勇者が異世界転生(?)したら

マラカス

無自覚勇者



「うぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

目の前は白い光に包まれ、だんだんと視界が暗くなっていった











「ン?」

目を開けたら見知らぬ天井が目に入った

(あれ、オレさっきまで魔王と戦ってたはずなのに、、、)

勇者であるオレは魔王との戦いで死んでしまい、日本に転生してしまったらしい


異世界転生してからはや15年オレ佐藤大河はこの世界を満喫していた

(この世界は魔物もいない暴君もいない、そんな平和な世界だ唯一魔法がないのが不便だが、、、)

やがてオレは地元の有名な高校に進学した。今日は高校の入学式だ


「たいがーー入学式遅れるわよーーー」


「わかってるよ母さん」


「はいこれお弁当」


「ありがとう」


「いってらっしゃい」


「ん 行ってきます」

(お母さんは心配しすぎなんだよまだ1時間もあるっての)

高校はここから電車を使って約30分ほどの場所にある

まあオレは勇者だった前世の身体能力のこってるから走るほうが早いんだけどね

中学の時同じことやって1日で制服をだめにしてお母さんにこっぴどく怒られたっけ

俺のいく高校は南北高校毎回この名前みると北なのか南なのかはっきりしろよって思う。

そんなしょうもないことを考えているうちに南北高校についた

「でっけーーー」

第一の感想マジででかい!

さすが1学年500人もいるマンモス高校なだけある



           ・・・・・・・・・・


入学式も無事に終わり、教室だ席は、、、、、


(うわ、さいあくだ教卓の前のアリーナ席じゃん)


「ではホームルームを始める。私はこのクラスの担任を務める佐野美幸だ1年間よろしく。じゃあ出席番号順で自己紹介をしてもらう。まずは1番藍場美央さん。」


「はい、藍場美央です好きなものはサッカー観戦です1年間よろしいくお願いします」

たれ目が印象的な黒髪ロングの美少女だ

(サッカー観戦が趣味なのか、俺もサッカー好きだから話せるきっかけあるといいな)

「2番~~~~~~~~~

           ~~~~~~~~~~~~~」




                ・・・・・・・・・・・・・



次は俺のばんだ

「~~~~~~~~~~~~

           ~~~1年間よろしくお願いします」


「15番佐藤大河です好きなことは筋トレです1年かによろしく」(スマイル)

女子からは黄色い声援が男子からは嫉妬の目線が飛ぶ

今更だがオレは前世の容姿を引き継いでおりかなりイケメンだ

(毎回の事だが今年も男子うけさいあくだーーーーーー)




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



そんなこんなで二日目だ

教室のクラスメイトに若干気まずそうに目をそらされオレの席を指差された

机に大量のプロテインがおいてあった

状況からするに渡辺君がおいたらしい

すると渡辺君が

「よお佐藤 筋トレ好きなんだろプロテインやるよかっこうつけてるだけでほんとは筋トレしてないお前には使い方わかんないかwwww」


どうやら嫌がらせのつもりらしい

(一応この高校結構あたまいいはずなんだけどな、なんであんなのがはいれたんだろ?親のこねとかかな)

普通にプロテインはうれしいので

「ありがとう」とさわやかに答えてやった



その後渡辺君は先生に怒られてた藍場さんが先生にいってくれたらしい




・・・・・・・・・・・・・・・

放課後

本を読んでいたら5時を回っていた

やば

もう帰んないとお母さんに怒られる

バッグを手に駆け足で下駄箱に向かうと

空き教室から誰かが誰かに怒っているのが聞こえてきた声からするに渡辺くんが藍場さんに詰め寄っているらしい


「藍場、お前なに先生に佐藤の事ちくってんだよ」


「だって、、、」


渡辺君のことを先生に言ったのが藍場さんだとばれてしまったようだ

さすがに見過ごせないので教室に入る


「佐藤!お前すかしたことばっかしやがって」

藍場さんに向いていた渡辺君の敵意がおれに向いた

『バシーーーーーーーーん』

いきなり殴られた いきなりだったのでしりもちをついてしまった


渡辺君はスッキリしたようでそれで帰ってしまった


「佐藤君大丈夫?」

藍場さんが心配そうにこちらを見てくる

前世では魔物と戦ってたくらいだから痛くもかゆくもない


「大丈夫だよ、渡辺君もさすがに手加減してくれたみたいだ」

と笑顔で返す


藍場さんはほっとしたような表情をして

「助けてくれてありがとう」

といった


それからなりゆきで一緒に帰ることになったサッカーの話とかで盛り上がった

また一緒に帰れたらいいな


・・・・・・

その後は友達もでき平穏な学校生活を送っていた

藍場さんとも仲がいい名前で呼び合うほどのなかになった

渡辺君は一発殴ったことで満足したのかもうからんでこなくなった



・・・・・

時は流れ5月今日は運動会だ

この学校の運動会は5月の前半入学式をしてから1、2週間後に行われる

(はやすぎだろ!)

とはいってもリレーや玉入れなどそこまで練習が必要のない競技ばかりなので特に困ったことない

運動会はクラス対抗で競技ごとにかつとポイントが手に入る

学校には運動会を通してクラスを団結させる目的があるらしい

オレが出る競技は

・50m走

・玉転がし

・選抜リレー

力加減が難しい

玉転がしの練習の時は球を二個も破壊してしまった


まずは50m走か



「よーい どん!」


けっかは12人中12位

やべ力抜きすぎた、、、


クラスのみんなががんばっている

(みんながんばれ~)


順当に競技が進んでいき最後は選抜リレーだ

玉転がしはどうだったんだって?おもいだしたくもない

力をこめすぎて玉が観客席飛んでってさんざんなめにあった練習したのに


気を取り直してリレーだ


男女選ばれた8人が走る

オレはアンカーだ今うちのクラスは1位のクラスと僅でこの種目で勝つと優勝できる

だから声援も今までで一番大きい

(やべーめっちゃ緊張するこんな緊張するのは魔王と戦った時以来だ

             あれ魔王って結局倒せたのかな?まぁいっか)

※主人公と魔王は相打ちになっている


うちのクラスは好調で1位をキープしたままオレの前の走者の美央(藍場)の手に渡った


・・・


美央が転んだ2位の走者の足が引っかかってしまったようだ

1位から一気に8位まで転落する

クラスも悲鳴に包まれる


美央がバトンパスの時に「ごめん」と泣きそうな顔つぶやいた


「まかせろ」

ちょっと本気出すか


全員選抜リレーのアンカーなだけあってかなり速い1位との差は50m以上か


(よゆーだな)


ちょっとだけ本気を出した


実況も「え? え?見間違いでしょうか早すぎます」

俺が早すぎて困惑しているが実況を忘れないのはさすがだな


1人


また1人


と次々に人を抜いていく


最終レーン3人の走者が並ぶ

だがスピードで言えば俺がぶっちぎりだ



『パーーーん』


クラスは歓声に包まれた


クラスのみんなとハイタッチを交わす


運動会は優勝できた

いやークラスの男子たちがリレー戦の活躍もありオレにやさしくなった気がする

良かった良かった

~~~~~藍場美央視点~~~~~


「ごめん」


「まかせろ」


私が転んだ後に大河が走った


すごいスピードだった50mの時は全然はやくなかったのに

あっといまに1位になった夢を見ているみたいだ


大河すごすぎる


大河への感謝とふわふわとした気持ちで胸がいっぱいになった


どうやら私は大河を好きになってしまったらしい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







どうやら俺は無自覚に1人の女の子を堕としてしまったようだ











~~~~~~~作者から~~~~~~~~~

初めて物語を書くので下手かもしれませんが温かい目で見てくれると幸いです

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