復讐に燃える破滅的な導入から、回帰後に弟へ泣きながら謝る流れがかなり強かったです。エグゼミルの後悔がしっかり積み重ねられているので、「今度こそ間違えない」という決意に説得力がありますね。特に父や弟との関係改善が単なるやり直しではなく、“失った後だからこそ分かる重み”として描かれているのが良かったです。火の呼吸による修行パートも少年漫画的な熱さがあり、今後どう歴史を変えていくのか楽しみになる導入でした。
貧乏男爵家の嫡子エグゼミルが過去に戻り、前世の後悔を糧にやり直す王道の回帰ファンタジー。弟マクシミリアンとの再会で涙するシーンは心揺さぶられます。傲慢だった自分を省み、秘伝の呼吸法で鍛錬に打ち込む姿には熱い覚悟が感じられました。古参兵を殴り倒して道を切り開く痛快さも魅力。不器用な親子の絆や、復讐に至る背景にも深みがあり、テンポ良く読み進められます。主人公の成長と逆転劇がこれからどう展開するのか、目が離せない作品です!
壮大なスケールで描かれるクーデター劇に、一気に引き込まれました。冒頭から王都の華やかさと裏に潜む不穏さが対比され、物語の緊張感を高めています。義足の男エグゼミルと、皇太子アルバートという二軸の視点が、復讐に燃える者たちの覚悟と悲壮感を強く印象づけています。戦闘描写も迫力があり、一瞬の閃光で命が奪われる緊張感がリアルに伝わってきました。ラストに向かって収束していく絶望的な展開と、積み重ねてきた年月の重みが交差し、読後に深い余韻を残す力強い導入です。