あとがき

このエッセイを読まれて不快になられている方にはお詫び申し上げます。

別に投資を推奨している訳ではないのですが、読み返すと、そう取られても仕方がない面もありますね。

それでも書き続けるのは何年も後に読み返して、自分がどういう想いで投資したかを記録しておきたいからなのです。

僕は数日おきに「投資日記」を書いています。

新NISAを始めるにあたっての不安や、利益を出した時のドヤ顔コメントにクスッとします。

僕にとって新NISAはとても助かるシステムです。

何故なら、売買がしづらいからなんです。

一度、売ると投資枠が消えて来年まで待たなくてはいけないから、「売る誘惑」に我慢できるのです。

そうです。

売買こそが素人投資家の敵なのです。

コツコツ積み立てておけばどんなに下がった株も殆どは戻ります。

高い時に売って、安い時に買い直すなんて、不可能なのですから。

それと、自分で利益を使う目的での投資ではないのが良いですね。

どうせ死ぬ時は遣いきれない金だから増えようが減ろうが気が楽なのです。

二十年前の時は別でした。

数万円、損失が出ても気持ちが締め付けられるようで結局は市場から退場しました。

数百万円でしたが、後悔する投資でしたが却って早く職場復帰することになって今では良かったと思っています。

なまじ中途半端に利益を出していたら個人経営のまま年金も少なくカツカツな暮らしをしていたことでしょう。

そう、あの頃の失敗が今に生きている気がするのです。


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経済入門⑭ 進藤 進 @0035toto

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