第5話まで読了。
見た目はギャグ全開なこの物語。だが、ふざけた仮面の奥にこそ、作者のリアルな創作の痛みと、救われたい心が透けて見える。第5話の見どころはやはり、変態マサクニとの対話シーン。狂気と笑いの中に、「誰にも読まれない」「評価されない」書き手の叫びが込められていて、正直ちょっと泣けてしまった。春香の優しい言葉が、どれほどマサクニを救ったか。そしてその救いがあってもなお、現実はキレイに終わらない……このビターな余韻が、物語に深みを与えていると思う。
笑って、引いて、でもどこか共感してしまうこのシリーズ。ぶっ飛んだようで、誰かの「本音」を描いている気がしてなりません。
次回も楽しみにしています!