“冷たい帝国戦争”という言葉に宿る新たな戦後の物語が、胸を締めつける。氷原に咲く銃声と孤独――セルゲイの過酷な運命が始まる気配に震えた。
とにかく物語の背景が丁寧。第二次世界大戦後のifで、ちゃんとその国ごとの姿勢が描かれているもの好印象。こういう物語は、もっと評価されてもいいのに。
銃の描写がかっこいいし、ちゃんと名前とかもあってとても良かった、そして人物像もはっきりしていていいと思う、でも話をもう少し分けた方がいいと思う
「高い城の男」のような世界観で、ありえたかもしれない歴史を見ているような新感覚。僕はこういう系統の小説が個人的に好きという理由で読んでいることもあるし、キャラクターの作り込みが細かい。世界情勢と様々な登場人物たちのヒューマンドラマが事細かに描かれている。人の心を引き込み、その世界に引き込む。この小説にそんな力を感じます、みなさん!ぜひ読んでいってください。