第28話 ツンデレ女神とくっころ女騎士
過去最大のピンチが俺を襲った。
まあ、女神様の上司が言うように俺はやりすぎたのだろう。
ゴブリンとして本能を優先した結果、大勢の人々を殺して人生を狂わせてきた。
裁かれて当たり前だろう。
そう思ったのだが、この事態はピンチでも何でもなかった。
「くっ♡ ど、どうしてっ♡ 呪いは解いたはずなのにっ♡」
「ダーリンに逆らうとは悪い女神なのじゃ♡」
「うふふ♡ 大丈夫ですよ、女神様♡ 貴女もすぐにアースさんの素晴らしさを理解できますから♡」
俺が今まで堕としてきた女たちが女神様の上司に群がり、攻めまくっている。
正直何が起こったのか分からなかった。
てっきり淫紋を失って正気に戻った彼女たちに殺されると思ったのだ。
しかし、結果は見ての通り。
俺が事態を飲み込めずに困惑していると、女神様が話しかけてきた。
「君の力は相手を洗脳する類いのものじゃなかったんだよ」
「め、女神様? どういうことです?」
俺の疑問に答えたのは女神様だった。
「うーん、なんて言うのかな。相手が強制的に君を好きになるんじゃなくて、君を好きになりやすくするだけというか……とにかく皆が君を好きなのは嘘じゃないってことだよ。まあ、細かいことは気にしなくていいんじゃない?」
「女神がそんな適当でいいんですか?」
「別にいいよ。どーせあの様子じゃ、先輩もボクを叱る余裕なんてないだろうし」
そう言って女神様は乱れる女神様の上司をまじまじと見つめた。
……ふむ?
「女神様、おっぱい揉んでいいですか?」
「んっ♡ ……もう揉んでるじゃん。何勝手にボクのおっぱい触ってんの?」
「駄目ならやめますけど」
「……別に駄目じゃないけど。君、ボクのおっぱい好きすぎでしょ」
「俺は女神様が好きなんですよ」
「っ、馬鹿♡ そういうこと言っておけばボクが堕ちると思ったら大間違いだよ」
「じゃあ無理やりしてもいいんですか?」
俺がそう言うと、女神様はそっぽ向いた。
「……別に、好きにすれば? どうせボクのこと自分のものにするつもりでしょ?」
「よく分かりましたね」
「だって大きくなってるし、見れば分かるよ」
「女神様に――いや、アルティナに俺の気持ちを分かってもらえて嬉しいぜ」
「……ばか♡」
アルティナは相変わらずツンツンしているが、エッチはとても情熱的だった。
やっぱり無理やり堕とすのもいいが、イチャイチャして堕とす方がいいな。
アルティナとのイチャラブエッチを満喫した後、ルーシアが話しかけてきた。
「流石だな、アース様♡ まさか女神をも自分の女にしてしまうとは♡」
「ある意味、ルーシアのお陰だな」
「む? 私は何もしてないぞ?」
「お前があの時全裸で命乞いしなきゃ、俺はこの力に気付かなかった。あの時お前を殺していたら、俺は今も森でサバイバルしてたかもしれん」
「ふっ♡ アース様ならいずれ世界の覇者となっていたはずだ♡ 謙遜するな♡ それより、その……♡」
「ああ、お前も抱いてやるからこっちに来い」
「うむっ♡」
こうして俺はハイザーランド王国を支配し、魔王軍も手に入れ、女神すら堕とした。
それから世界へ宣戦布告。
武装したゴブリンたちを各地に派遣して、幾つもの大国を滅ぼした。
いくつかの国は俺を恐れて属国となり、見目の整った美しい女を数百人、毎年のように献上してきた。
ラフィエルやルキエルの故郷である魔界や、アルティナの暮らす神界にも侵攻した。
たまに勇者を名乗る男が俺の命を狙ってきたが、正面から叩き潰して連れていた仲間の女を目の前で堕としてやったりもした。
俺を止める者はおらず、やがて俺は全てを手に入れるのだが……。
それはまた時間のある時に話そうと思う。
―――――――――――――――――――――
あとがき
どうでもいい小話
作者「完!!」
ア「さらばだ」
作者「新作『弱小魔王が底辺ダンジョンの裏側を配信したらめちゃくちゃバズってしまった!?〜マナーの悪いS級探索者や迷惑系配信者を一方的に蹂躙したらネットで称賛の嵐。あの、私は人類の敵ですよ?~』も時間のある方は是非どうぞ」
「全然ピンチじゃなくて草」「おもしろかった」「新作読みに行くで!!」と思った方は、感想、ブックマーク、★評価、レビューをよろしくお願いします。
くっころ女騎士を本当に殺そうとしたら土下座で命乞いしてきた件。 ナガワ ヒイロ @igana0510
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