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  • 第1話 徒然なるままにへの応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    文フリの通路の風景から、かつて亡くなった方の為人を綴られたライター時代のご経験、そして現在の創作欲へと至る「楠木夢路様の心の旅路」を特等席で聴かせていただいたような、極上で贅沢な読後感に包まれています。

    ■ 全体を読んでの感想
    「楽しいだけじゃ物足りない。心の奥底まで刺さるような感覚。考えを巡らさずにはいられない余韻」という小説の醍醐味への視点に、創作者として、そして一人の読者として強く、深く頷かされました。

    特に、取材ライター時代のご葬儀の会葬礼状のエピソードは、読んでいて胸が熱くなるほど深く感じ入るものがありました。奥様が想う「真面目な故人」と、子どもたちが想う「お茶目な故人」。限られた文字数と時間のなかで、意見の割れた双方の想う「故人の横顔」を文章の配置や匂わせで同時に成立させたというお話には感動と納得を覚えました。人の数だけ見える像が違うというリアルを肌で知っていらっしゃるからこそ、「垂れ流しではない、言葉を選び抜く文学」としての覚悟が、夢路様の作品の背骨になっているのだと確信いたしました。

    「作品は読み手がいて、初めて作品としての意味を持つ」というお言葉の通り、書き手の意図を越えて、読み手が自身の記憶を基に自由な世界を描き出すからこそ小説は面白いのだという着地が本当に美しいです。かつて他者の人生に誠実に向き合ってこられた夢路様だからこそ、その自由な読み手の視線をどこまでも愛し、「もっと人を知りたい、だからまた書きたい」という幸福な循環に繋がっていくのだと、その創作へのピュアな熱量に心からの敬意を表します。

    ■ 最後に
    「遠回りをして、落とし穴に落ちて、それでも出会ったすべての人との関わりがあって、今の私がここにいる」という、ご自身のこれまでの歩みを全肯定する優しくも力強いマニフェストに、言葉にできないほどの温かいエネルギーを分けていただきました。
    夢路様が蓄積された豊かな人生の記憶から、この先どんな「不純で、最高に愛おしい純文学」が溢れ出てくるのか。また部室にて、あなたの紡ぐ、人間への深い眼差しと余韻に満ちた最高の物語に出会えるのを心より楽しみにしております!

    作者からの返信

    お読みいただいたこと、感想をいただいたことに深く感謝いたします。本当にありがとうございます。

    かつて文芸部だった頃を懐かしみつつ、企画に参加させていただきました。部室で広辞苑をめくっていたことを思い出しました。楽しい企画をありがとうございました!