第5話 大きな動きもこれ一つ!

 矢印というものは、何も実物大でなければいけないことはないと述べました。

 ということは、伸縮自在。

 半導体内の目に見えない動きも、拡大した設計図に矢印でバシッと示す。

 歴史上の時空を超えた動きも、矢印がその理解を手助けしてくれる。

 日本からスイスに宛てた手紙の出し主と受取主の間も、これ一つで!


 しかしあんた、日本からスイスまで矢印を引くなんて、近所迷惑を通り越して世界の大迷惑でしかなかろうに。やれる人はやってみて。ま、無理やろけど。

 それを、手帳の1センチもない横線の中に、ま、あふれてもいいけど、そこに簡単にメモしてしまえば、それで矢印は機能するのよ。これならだれにも迷惑かからないでしょ、ってこと。

 

 もちろん、道路の標識にそんな小さな←じゃ、効果ないよ。

 逆に、大学ノート一杯にひたすら長い←なんか、意味ないしね。死ね?

 まあそこは、物事には限度があるものだ、ということでご理解を。

 とにも書きさえすれば、矢印というのはそれで物事の意味を明白に持たせることができるってこと。


 だけど、矢印ってものは、見えるものばかりがすべてでは、決して、ない!

 ここ、重要なるポイントです。↗


 今日はこのくらいで終らせますけど、今度は、目に見えない矢印、つまり、その形をしていないけれども実はそこに存在している矢印というものを語って参る所存であります。


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