冒頭の「殺し合おうか」という衝撃的な一言で一気に物語へ引き込まれ、主人公の異質さと世界観の空気が鮮烈に伝わってきました。
過去編では、学園長セフィラとの掛け合いがテンポよく、シリアスな背景とコミカルなやり取りのバランスが絶妙です。
暗殺者としての過去と、教師としての未来が交錯する構成が魅力的で、主人公の葛藤が自然に描かれていました。
セフィラの押しの強さと、主人公の逃げ腰な反応が非常に楽しく、二人の関係性が物語の大きな魅力になっています。
学園という舞台で、この危険で不器用な男がどう成長し、どんな生徒たちと関わっていくのか、続きが気になる導入でした。
あらすじから惹かれ、読み始めましたが、脱帽の一言!
よくある、悩み多き生徒を導く教師もの――でありながら、それは決して優しくない。甘くもない。
ファンタジーながらも奥深いリアル。主人公の生徒への寄り添い方、その言葉がとても重い。
心を、これでもかと揺さぶられます。
そしてなんと言っても、表現力。
これが凄い!
作者様の脳内は僕の到達できない領域にあると言わざるを得ません。
凄すぎます。
例えば魔術を一つ取っても概念を徹底的に構築、分解、細部に渡って拾い上げて、理解し物語に落とし込める。
アウトプットした際の文章力は嫉妬すらおこがましい。
是非とも多くの方の目に触れてほしい、そんな作品です!