ネタの掛け合いや、キャラの心情描写に強みのある作品だと感じました。描写のテイストから、恋愛小説なんかに向いているとも思いましたが、こういうのとファンタジーを調和させることで生み出される魅力もありますよね。
カクヨムではあまり見かけるタイプの作品ではありません。全く方向性や内容は違いますが、気分は「キノ旅」「狼と香辛料」を読んでいる時のそれに近かったと感じます。
ネット小説にはネット小説なりの雰囲気がありますが、こちらの作品は、ネット小説でありながらライトノベル的な風情を漂わせる作品だと思いました。