第2話 ブラコン

突然だが私はブラコンだ。名前は好園治 こうえんじ さき


またお兄ちゃんがぶつぶつ言ってる。


「お兄ちゃんなに一人でぶつぶつ言ってるの?」


そして今私がツッコミをした茶髪天パの茶色みがかったイケメンは、兄の樹だ。


「なんでもないよ。my sister」


「きも」


私はブラコンだがお兄ちゃんには気づかれないようにしている。


なぜなら、私は兄のことが好きだからだ。兄妹としてではなく、


として恋愛的に好きなのだ。


だからこの気持ちは、墓場まで持っていくと決めていた。


だが、この出来事ですべてが変わった。


夕食時


「「いただきます」」


「お父さんそろそろこの子たちも大きくなったし、言ってもいいんじゃない?」


「そうだな」


なにかな?もしかしてこの前見た小説みたいに実は私たちが義兄妹だったりして。


まぁさすがに現実じゃありえないか


「ん?何の話?」


「実はな二人はほんとの兄妹じゃなくて、二人とも養子なんだ」


「......」


「え?」


「は?」


ほんとに義兄妹だったなんて。じゃあお兄ちゃんとも恋愛できるってこと?







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