第3話 魔物を倒す

「金龍族の勇者」


第3話 「魔物を倒す」


騎士: 大丈夫かな…?あいつ…


村長: やつにやられないことを祈る。


(城の中では)


マイラ: (小さなモンスターを倒しながら進む)確かに騎士が言った通り、小さなモンスターが無限にいる…。


小さなモンスター: (マイラに攻撃しようとする)


マイラ: (気配に気づき、小さなモンスターを真二つに切る)


小さなモンスター: (やられて姿を消す)


マイラ: 気をつけて歩かないとやられてしまう。 (慎重に歩いていく)


(他の村のほうでは…)


スカーミ: お父様…。大丈夫ですか?


王様: (ベッドで横になりながら)スカーミ、心配しなくていい。


スカーミ: でも、お父様が死んじゃう…


王様: (苦しみながら)うっ…わしは大丈夫だ。気にせんでいい。


スカーミ: (泣きながら)でも…、お父様が死んじゃったら町のみんなが…


王様: (苦しみながら)ゴホゴホ…残念だが、この毒は普通の薬ではなさそうだ…。


スカーミ: お父様…どうしたらいいの?


王様: どうしてもわしを助けたければ、「マムロ薬」が必要だ。


スカーミ: 「マムロ薬」…?とりあえず、その薬を飲めば、お父様は復活できるのですね!


王様: (苦しみながら)ゴホゴホ…たぶんな。


スカーミ: (立ち上がって、動きやすい服装に着替える)


王様: どうしても助けたいのか…?


スカーミ: もちろん!私が絶対に「マムロ薬」を取ってみせる!それじゃあお父様!行ってきます!(王様の部屋から出ていく)


王様: (苦しみながら)ゴホゴホ…。気を付けて…。


(マイラのほうでは)


マイラ: (小さなモンスターを倒しながら城の最上階に来る)


魔物: (マイラを見る)ふん、ただの人間どものガキか。何をしに来たんだ?(コウモリの姿で羽を広げる)


マイラ: この城の魔物を倒しに来た。


魔物: お前のようなガキが我を倒すだと?面白い。かかってこい。


マイラ: (勇者の剣を取り出す)


魔物: なっ…お前が持っているその剣は…もしかして…


マイラ: 金龍族の「勇者の剣」だ。


魔物: (少しビビる)まさかお前のようなガキが金龍にお認めになられたとはな…。まあいい。ただのガキなら簡単に倒せそうだ。


マイラ: ……(戦う構えをする)


魔物: だいぶ静かなやつだな。前に来た騎士は怯えていてめっちゃうるさかったがな。


マイラ: …… (勇者の剣で魔物の羽を切り落とす)


魔物: (羽がちぎれる)うっ…こいつ…いつの間に…。


マイラ: ……(真剣な顔で魔物に攻撃しようとする)


魔物: 遅い遅い。(余裕でマイラを吹き飛ばす)


マイラ: !!(壁にぶつかる)


魔物: ふん、やっぱりガキは弱いな。


マイラ: ……(魔物の手を切り落とす)


魔物: (手が消える)ぐは…。あれほどのダメージでまだ死んでいないのか…?あいつ無防備なのに…。


マイラ: ……(真剣な顔をして魔物のとどめを刺す)


魔物: うわ〜!こんなガキにやられるなんて…(やられて姿を消す)


マイラ: (壁に腰をかける)……。


(ツツギ村の村長の家では…)


村長: ん…?重い魔物の気が消えた…もしかして…


(マイラが城から出てくる)


村長: (家から出てみるとマイラを発見する)マ…マイラくん!(マイラのそばに駆けつける)


マイラ: 村長さん、魔物を倒しましたよ。 (少し疲れながら言う)


村長: おぉ!倒してくれたのか!さすが金龍族の勇者様!


マイラ: (少し疲れながら笑顔になる)


村長: きっと疲れただろう。その傷大丈夫かい?


マイラ: (手の傷を見ながら)……。大丈夫ですよ。これぐらい。


村長: よかった…。さぁ、お入り。(村長の家に案内する)


(スカーミのほうでは)


スカーミ: (スカーミには、羽が付いていて、空を飛ぶことができる。)


ナレーション: スカーミは「虹色鳥族(にじいろどりぞく)」の一族で、スカーミはよく元気よく空を飛び回っているので、村のみんなからは「空飛ぶ女勇者(そらとぶおんなゆうしゃ)」と呼ばれている。


次回 第4話 「空飛ぶ女勇者」

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