SFの中に和の心を感じました
- ★★★ Excellent!!!
ぶっ飛んだ設定(誉め言葉)によって、展開されるどたばたとした情景が想像できますが、それに対してどこか落ち着いている登場人物たちがシュールで、キャッチーな内容でした。
ぶっ飛んだ設定と書きましたが、起承転結は丁寧です。
お気に入りのシーンは、SNSを宇宙に見立てているシーンで、この発想はなかった、これはやられたな、と悔しさを覚えました。
最後に、SFなのに目的が侵略ではないというか、おもてなすという展開はなかなかないのではないでしょうか?舞台はナウルですが、作中からはしっかりと作者の持つおもてなしの和の心を感じました。
普段は読まないジャンルですが、これは面白い!