きょうの日のロックンロール

あべ

プロローグ

 人は一度傷つくと、もう二度と傷つきたくなくなる。

 そして、一度逃げてしまうと、なかなか戻れなくなるんだ。


 それでもいつかは、立ち向かうべきだろうか?

 傷つくと分かっていても?

 それとも、もうずっとここに居てもいいだろうか?


 ここは安心できる場所だ。

 誰かに心を乱されることもない。ここに居れば、自分は生きていられる。

 …………それなのに、なぜだか、落ち着かない。

 自分はここに居るべきじゃない気がしている。


 ”ねえ、どうするべきなんだ?”


 部屋の電気を消して、ベッドに横たわったとき。

 おれはいよいよもどかしくなって、

 君の気持ちを知りたくなってる。

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