安定の、リアルラブストーリー。つまりエッセイを書かれる、作者・音無雪先生の最新作は恋を応援するのみあらず、最高の結婚式までプロデュース。
しかも今回のテーマは、ブラコン・シスコンですよ。
そんな兄妹にまつわるマリッジ(結婚式)ストーリーは、血が流れる程の修羅が立つと思うじゃないですか。そこが「あれ? これラノベのラベコメ?」って思うくらいの怒濤の展開。
何より、この恋は勝手に2人が紡ぐわけじゃなくて、関わる人達が、失恋をしたり。応援をする。色々な想いが交錯しながら「結婚式」にこぎつけるのです。
このシリーズで、事前に知っておく情報をあえてあげるとしたら、この三つでしょうか。
①恋愛や悩み事を癒やし、解決してくれる聖女様こと、筆者、音無雪さん。
②聖女の弟子、聖女見習の百合さん(中学生)は恋愛相談のスペシャリスト
③聖女様と愉快な仲間達(通称・チーム)がその想いを受け止めて、解決してくれる。
気になる方は、音無雪先生の過去作もお勧めしますが、本作単体でもしっかりと楽しめます。
そして何より素敵なのは、主人公達を含めて、この結婚式を境目に新たな旅が始まるということでしょうか。
収支、優しく。
まるで、一緒に結婚式を作りあげ、支えたかのような一体感。読後感に、気持ちまで柔らかになる。
これは本当にあったマリッジストーリー。聖女様が結婚式をプロデュース💐
次は読んだ貴方が、誰かをプロデュース?
それともセルフプロデュース?
作者さまのお言葉です
リアルエッセイならではの臨場感と、でもそうとは思えない世離れした世界
聖女さまに導かれてようやく長年の恋が叶った天使さま
恋に一途だったからこそ、彼女は天使となったのでしょう
その純白の翼の下、その光に導かれた人たちもまた天使のような純粋な心を得たのでしょう
その結実としての素晴らしい結婚式
世界樹に見守られ、じゅうななさいの聖女さまの祝福も受けて
このお話の主役聖奈さんはまさに天使と呼ぶにふさわしく素敵な方ですが、個人的には彼女を優しく見守った、恋に破れた一人の大人の女性にも拍手を送りたいです
きっと幸せになれますよ
恋をしただけあなたはまた美しくなったのだから
ドイツには「シュトレン」という伝統的な保存用菓子パンがありまして、クリスマスの時期に毎日少しずつ切って食べます。
甘くておいしいですが、砂糖とバターを何重にもまぶすため、劇烈に甘くてハイカロリーです。
で、今回の物語はまさにその「シュトレン」のように、ものすごく甘くてハイカロリーな逸品となっています。
天使と呼ばれた非の打ちどころのない女の子と、何事も完ぺきな男の子が結ばれるまでの話です。本当にお似合いで、一部の隙もない組み合わせのように思えます。
…………二人が兄妹であるということを除けば。
そんな二人の禁断(?)の恋を昇華すべく、聖女様が今立ち上がる!
(※なおシュトレンは物語には出てきません)