トーヤとベルの場合

 カクヨムの自主企画芳岡 海さんの「【質問企画】あなたの作品の2人組について知りたい」に参加してみました。

何組かのコンビがあるので、思いついた人を色々やってみようかなと思います。


 次は私の代表作である「黒のシャンタル」の主人公トーヤと、その仲間のベルでやってみます。


 知り合って三年になりますが、話しているのはこれまでと同じ、第二部でトーヤとシャンタルから過去の話を聞いたすぐ後ぐらいのことになります。

この四人に関してはずっと同じ時期の話なので時期についてはここから先は割愛します。


↓質問文↓


1.名前と相手の呼び方は?


トーヤ「ベル。ガキ、他色々かな」

ベル「トーヤ、おっさん、いで!」


2.お互いの出会ったきっかけ、ついでに第一印象は?


トーヤ「三年前、俺とシャンタルが仕事で次の戦場に向かう途中、こいつが兄貴助けてくれって言ってきたから」

ベル「うん、二人に助けてもらって兄貴が助かった。おれ、父さんも母さんも上の兄さんもいなくなってたから、あの時は兄貴もいなくなって一人ぼっちになると思って、そんで必死に助けてって呼んだんだ」


3.付き合いの長さはどれくらい?(完結済みの作品なら、完結時でも後日談でも。連載中なら任意のタイミングで)


トーヤ「だから三年だよな」

ベル「だよな」


4.意見が割れたらどちらが折れる?


トーヤ「俺がこいつの意見に合わせるなんてありえねえ」

ベル「おれの方が正しいことだってあるじゃん、折れろよ!」

トーヤ「ねえよ」

ベル「いてっ!」


5.相手が機嫌悪いとき、どう接するのがいい?


トーヤ「放置だ」

ベル「ほっとくなよ!」

トーヤ「ガキの機嫌の相手してられっかよ」

ベル「トーヤが機嫌悪い時は相手してやってるじゃねえかよ!」

トーヤ「余計なお世話だっての」

ベル「いてっ!」


6.贈り物したことある?or あげたいものはある?


トーヤ「ない」

ベル「いや、あるぞ」

トーヤ「なんかあったか?」

ベル「知り合った時、勉強しろって本とかくれた」

トーヤ「そういやあったな」


7.どこまで頼れる?


トーヤ「こいつが頼れるわけねえだろ」

ベル「なんだと、このおっさん!」

トーヤ「おまえがずっと俺のこと頼ってるだろうが」

ベル「それは認める!」

トーヤ「だったらなんでそんなえらそうに言ってんだよ、ガキ」

ベル「いてっ!」


8.相手のことどうやって褒める?


トーヤ「褒めることねえからなあ」

ベル「なんでだよ、あるだろうが!」

トーヤ「ない」

ベル「おれだって色々できるようになってんだろうがよ!」

トーヤ「それはやれて当然のことばかりだろうが、褒めるほどのことじゃねえんだよ」

ベル「いて!」


9.相手のことどうやって怒る?


トーヤ「こうだな」

ベル「いてっ! いちいちどつくな!」

トーヤ「ガキのしつけはこれしかねえだろうが」

ベル「いつか痛い目見せてやっからな! いて!」


10.ごめん! 実は黙ってたけど……


トーヤ「そういうことを全部話したわけだ。だからおまえはアランと一緒にどうするかよく考えろ」

ベル「…………」


10-2.ごめん! 実は黙ってたけど、冷蔵庫のプリン……


ベル「おれじゃねえからな!」

トーヤ「知ってるシャンタルだ」


11.相手について最近初めて知ったこと


トーヤ「特にない」

ベル「おれはあり過ぎてわけわかんねえー!」


12.相手が血だらけの手で帰ってきて「人殺しちゃった」と言った。あなたはどうする。

(悩んだら下記のパターンに沿ってご回答ください。もちろん無視でもいいです。)

A.信じない

 A-1 何かの間違い。こいつに限ってそんなはずない。幻覚かな?

 A-2 受け入れられない。むしろこっちの精神が崩壊。

B.信じる

 B-1 信じて突き放す。自分で解決しろ。自首しろ。

 B-2 信じて受け入れる。逃げる/隠ぺい/いつかやると思ってました/そもそも初めてじゃない

C.それ以外

 C-1 何もわからないけど血だらけの相手を抱きしめてあげる

 C-2 まずその手を洗えよ。服が汚れるだろ。

 C-3 死体に嫉妬

 C-4 その他


トーヤ「A-1 。こいつがそういうことするわけねえ。そこは信用してる」

ベル「トーヤ……」

ベル「俺は、トーヤと兄貴の仕事しってっから、だからなんも言えねえ」


13.YES/NOで答えてください


・誕生日知ってる→


トーヤ「YES。こいつのだけじゃなく、みんながあの時に知ったよな」

ベル「YES。うん、あの正月に話したからな」


・肩組める→


トーヤ「YESだけど、こんなガキと組むはずねえだろ」

ベル「なんだと! おれもYESだけどこんなおっさんと、いて!」


・ビンタできる→


トーヤ「YES。でもそれより頭張り倒す方がいい」

ベル「なんだと! おれもYESだ!」

トーヤ「やれるもんならやってみろ」

ベル「この! いて!」


・食べ物「あーん」できる→


トーヤ「YES。やらねえけどな」

ベル「YESだけど絶対やらねえ!」


・お財布貸せる→


トーヤ「NO! こんなガキにそんなもん預けられっかよ」

ベル「なあ、その前に、おれと兄貴が預けてる銀行の金、ちゃんとしてくれてるよな?」

トーヤ「(ドキッ!)」


14.相手にひと言なんでもどうぞ


トーヤ「まあどこまでいってもガキはガキだ」

ベル「うるせえな、このおっさ、いて!」


15.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝してください!


なんかずっとこうして漫才みたいなことやってる二人ですが、「黒のシャンタル」の主要人物です。

君たち、もうちょい仲良くしなさいね。というか仲が良すぎてそういうことするんだろうけど、そろそろアランが色々心配してるから。


ということで、本編と共にベルが主役の外伝「銀色の魔法使い」もぜひご一読ください。本編は長い長い物語ですが、こちらは三十話の中編になります。


「銀色の魔法使い」


https://kakuyomu.jp/works/16816700426521765341


※「黒のシャンタル」シリーズ


https://kakuyomu.jp/users/oguranatuki/collections/16816452221304898162

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