制圧
前回、魔女教徒とかち合った時は龍と戦わなきゃいけなかったことから
だが、今回は違う。今回は完全に退路を断ってやった。空からぶち抜いて太陽の元に晒してやった拠点の中から魔女教徒が逃げることはもう出来ない。
「……」
「……」
「……」
空から攻撃を仕掛ける僕の攻撃を受けて魔女教徒たちは嬲り殺されていくだけだ。
「お前らはまた無言かいっ!」
魔女教徒たちの抵抗は弱々しい。
次々と仲間が殺され、自分も殺されようという時でも魔女教徒どもは無言で何も口にしなかった。
逃げ場もない魔女教徒たちを叩くだけ。今の状況はあの森よりもはるかに良い。
「無駄に挑発することはないぞ?ノア。魔女教徒たちに何を言ってもしょうがない。
そして、その上に僕の隣にはテールもいるのだ。驕り抜きにここはヌルゲーだ。
肝心なのはここからだ。
「いや、なんか口上があった方が戦っている感あると思って」
「無言の方が強者との戦い感は出ると思うぞ?実際、強者との戦いで言葉を交わすことなどほとんどない。互いの動きだけで、相手が何を思っているかは
「……いや、まず、僕がそんな風に相手と対話出来ないし」
僕に出来るのなんて魔法くらいだ。
魔法で会話ならよゆーだが、歴戦の猛者たちの会話とか僕に出来るわけがない。インテリなんだよ。こっちは。
僕はこの異世界を存分に楽しみたい……僕は、この世界を主人公として生きたいのだ。アニメの主人公のようなものを望んでいる。戦うなら派手なのがいいし、読者にもわかってもらいやすいように色々しゃべりたいのだ。
無言同士の対決が長時間とか退屈じゃない?
「よし。これでラストだね」
実にくだらない雑談をテールと繰り広げていた果てに、僕たちは魔女教徒たちを全滅し終える。
生け捕りはしない。どうせ無意味だとわかっているからだ。
大暴れしている魔女教の構成員である魔女教徒を捕らえた例など多々あれど、それが有用に働いたことは今までで一度もない。
魔女教徒を拷問して口を割ろうとしても無駄。こいつらは何もしゃべらない。
何処から湧いていて、どんな目的で動いてるのか。すべてが謎に包まれているのが魔女教だ。
「探しますかぁ」
そんな魔女教のアジトで、僕はテールと共にここの内部の捜索を始める。
魔女教のアジトがここだけな訳がない。もっと他にもあるはず……というわけでの捜索だった。
「あった。魔女教徒たちの情報だ」
ないかもしれない。
その可能性も考慮しながら探していたわけだったが、アジト内のすべてをひっくり返した果てに厳重に魔法でロックされていた魔女教徒たちの作戦書を発見するのだった。
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