類似品
雨宮 治
第1話いいゆめ
ゆめをみた
いいゆめだとおもった
めがあった
うれしかった
中学生になりまた一歩大人になった
嬉しくないが当たり前であり
皆来るものであった
人を見る目が変わる自分を見る目も変わる
全てが変わる時自分はどうなるのだろうか
どうなりたいのだろうか
どうしたら自分の思いどうりになるのだろうか
どうして自分の思いどうりにしたいのか
自分は将来何をしたいのか
周りは変わる、したいことになりたいことに
成長し変わっていき去ってゆく
当たり前であった故に
自分は置いていかれた 周りに 世界に
大人は話さないだけで
自分と同じ状況になったことがあるのだろう
サッカー選手、バスケ選手 テニス選手
小説家 漫画家 芸術家 討論家 夢 夢 夢
花開いてゆく 飛び去ってゆく
つま先から足ふくらはぎ腰腹肩首頭脳髄
登ってくる様な感覚で電気が走る様な感覚
夢を見ている様だった
目を開けると光画目を突き刺した
丸い様な光の塊がいくつか目に付いた
まるで病院の手術室で横になっているようだった
ひんやりとした床 感覚のない右手
何も思い出せない頭、小脳、脳髄
何故自分は中学生だと知っているのか
喉から蛇が出る様な感覚で
目の奥に針が刺さっている様な感覚であった
眼球を動かし下を見る
自分は囚人服、いや患者服のような服を
着ていた、何故こんな服を着ているのか
自分は気狂いなのか
記憶障害なのか
はたまたこれは夢なのか
ひんやりとした感覚を頭に感じながら
本当に頭なのかわからない場所で考える
本当はこれは悪夢で
自分の体は実際ふかふかなベットで寝て
いるのでは、
それか私はもう死んでいるのか
これが夢じゃなかったらなんなのだろうか
私は私なのか、中学生の私は本当に私
なのだろうか、知らない人の記憶なのでは
ないだろうか、知らない人の体で知らない人の
記憶だけを埋め込まれているのでは無いだろうか
聞いたことがある、人と人の脳を入れ替える
そういう実験がある、何故私なのか
この体は誰のものなのだろうか
私のモノか分からない頭で考える
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