紅の魔術師
聖暦音楽堂 /MarioZX08
episode0 紅の魔術師
いわゆる一般的な魔法学校をエリートクラスで卒業。
優秀すぎる成績を収め、百年に一人いるかいないかの魔法使いと
言われ、はや10年。
マリーは旅をしていた。
自分の本当の居場所、目的を見つけるための旅だ。
自分の家系、血筋の事実を知ってしまったのは彼女が10歳になる頃だ。
魔法学校小学5年生の頃。
マリーの住んでいた家の地下に、古い魔術本があり
家族の目を盗んでは地下に潜り込んでは読んでいた。
ある日、魔術本とは別の本があると知った。
それは母親の部屋の本棚だ。
母親の目を盗み、本棚を開けてみると
ローズ家の禁断の魔術本を見つけてしまう。
その瞬間こそローズ・Rの新たな歴史の始まりを意味していた
紅の魔術師 第一章 第1話
母親の部屋にて魔術本を見つけたマリー
その魔術本には歴代ローズ家の魔術が記載されていた。
マリー「ローズってなに??私、ローズじゃないわよ」
そう、マリーの苗字はすでにローズではなかった。
母親もまた同じく、ローズではない。
マリーの母の名は ロサ・アルバ 父の名は ユリウス・ガリカ
ローズという名前はとうになかった。
マリーの名前はロサ・マリー。
母親の苗字を引き継いでいた
時が経ち、2年後。
魔法中等2年生。
マリーはやっと、母親の魔術本に書かれていた意味が分かった。
いや、自分の存在と本の存在する意味だ。
マリーの本当の名はローズ・R・マリーであると同時に、
自分の魔力はそれを引き継いでしまっているという事実。
マリーは、決心した。
マリー「家系の血、それを私が引き継いでしまった。歴代ローズ・Rは
一体、誰と戦い。その魔力の使い道を確かめるしかないわね」
そして12年後、旅をすることになる。
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