春過ぎて、HIPHOP
茶村 鈴香
第1話春過ぎて、HIPHOP
春過ぎて
夏の少し手前
今日は緑の風が吹いた
久しぶりに
母と手を繋いだ
渋谷のスクランブル交差点で
満員電車の中で
ささやくのはやめてお母さん
くすぐったいから
今日は付き合ってくれて
ありがとう
よく知らないでしょ
HIPHOPのコールandレスポンスなんて
でも頑張ってついて来てくれたよね
『また9月にみんな元気で集まろう!』
明るく時代を捉える天才だと思う
買い被り過ぎかな?
『スチャダラパー!!』
歳とったってまだ、まだ、追っかけるからね?
9月まで
母は元気でいるかな
私も元気でいるかな
きっと大丈夫
あのビートが
心を強く打ってくれたから
きっと大丈夫
あのメロディが
心を優しく撫でてくれるから
春過ぎて、HIPHOP 茶村 鈴香 @perumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
コースター『トム・ブラウン』/茶村 鈴香
★39 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます