日々

@ichinosemakua

第1話 美しい日々

 私はなぜここにいるのだろう。

 私は何をしようとしているのだろう。

 考えても無駄なのは分かっている、ガラスの奥の百々目鬼のような塊に見られて、感情のないテキストをよそに私は今飛び立つ。

 

 朝が来た、明るく小学生が元気に登校している、私たちにもあのような時代があったとは感慨深いものだ。今のなっては面倒であり学校に通うまでが憂鬱で仕方ない。

 学校に着いたならば、友人と他愛のない話をするだけだ、好きなアーティストの話、好きな配信者の話、様々だろう。こんな当たり前の毎日だが、世界中で見ればこれはとても素晴らしく美しい日々なんだろう。私たちには遠く理解が及ばないが…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る