ブライトマン

レッドハーブ

ブライトマン

「大変だねぇ〜野球部は…」


ニヤニヤしているクラスメート。


「サッカー部でよかったわ〜オレ」


なかなかにめんどくさいヤツだ。


「大体よぉ、頭を丸めりゃ強くなれるのかよって話なんだよな。オレはボーズじゃないけど部活でスタメンになれたけどなぁ」


いちいち癇に触るヤツだ。


オレがミスをすると「ち〜が〜う〜だ〜ろ〜」とからかい、あるときは「太陽拳!」「テレッテレ〜レ〜テレレッテ〜レ〜レ〜」とからかってくる…。

人をダシにして笑いをとるイヤなヤツだ。

気になっていた女子にも笑われる始末…。


だが耐えるしかない。なぜなら問題を起こせば、

試合に出られなくなるからだ。

部活のみんなに迷惑が…とか考えていた。

ボーズ頭なんて学校にはまぁまぁいるが、オレはなかでも頭がキレイな球体をしているらしい。


ついたあだ名はブライトマンだ。


「まぁまぁ、そうからかうなよ」

「野球部だって好きでボーズにしてるワケじゃないんだから」


まわりの友だちが空気を変えてくれた。


「そういえば週末は練習試合だって?」

「そうだよ。暇なら見にこいよ。オレのスーパープレーを見せてやるぜ!」

「相手は強豪か?」

「ぜんぜん。格下さ。目隠ししてでも勝てるね」

「負けることは…?」

「万に一つもないな。もし負けたら、頭を丸刈りにしてやるさ!」


オレはスマホで週末の天気を確認した。

試合当日は晴天である。

…ひらめいた!!


(復讐のとき…来たれり…!!)


オレは野球部を集め、何人かで話し合った。


ヒソヒソヒソヒソ…


野球部のみんなはオレの提案にのってくれた。


「よぅ、練習試合オレらも見学に行くよ!」

「おぅ!日曜の朝10時からだからな!」


そして、試合当日…


「ウソだろ…信じられない…!」


サッカー部は試合に負けてしまった。

あれだけ豪語していたにもかかわらず、である。

試合終了後、オレはスタメン様に駆け寄った。


「おまえのスーパープレーが見れなくて残念だったよ。ゴールの近くで見ていたんだけどな」

「ま、まさか…ゴール前がまぶしかったのは…!」

「そうだ、オレたち野球部がいたからさ…約束だ」


パチン!


指パッチンの合図でヤツは羽交い締めにされた。


「や、やめろ!!な、なにをする!?」


ヴイィィィィ…


「そ、それは…!」

「そう、バリカンだ。試合に負けたら丸刈りにするんだったよな?」

「やややややめろ〜!」


オレは思いっきり…ヤツの髪を刈り取ってやった。

これはイジメではない。復讐だ…!


「ぎゃあぁぁぁあ!オレの…髪がぁぁぁぁ!」

「これでおまえも…ブライトマンだ!」

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ブライトマン レッドハーブ @Red-herb

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