大好きな親友に贈る。

こよい はるか @PLEC所属

いってらっしゃい。

 君はいつも強かった。

 普通だったらできないことも何なりと引き受けて、成し遂げてしまった。


 スマホの制限的にできなかった私の仕事も、君が全部やってくれたよね。

 君が居てくれたから私は此処に居る。そのことにまず、感謝させて欲しい。


 君はいつも優しかった。

 URLを毎回準備してもらった。これからは多分、自分で出来る筈です。やり方見つけました。




 私は君の物語に何度も助けられた。誰にも曝け出せない闇も、出さないうちに君の物語が消してくれたんだよ。


 私は君の物語が好き。

 だから続きを読みたいって思う。一ヶ月に一回くらい長編の続きまだですかって言っちゃうくらいには。


 今では急かすのは良くないなって反省してるけど、君が戻ってきたら言い続けると思う。




 何ヶ月前かな……ちょうど十一ヶ月くらい前。私は君を熱烈に勧誘して、此処の世界に招き入れた。

 君は誰よりも此処を愛して、純文学を愛して、PLECを立ち上げようって言ったらはしゃいでくれたよね。


 魔法のiらんどコンテストもお互い上位に入ったら喜んだ。

 PLEC活動記録の日間ランキングも高くて喜んだ。


 私が居なかった時期もあったけど、それ以外いつも一緒にあそこに居たからこそ、居なくなった時の代償は大きいなって感じた。


 私が居なかった時に君が居てくれたように、今度は私が君の居場所を。




 いつも強い君が悩む、苦しむってことは、相当のこと。

 確かに君がいつも話している友達は、クラス替えで居なくなってしまった。私ももちろん、違うクラス。


 私は大体恵まれたクラス替えだった。

 よく話す人とは全員同じだし、その他諸々個人的な願いが叶った。


 でも一つだけ叶わなかったのは、君と一緒になれなかったこと。




 それが一番嫌だった。君ともっと話がしたい。まだ足りない。

 来年は、同じクラスになれることを信じてる。


 なれなかったとしても、これからもっと仲良くしたいって思ってるのは——私だけかな?




 書きたいけど、書けない。

 私にもそんな時があった。


 泣いた。書けないことが悔しくて泣いた。優しく次の連載を待ってくれている皆様に申し訳なくて泣いた。


 それに、いつも新作を見せるとテンションを爆上げしてくれる君に見せられなくて、泣いた。


 もどかしい気持ちで苦しむかもしれない。

 私もそういう経験があったから、分かる。


 でも人と関わっていく上で、いつの間にか笑顔になってる時なんていっぱいあるから。

 今書けなくても、絶対に書けるようになるから。


 君の為なら私はなんだってするよ。

 私は君に憧れているから。人として好きだから。


 この気持ちに偽りなんてない。全部本当のことだから。


“ごめん”なんて言わないで。“ありがとう!”って言って。

 私は君の“ありがとう!”が聞きたい。


 君が言う迷惑って、実は迷惑じゃないんだよ。

 みんなやりたくてやってること。君のために時間を費やしたいと思って、やってること。


 だから言うべきは、感謝。




 こんな上から目線でごめんね。

 嫌な気持ちにさせるかもしれない。


 でも、いつもありがとう。可愛くてかっこよくて優しくて明るい君は、私にとって親友です。

 いつか君にとっても親友になりたい——だなんて、そんな簡単に思い通りにはならないけどね。


 いつだって人に迷惑をかけたくないって言う君が、君自身が周りに対して迷惑だと思っているであろう“活動休止”をした。


 そう、これはスタート。

 君の物語はこんなもんじゃ終わらない。君の物語——君の書く物語もそう、君の人生もそう——を、誰よりも近くで見守らせて欲しい。


 スタートからゴールまで、一コマも見逃さないように。


 気持ち悪いかもしれないね、ごめん。


 再スタートを切るその日まで、私は此処を守る。

 君が帰ってきた時に笑顔になってくれるように、私は此処を守る。


 だから。








 大好きだよ。


 いってらっしゃい。

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