ナンパしまくる黒マッシュの青春記

可愛い女の子が、放課後、空き教室でないていた。

「なんで、なんでよ…、私の何がいけないっていうのよ。愛してるって、言ったじゃん、私だけをみるって言ったじゃん」

獲物発見。おれ、行きます^ ^

「2組のあおちゃんだっけ？俺でよければ話聞こか？」

「だれ？」

涙で目が赤くなった美少女は顔を上げる。

「俺の名前？中野透。メモがわりにLINEでも交換しとく？」

彼女はわなわなと震えた。

そして、立ち上がった。

立ち上がった彼女の姿を認識したと同時に、怒声が鼓膜に響いた。

「失恋中に口説くとか最低！だれかれかまわず話しかけるナンパ男は黙って！もう二度と話しかけないで。とっとと出ていって！」

喚き散らす人は手に負えませんね。チェンジで。

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翌日、3限目の数学の授業中、先生が怒った。

「中野！おまえ、ふざけんなよ？！何回言えばわかるんだよ！授業中にナンパするなよ！」

中年の教師が椅子を蹴る。

「すいませーん。」

教師は怒り心頭だった。何をいっても油火事に水。

ドバドバと容赦なく油を注ぐ彼は強制退場を命じられる。

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