閑話休題 コンテストの編集者アンケートありましたね。

今回は番外編でコンテストから編集者のコメントが届いたので、

そこから求める作品像を想像していこうかなと。


何でもありと書いてあるように見えて、

実はなんでもいいわけではない、というのはコンテストの常道。


晩飯なんでもいい

(昨日と同じは嫌、揚げ物は昼食った、魚は嫌、野菜多い、味薄いetc…

ってね。


元記事はカクヨムからのお知らせ

『【ナツガタリ'25】角川学園ミステリー&ホラー小説コンテストで選考委員の編集者が求める作品を聞いてみた!』

を参照されたい。

今回はホラーは取り上げません。


あとディスコードでやってたみたいですが、そちらは扱いません。

ディスコードやってないし。

使い方も知らないんですよ。ディスコード。現代っ子じゃないですね。

ああいうのって、ゲームで使うやつ?じゃないんです?


◯求める作品について

まずは太字。このへんは応募要項に記載されていた内容ですかね。

・学園の設定は縛らない。

・日常の謎、サスペンス、頭脳戦、本格推理

・ミステリーとホラーがクロスしてもOK

・新しさを感じるエンタメ


赤字であくまで一例で、と書かれている。

うがってるかもしれないけど、結局、そういう作品が賞を取ることはそうないのでは…


わざわざズレた作品を投げることはないと思う。

ドンピシャの作品を投げたほうが、可能性が高いのは言うまでもないわけで。


まあ、ここまででは、学園でやってね、ということぐらい。

時代設定について、一言も触れられてないとこをみると、

じゃ寺子屋で、っていう作品を出すとカテゴリーエラー感があるのかな。

俺は松下村塾で書くぞーも、面白いとは思うけど。

寺子屋じゃなくて私塾やけど。


よっぽど理由がない限り、現代を外す意味はないと思われる。

魔法学院、とかも、微妙な可能性あるよ。

学園ものの利点って、読者の経験と重なるところがあって、

共感しやすいとか、想像力を働かせやすい、みたいなところにあると思うわけだし。

(個人の意見)


時代とファンタジーは避けたほうが無難かな。

近世ヨーロッパ!修道院!魔術!も面白そうやけどね。

直近でいうと、

『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』みたいな作品。

ミステリーではないけど、オックスフォードは学園ものでしょ。

あれ級の作品が書けるなら、時代ファンタジーかつ、想定外の傑作が許されるやろ。

そういうことをやるには時間と知識と文才が足りん。二十年くれ。


◯次はアンケートから

ざっと八人ですね。

キャラ文、MF,スニーカー、富士見、ファンタジア、ホビー、ゲーム企画…


最初の疑問いいすか?

一般文芸編集のひとは?


角川の社内構造を知らないんですけど、

もしかして、これ、ラノベの賞だったのか?

いや、ラノベがだめというのではないけど……。

角川ホラーの担当者もいないのですが……。

第二弾もあるのかな?


いや、『バベル』ではだめな可能性出てきた。


とりあえず、アンケをつまんで。


・学園という舞台―感情

・ホワイダニット、動機―学生、若者らしさ

・学園という舞台、日常の裏

・キャッチーさ、学園の設定の斬新さ

・ノスタルジー、デスゲーム

・アイデア、発想

・学園という舞台、非日常、閉鎖、オカルト

・日常、非日常、共感性


かいつまんでるので、大雑把で。


基本的に学園という舞台にこだわり、熱量を入れてほしいっぽいすね。

当たり前か。


ホラーのひとと混ざってるので、アレですけど、

学生らしさ、青春、日常と非日常、感情の機微

みたいなものが重視されてるっぽい。

青春小説路線が手堅いでしょうね。


目新しさがほしいという意見は、当たり前なので、

ないのと一緒。


まあでも、ほとんどが現代の学校を前提にしてるっぽいすね。

一部、仮想空間みたいな意見もありましたけど、

特殊設定といっても、学園のルールが――、独自の運営が――、特有の行事が――

みたいな、あくまでも現実の常識が通用する範囲での特殊さ。

ホグワーツ魔法学校じゃなさそう。


青春の機微、読者との共感性に重きがありそう。

たぶん、エモいオチとかが、いんじゃないかと。


ミステリーにしても、事件とか、謎とかの話がほぼないので、

ミステリーのミステリー部分よりも(謎解きすげー)

登場人物たちの感情がメイン


日常の謎がたぶん一番適当感ありそう。

ま、それだと、他と差をつけて目新しいとかは難しそう。

ありがち、で終わると、目を引くのがむずい。


でも、飛び道具的な設定とか、

突飛すぎる舞台とか

そんなんじゃない気はしてます。


でも、あくまで参考。

あくまで、一意見というただし書きもあるにはあるので……。


つまり、

想定される最高到達点が『氷菓』(古典部シリーズ)だとして(角川刊だよね?)

『地雷グリコ』みたいな、日常とも現実とも学園とも離れていない独自で斬新性がある作品が読みたいな〜。

ラノベでも、一般文芸でも通用するようなさ〜。


そんな作品を描いてくれよな。

ってこと?


知ってた。

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