「働くとは何か」を問う本作。読むと元気が出てきます。

舞台はとある企業。主人公は声優の仕事を卒業し、社会人となった女の子。
本作の世界観に非現実的な要素はありません。

社会人になったばかりである女子の心理がリアルに描かれている作品です。
主人公と同じような想いをしている女性は多く、読むと共感ができるのではないでしょうか。
作中の主人公には、高校生の時からしていた声優の仕事を卒業した過去があり、この背景がこれからの物語に大きく影響していくものと思われます。

ヒロインは社会人になって頑張りたいと強く願っているようですが、本気で頑張れるものが何か、それが出来るのか、自分が何者になりたいのか、といった悩みを抱えているようです。
本作の見所は、ラノベを書きながら仕事をしている課長さんと絡みながら、ヒロインが自分の進む道を悩みながら決めていく姿だと思います。

これから働くことに不安を抱えている人、働き始めた人、そうでない全ての人にオススメさせて頂きます。
一読してみて下さい。

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