになり、

   些細な事で彼女と喧嘩を繰り返し、彼女の方から別れを告げてきた

   別れた事に関しては別に悲しくもなかった…

   それよりも、弥生の部屋の明かりが付かないことに日に日に寂しさを募らせいた

   

陽輝:N)気付けば卒業から1年が経ち世間はホワイトデーの甘い香りが漂っていた


陽輝:M)ホワイトデーかぁ…今年は関係ないな…

   今年はバレンタイン1個ももらえなかったや…

   それに結局弥生にはバレンタインのお返し渡せてない…

   弥生へのホワイトデーのお返し未練たらしく机の上に置いてあるし…

   俺ってバカだよな…今更一番大事な人に気付くなんて…

   ホント今更なんだよ…


(弥生の部屋の明かりに気付く)


陽輝:え?


陽輝:N)ふと、いつもの習慣で見た弥生の部屋の窓に明かりが付いていた   


陽輝:弥生の部屋…


陽輝:N)気が付くと、慌てて机の上に置いてあった包を持ち階段を滑り落ちながら弥生の家に向かっていた


陽輝:おばちゃんお久しぶりです!弥生帰ってきてる?

   あがるね~


(慌てて階段をあがり弥生の部屋に行く)


陽輝:弥生!


弥生:え?


陽輝:…弥生?


弥生:ちょっと陽輝前から言ってるでしょ!ちゃんとノックしてから入って来てって!


陽輝:あ…ごめん


弥生:で、いきなり来てなんか用?


陽輝:N)久しぶりに見た弥生は高校の時とは違い化粧をして少し大人びて...奇麗になっていた


弥生:…陽輝?どうしたの?


陽輝:…あ、いや

   久しぶりに弥生の部屋の明かりが見えたから


弥生:あ、帰ってきたの1年ぶりだからね


陽輝:…そうなんだ


弥生:バイト抜けられなかったり、休みの日はお母さんたちが来てたりしたからね

   やっとバイト休み取れて久しぶりに帰ってこれたよ


陽輝:…そうなんだ

   どれくらいこっちにいるの?


弥生:1週間くらいかな…みんなと遊ぶ約束あるし


陽輝:そっか…元気そうでよかったよ


弥生:陽輝も元気だった?


陽輝:うん


弥生:彼女と仲良くやってるの?


陽輝:あ…彼女とは…すぐ別れちゃった


弥生:あっ…そうなんだ

  まぁ、陽輝ガサツだし女心分からないからね


陽輝:…そうだな


弥生:え?反撃しないの?

   大丈夫?そんなに落ち込んでる?


陽輝:落ち込んでなんかいないよ…ただ…


弥生:だた?


陽輝:ガサツとか、女心解らないとか、その通りだなって思って


弥生:…陽輝が大人しいとなんか変


陽輝:別に変でもないし

   ただ、あの時…

   何にも考えてなかった俺の行動のせいで、弥生の事傷つけちゃったかなってずっと反省してた


弥生:…ああ、バレンタインの時の?


陽輝:うん。勝手に一人で舞い上がって、一人でべらべら喋って…挙句の果てには無理やりチョコ持って帰ったし…


弥生:うん


陽輝:本当にごめん。あの日からずっと後悔してたし謝りたかった。


弥生:別に謝ってもらわなくてもいいよ…

   だってあの時、陽輝は私が好きなんてこと全然考えてなかったでしょ


陽輝:…うん


弥生:だからしょうがないって

   しかも、もう1年も前の事だもん

   気にしないで


陽輝:…ありがとう


弥生:でもさ、1年たっても陽輝は変わらないね…

   相変わらずノックもしないで入ってくるんだもん

   …怒るより笑ってきちゃうよ

   

陽輝:あ、ごめん


弥生:だから謝らなくたっていいってば


陽輝:うん


弥生:何か用事があって慌ててきたんじゃないの?


陽輝:用事って言うか…


弥生:何?


陽輝:あのさ、俺ら小さい頃からずっと一緒に居て、

   って言うか、一緒に居るのが当たり前で、

   男とか女とか関係なく一緒に居るのが楽だったじゃん


弥生:…うん


陽輝:でもさ、去年のバレンタインから話さなくなって、

   弥生もここから居なくなって、当たり前じゃなくなったじゃん


弥生:そうだね


陽輝:正直俺、彼女と付き合ってた時もどこかで弥生と比べてて、

   弥生だったらこう返してくるのにとか、

   弥生だったら笑って許してくれるのにとか…


弥生:う、うん…それって彼女に対して酷いよね


陽輝:うん。酷いことしてたと思う…

   だから、彼女も気付いて俺振られたんだ


弥生:当然だね


陽輝:悪いと思ってるよ…

   そして感謝もしてる


弥生:感謝?


陽輝:うん、本当の気持ちに気付かせてくれたから


弥生:本当の気持ち?


(陽輝渡せていなかったホワイトデーのプレゼントを差し出しながら)


陽輝:あのさ、弥生…

   彼女と付き合ってた時も、彼女と別れてからも、 

   ずっと弥生の事気になって、考えてて…

   そして弥生がいなくなってすごく寂しくて

   弥生の事好きって事に気付いたんだ


弥生:…


陽輝:でさ、これ去年のバレンタインのお返し…

   ホワイトデーに...前に弥生が欲しいって言ってたの

   今更だけど受け取ってくれないかな…


弥生:…


陽輝:弥生…好きです

   弥生と一緒にいれるチャンスを俺にください


弥生…


陽輝:弥生、俺と付き合ってください。

  

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ここで終わり…END1


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~END2~


弥生:…うん。

   私もずっと陽輝の事が好きだった

   バレンタインの時陽輝に彼女が出来て辛かったけど、それでもやっぱり好きだった…

   

陽輝:弥生


弥生:これからは幼馴染じゃなくて、彼女としてよろしくお願いします。


(陽輝弥生を抱きしめて)


陽輝:こちらこそ、これからもずっと一緒にいてくれよな


~fin~


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END3


弥生:…陽輝…ごめん

   せっかく陽輝が答えだしてくれたけど、

   私の初恋はあのバレンタインの日で終わったんだ

   今はまだ付き合ってないけど、いいなって思ってる人もいるし

   ごめんね、陽輝とは付き合えないよ


陽輝:…そうだよな…

   当たり前だよな…

   1年も前の事だしな

  

弥生:…ごめんね


陽輝:弥生気にするなって、これからも幼馴染としてよろしくな!

   彼氏できたら紹介しろよな!きっちり判定してやるから


弥生:え?ヤダ!

   …別に判定なんてしてもらわなくてもいいし

   陽輝なんかに彼氏できても紹介しないから

   まあ、でも…

 

弥生:これからも幼馴染としてよろしくね


~fin~


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

END4(アドリブEND)


弥生:(陽輝を振るのも、OKするのも自由です陽輝に思いをぶつけてください)


陽輝:(弥生のアドリブに返事して下さい)


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『窓の明かりが付いたら…』 たまごボーロ @tamagobooro0319

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