若し『ダゴン』の主人公が日本人だったら

伽図也

⒈ 若し『ダゴン』の主人公が日本人だったら

 Soは今nowIamtoenditallを、平穏と安寧の中で迎えようとして居る。二度の世界大戦を経た長き人生は、全て順風満帆と言わずとも概ね満足に終える事が出来たのは、至上の幸福で在ろう。其処そこに導いた者=神、に感謝せねば成るまい。


 う、『神』——或いは、の使い、なのか。Iは、会っsaw it——the、とthing其のhaving事をwrittenafull処にaccountforthe残そうinformation


 れを読んだ貴方の多くは恐らく、耄碌weaklingした老人degenerate戯言かcontemptuousと嗤うamusementかもしれない。だが、youの運mayびかguess,ら見てthough察しneverて欲fullyしいrealise。又、事実でなければ私のれ迄の歩みを説明出来ない。


 れは私が、未だ若い頃の事だった。未知る海外に夢を求めて居た私は、勉学を重ね諸々の伝手つてを辿り遂に、当時未だ門戸の狭い遠洋船の船員に入り込む事が出来た。の最初の職場が、当時は未だ友邦たる米国の貨物船だった。


 太平It was inoneofthemost中、open平穏and leastな航海frequentedpartsofthebroadいたPacific、がれは突如破られた;船がfell国=aドイvictimツ海totheに拿捕Germansea-れたraider


 船は間も無く解放された——私を除いて。不味かったのは、私が軍籍で在った事だ。海技士資格を得る目的で志願入隊した故で、身分は既に予備役なのだが、諜報任務を疑われ、身柄を拘束された。


 敵は礼儀正しく、の身は丁重treatedwithalltheれたfairness。が、『敵の生擒せいきんする所となるからず』——国際常識では何で在れ、当時の我が国の内では、虜囚たるは恥であり、父母兄弟縁者皆に不名誉が及ぶ——故に私は脱走した。


 艦は良く整備されて居り、特にa常用small脱出boat艇がwithwaterandに備えてprovisions整備for aが万good端でlengthofったtime——れは私の幸運で在り、彼等には残念にもあだと成った。れを用いて、見張りの隙を突き、闇夜に乗じてI黒の波間managedto漕ぎ出しescapealone


 場所はI was、ソロsomewhatモン諸southof辺りthe、かequator——a技士competentの技能navigatorは有るが故、guess測で概vaguelyねの海by the域は判sun andstars;が、波任drifted、だaimlessly何処waitingかの船eitherfor近くsomeを通るpassingshipor或いto beは人cast onthe住むshores島に至of someるを待habitableland。だが果たしてれ迄持つのか——見渡solitudeす限uponthe、千畝heavingの群青vastnessesofるのみunbrokenblue


 食料節約の為、魚を釣って食った。火は無いので小刀ナイフで刺身にした。雑魚は踊り食いだ。余れば干した。水面みなもに小海老=沖醤蝦おきあみが浮いて居るのに気付いてからは、れも網ですくって捕って喰った。


 快晴weatherが続くkept fair。南洋なのでthe差しが堪らなscorchingsun。避難用具に大きな布が有り、れで天幕を張り傘にした。れでも暑いので天幕に打ち水した——勿論、海水で、だ。御蔭で大分増しになった。御天道様がれ程憎く感じたのはれが最初で最後だろう。だが嵐が来たられで、斯様かような小舟は波に叩かれて我が身は藻屑と果てる。


 更に心配なのは飲み水だ——蓄えが尽きた時が私の最後だ。にわか蒸留器の作成も考えたが、材料が無い。量を稼ぐ為に海水で割った。だがままんな事を続けたら体を壊す——れでも耐得たえられたのは、打ち水天幕に加えて、生魚から得た水分が多少の助けに成ったからだろう。後に読んだ漂流に関する、事例記事や研究文献に照らしても、我ながら随分と良い対応が出来て居たと感心する。


 三日目かの朝か、Whenを覚まat last Iすとawakedhalf黒いsuckedドロinto aドロslimyに浸expanseofってhellish居たblack mire。激しく磯臭い——海藻=鹿尾菜ひじき若布わかめか昆布なのか……と云うか、見た目はまままさしく『海苔佃煮』其の物、だ。


 手に取り——口にする、と……悪くない味だ——いや、美味い! 味迄もが其の物、処か、上物ではないか。此れは行ける。暖かい御飯が欲しく成った。いや、冷や飯でも良い。後は削節をまぶして熱い茶を掛ければ——寝覚めで腹が減って居たので手が止まらない。食当たりを恐れるなら少々無謀だったが、新鮮で腐臭も無いので大丈夫だろう——私が此処迄死んで居ないのだから、う云う事で在る。寧ろ冷たくて、日射に遣られたchilled芯のme熱をto下げtheて呉れverycore


 asfarasIす限couldsee其れextendedが延aboutme inと続いてmonotonous居るundulations——一面nothing、『in sight海苔save佃煮a vast』のreach of平原blackslime。所々に朽ちcarcassesof魚のdecayingfishが転がって居た。殆ど骨だ。打ち揚がって死んだと言う寄り、多分海中で息絶えた果てに蟹や小魚にたかられた喰いかすか。と、丁度良く蟹が居た——早速頂く。海苔が水菓子デザートの様だったので順番は逆だが、腹に収まれば同じだ。矢張り獲りたては新鮮で美味い。もう機会は無いだろうが、出来れば又食べてみたいものだ。


 myは少しboat離れlayた場所にgrounded『座some礁』して居distanceaway。地面は泥濘ぬかるんで立てない——這ってI crawledintothe取り付strandedboat


 Itsし、details何がI shall起きneverた?know——此処ここは一体何なのだ? 海がvanished見えなsea——干潟にしては広過ぎる。someかの火山活動unprecedented等で急に島が出volcanic来るupheaval——only様なもoneのだろtheoryうとも思couldったexplainNor鳥等がwere見当thereらないanyならsea-fowl、然う云う事だろう。thatIにしcouldてはnot前触detectれ等the感じ取faintestれてnoise良かofったsurgingocean


 理由は兎も角、此処ここが陸なら、人を——少なくとも水を、探さねばならない。水が無いなら、日干しに成る前に、此処ここからのがれねばならない。だが何処に進めば良いのか。


 周囲I sawを眺めprotrudingfromと、the遠くnastymud高台of theが見えunendingplainの上からなら遠目が効くだろう——然うして私は其処travelledに向かうtowardtheにしたhummock


 問題は泥濘ぬかるみだが、夕刻にはdryく固まenoughり歩けるto walk様にupon成っwithease。海苔佃煮は今は干し海苔だ。服がまみれて居たのも如何どうしたものかと思って居たが、乾いた後で叩いたら綺麗に取れたので何寄りだった。


 見た目に加えて匂いもこうばしく変わった。再び口にすると、矢張り海苔其の物だ。しかも矢張り質が上々だ。売れば結構な値に成るだろう。其れが此の一面なら、億万長者に——myと云う事dreamsを一were瞬夢見sowildが、其れは生きて帰れれば、の話だ。其れでも欲に勝てず、幾らかえぐって空の袋に詰める。


 とも在れ、くもinkyい潟marshだ。Theい日差sunしがwas照り付けblazingdownれば干上りもしようlost some of its stickiness。であれば猶予は無い——水気の飛んだ明日以降は耐えられない高温に成るだろう。日没を待ちdeterred me at sunsetIらかmadefor手荷myselfapack纏めてcontainingfood発すandwater


 月明りを頼りに『巨大な海苔巻の表面』を歩んで往く。居待gibbousmoonで満月より暗いが低緯度のれは割と明るく照らして呉れる。月光の照り返しが丸で漆塗りを思わせる。


 途中に『干物』が点々と転がって居たので試しに摘まんで見ると、意外に行ける。地面の海苔を剥がして巻くと一寸した珍味だ。酒が無いのが惜しい、等と言って居られない。腐って居ないのは強い日差しでの急激な水分蒸発で塩分が濃く成った所為なのか。但し魚はobviouslyrepre-sented、見慣marineれなthingswhich変わareった形unknown toのもtheのばmodernかりworldだ——深海魚なのだろうか。


 如何程どれほどか歩きようやく、丘の頂the summitof the至るmound


 其の先に待って居たのは——深く広immeasurable大なpit or窪地canyon、だった。


 火口——矢張り此処は隆起した海底火山なのか。にしては地熱が無い。噴火の兆候も形跡も見えない。だがいずれも降りるのは危険だ。の先は駄目か。来た道の向こうに海は——月明かりでは、在ったとして遠目には、the伏が殆unbrokenど無いmonotonyoftheの平rollingplainでは、夜の海原と区別が付かない。


 朝を待つか——と思ったの時、微かに——音が聞こえる。聞き覚え、いや聞き慣れた、水の音——の下は海——いや火口の底に、水溜りが在るのか?


 水が有るなら、幸いだ——確かめねばらない。黒い大地で日晒され続けたら死ぬからだ。海水に浸かれば熱はしのげる。


 Asthe天高moonく昇climbedるのhigherinthesky,Ibegantoseethattheり道slopesof the探すvalleywerenotquitesoった程perpendicularasIhadでなくimagined.岩場Ledges凹凸and足掛かりoutcroppingsofrock支えて呉affordedれるfairlyで、easyるのは其foot-holdsれ程foraないdescent,


 ——whilst凡そafter a百尺dropofafewた辺りhundredfeet,theが次第に緩declivityやかbecameに成ってvery来たgradual面倒なI scrambledのでwith一気difficultyに駆downthe降りrocksand遂にstoodontheち際gentlerに達slopeしたbeneath


 Allと前をatonceると、my一点attentionに目が停wasまるcaptured


 ……well-shaped、だ。monolith内海on the?の対oppositeslope——aboutそ、an百尺hundred程、yards先かahead ofme merely枚岩aで非giganticpiece大きofstoneしか見事なknown the造りworkman-ship。人が居るのか、誰か住んで居るのか——だが辺り目の届く限りは岩の荒野だ。抑々、which had此処はyawned海の底at theからbottom隆起したof the sea。なら此れは——。


 『竜宮城』——然んな言葉が脳裏を過る。或いは水没し再びwhose decomposing forms I had浮上した遺跡なのかobserved on the ocean-risen plain。嘗て地の上に繫栄し沈んだ国——船乗り仲間からアトランティスの伝承を聞いた事が有る。後には自ら調べて、ムーやらレムリアやらにも行き着いたが、ばかりで手掛かりにはならなかったが。


 波打wavelets際にwashedthebaseの表面には、見た事hieroglyphics無いunknown様なtome——神代文字? 而しconsistingて其forthe成りmostpartfishes,——eels,,蛸,octopi,蛯,蟹crustaceans,,螺,molluscs,鯨,whales,どじょうなまずしゃこ兜蟹あさりあわびしじみいかするめくらげすっぽんいるかしゃちさめふかわにえいあじさばさんまさわらこのしろ𩸽ほっけぶりはまちたらかれいひらめまぐろかつおたい太刀魚いわしにしんさっぱますはたはやふぐはぜぼらとどすばしりきすあんこうしいらむつめばるこちかますおこぜうつぼ室鯵さより蝶鮫ぼうしらうおしゃけあまごこいたなごはすうぐいふなあゆいわなわかさぎかじかはもいさぎ山椒魚かわはぎはらかひがいひしこまながつおせいごスズキandthelike——然様なもconventionalisedを模aquaticた様symbolsに見えた。


 更にはIt was the見事な浮pictorial彫がcarvingwere巻、なanのかarray——圧巻だ。whoseの迫力subjectswould運慶快have慶をexcited髣髴とさthe envy ofせるa Doré巨人depictmen——人に見sortofる何かmenが波shewn間でdisportinglikeれてfishesin theる?waters の人等は、何と言うか、尾鰭webbedhands有りand feet——一言で、河童、なのか——丸で鳥獣戯画、だ。


 Then 然、suddenly石碑の手前の海面Witha急にslight泡立ちchurningthe処からthing、ぬslidらり、intoview、巨大な影が——石碑の『河童』そっくりの、だが奈良のVast,仏様さえをPolyphemus-like,凌ぐかand様な大入道loathsomeが——其のit dartedlikeaひょんstupendous、とmonster of石碑にnightmarestothe付くmonolith


 ……Youareoneugly物、mo**erf**ker!……。


 私は慌てて、だが静かに、岩陰に隠れる。そして息を潜めながら様子を見る。大河童は石碑を抱き抱えたまま、動かない。只、ぐわっぐわっ、とgaveきなventtocertain上げmeasured居るsounds


 此奴Whatthehellareyou? 石碑に描かれて居るのと同じなら、元より此処ここに居た物なのか。だが此処ここは、海底が隆起した——或いは、一度沈んで、再び地上に現れたのか。らば此処ここは——。


 し此処が『竜宮城』なら、では目の前に居るのは竜王=海神、とでも云うのか。しかし、随分と寂し気な竜宮だ。御供のたいひらめは居ないのか。石碑を作った者が居る筈——滅んで仕舞ったのか?——海神様一人を残して。う思うと何やら物悲しく見えて来た。


 『it神様』flungits碑をgiganticscaly居るarms……其の様、丸で、墓石を掃除……此れはしや、墓参り、ではないのか。私は其処そこに出くわして仕舞ったのか。成らば跳んだ邪魔で在った。加えて覗き見等、良い事ではない。


 急に暗くなった。月が雲に隠れた。ぽつりぽつりと水滴が落ちて来た。波の飛沫しぶきではない——雨だ。海神様が雨乞いをして居るのか? れはうと、舟が水浸しに成って仕舞う。いや、海苔の地面がふやければ泥濘んで動けなく成る。backtothe一旦舟にstrandedboat雷鳴pealsof轟きthunderと共に雨が強まり、風が吹いて来た。great storm、だ。周囲が水——いや、海だ。の地が再び海に没しようとして居る。


 舟は再び海面に居た。私は舟を大幕で覆い雨を凌ぐ。又、出来るだけの雨を樽に貯めた。れでもう暫く持ち堪える。


 如何どうにか時化しけを耐え、朝に迎える頃には嵐が収まった。だが『海苔の大地』は跡形無く消えて居た。の後直ぐ、近くの船に救われた。


 私は無事日本に帰って来た。軍や警察に諸々聞かれたが、『海神様』の件は伏せて置いた。sun-が振strickenれたと思われるのが関の山、だからだ。海底隆起の旨を其れとなく探って見たが、Ofanylandた周辺のupheavalintheらしPacificmy象は観測rescuersされknewないnothingと言う。


 袋に詰めた海苔も調べた。殆ど嵐で流されて仕舞い、残った僅かな量を大学に持ち込んだが、近海の物と同種でhad別がbeen付かgivenなかscantったattentionの場で見た時も海苔佃煮其の物だったので、無理も有るまい。


 OnceI著名soughtouta俗学者celebratedを訪ねethnologist海神amusedhimwithするpeculiar伝承questionsを諸々regardingtheFish-Godが、の様なたぐいは南洋に限らず世界全体にsoonく有りperceivingthathewas物と言hopelesslyわれたconventional。ギリシアとかアラビアとかの、海坊主や浦島太郎に似た話を多く聞かされれば、私の体験も『在る事』なのだろうと思う他に無かった。



 の後、知人の誘いで商社に勤め、南洋の事務所を任された。の頃からだ。Itisatnight,——特にespecially満月の後の宵待whenthemoonisで、gibbousand後にwaning,thatIseethething様に成ったのは。だが其の時は大方、野盗のたぐいで在ろう、と思って居た。



 やがて二度目の大戦が遣って来た。戦況の悪化と共に身の周りが慌ただしく成った。現地人ゲリラの邦人襲撃事件が多発して居た。幸いにも私にの牙は及ばなかったが、座して待てば危機は時間の問題だった。


 遂に帰国が許されたのはThe戦末ocean期のforces我がhad帝国completely海軍sunktothe全にlater衰退degradationした頃で、underan軍に翻appreciable弄さmentalれてstrain,居るsinceby只中tonightIは死shallを覚be悟しnomore


 案の定、私の乗る船は米軍の夜襲に合い撃沈された。黒い波間に飲まれる最中に、私は『海thinkofthe』の事namelessthingsofthe出しdeepseaまま沈んで仕舞えば、の身はかれの御元に召されるのだろうか。


 私は死ななかった。近隣の小島に打ち寄せられた。何故か周辺に都合良く水や食料が共に打ち上げられていた。


 の島は敵の勢力圏なのか——私は捕らえられるか殺されるか——だが敵は来なかった。後に聞いた話では、米兵の間で『怪物を見た』旨の噂が流れの島を避けて居たらしい。


 帰国した私は故郷の漁村に向かった。父母は既に他界し、兄弟等はの家族全員が都市部空襲の犠牲に成って居た。だがと周辺の町は本土空襲の被害が無く実家も残って居る。


 預金封鎖された間は家庭菜園と磯釣りで食い繋いだ。何故か魚は欠かさず捕れた。余った分は近所に分けた。


 其れでも金は要る。だが年齢的に就ける職は無い。私は自宅を担保に得た資金で地元に水産会社を立ち上げた。事業は戦後景気に乗って順当に拡大し、私は一財を成した。だがの成功を妬む者が少なからず居た。


 或る夜、何者かに付けられた。取引の都合で帰りが遅く成り、港の近くを歩いて居た時だ。んな場所で襲われたら堪らない、う思って急いだのだがすっかり夜が更けて居た。月に照らされた何人かの影が一瞬見えたが、直ぐ見失った。


 翌朝サイレンの音に目を覚ますと、やら海岸に何人かの土左衛門が打ち上がったらしい;町で有名なごろつき達だと言う。


 れからも何回か付け回る影を見た。れ等は決まって人の居ない海の近くで現れた。私を狙う敵が海に落とそうと図っていたのは明らかだが、決まって翌日には水死体に成って居た。


 何時しか私は祟り神と恐れられるように成った。人殺し共が良く言う——想像通り暗殺に失敗した商売敵のりゅうげんだったのだが、の出所と思しき相手が、矢張り怪死する。寝室が水浸しで、床の上で『溺死』して居たそうだ。只、直前に『theに、window!theに、window!』と意味不明のうわごとを口走り、更に自室から大量のモルヒネが見つかった方が問題視され、結局slavery薬中toの果てmorphineの狂死と片付けられた。


 此処ここに至って私も流石に、『海神様』の関わりを疑わずには居られなくなった。神社に『海神様』を描いた絵馬を奉納した。して良いか判らないが、せめて感謝の印だ。神主に気味悪がられるかとも思ったが、意外に好評だった——日本で異形の神は珍しくない=アマビコ入道などの同類と思われたのだろう。


 の後は忙しくも平和な日々が続いた。引退し事業を跡目に譲った後、仲間の弔いに南洋に行った。の帰りにの海域にも再び足を運んだ。


 老いた身にはれが最後の機会だった;花束を流したが喜んで貰えただろうか——いや、喜んで貰えた様だ。音がI hear a聞こnoise atえるthe door。彼等が——使いの者達が、其処そこに来て居る。最後の時に立ち会って呉れる様だ。其れとも、私の魂を迎えに来✓〽..*



——

※ 此の物語はフィクションで在り、実在の人物・団体とは一切関係有りません。

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