最初は謎の優しいお姉さん。知れば知るほど分からなくなる、不思議でつかみどころのないお姉さん。気が付けば私はイズミさんの虜にされていました。そんな彼女の内面が徐々に明らかになり、少しはイズミさんを理解できた――かと思いきや、回を追うごとに不思議な魅力を増すイズミさん。主人公との今後から目を離せません。
イズミさんは優しい。イズミさんの話はどれも最後には温かい。隣人である若者をちょっとずつ掬い上げている。そして、それは読む者にとっても何某かの教えと思考の旅への誘いになっている。
少しミステリアスな雰囲気のイズミさん。そんなイズミさんと酒を飲み交わす描写が緻密で、思わずこの飲み会に混ざりたい、そんな思いが込み上がる一作です!