AIでの小説の添削方法

あらやかきて

AIで添削

今回、「夜陰にストロボ」の公開に際し、AIで文章を添削した経験を踏まえ、苦労した点や添削方法をまとめます。


まず、試したAIツールはChatGPTとGrokです。どちらも約3000円課金し、5章分を比較しましたが、クオリティはほぼ同等でした。最終的に、扱いやすさからGrokを選びました。

全文を一気に添削しようとしましたが、情報量が多すぎると処理できないことがわかりました。約2000文字程度なら、きれいに添削してくれます。


「添削してください」とだけ依頼すると、自由に改変されてしまうため、添削の程度を細かく指定する必要があります。


添削方法が定まり、同じチャット上で、コピペを繰り返して作業を進めると、徐々に添削の質が下がる傾向がありました。チャットの履歴が増え、負荷がかかるのが原因のようです。これは新しいチャットを開始すれば解決しますが、添削方法を引き継ぐには工夫が必要です。


「添削方法を出力して」と依頼すると、それまでの添削条件を箇条書きで出力してくれます。 この条件を新しいチャットにコピペすれば、同じ方法で高品質な添削が可能です。

以下は、私がコピペしていた添削条件です。


「これから添付する小説を添削してください。

添削条件:

1. 改行後の字下げ:会話文を除く全段落で、改行後に全角スペース1つで字下げを統一。

2. 誤字訂正:誤字やtypoを修正。文法的には正しくても、より自然な表現に調整。

3. 語尾の自然化:硬い/不自然な語尾を滑らかな日本語に調整(例:「わかった」→「わかっていた」)。会話文はキャラクターの口調を尊重。

4. 分かりにくい表現の言い換え:不明瞭な表現を自然かつ簡潔な表現に修正。

5. 余計な添削なし:文法/構成の改善やスタイル提案はせず、誤字訂正、語尾自然化、字下げ、言い換えに限定。」


手順は以下の通りです。

① 添削条件をコピペ

② 添削したい小説(約2000文字)をコピペ

③ 添削後の文章を別の文書アプリにコピペ

この手順を繰り返せば、長編小説も効率的に添削できます。

誤字脱字が意外と多いことに驚くはずです。ぜひ試してみてください。

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