ヘラクレスオオカブトという昆虫の名前を聞いて、このレビューを見ている君は何を思うだろうか。世界最大のカブトムシだとか、某昆虫の王者のゲームだとか、その答えはマチマチになるに違いない。それでも、『憧れ』の対象であるという点ではかなり共通しているのではなかろうか。
本作は、一人の虫好きパパがそんなヘラクレスオオカブトに転生して異世界で大活躍する話だ。前世の娘そっくりなエルフに拾われ、冒険者としての生活を始める。あるときはダンジョンを攻略したり、またあるときは父娘(?)で温泉旅行に出掛けたり……八面六臂の活躍は、まさしく一寸の虫にも五分の魂……いや、百分の魂と言いたくなる。
本作を読めば、昔カブトムシやクワガタムシに熱中した子ども時代の記憶が蘇る。是非、読んでみて欲しい。