借金には利子がつきます。それはまるで雪だるまのように膨れ上がり、やがて債務不履行を迎える。そしてそれは、我々の感情もまた同じです。日々の中で積み重なる小さな嫌悪や怒り、悲しみ。それらは気づかぬうちに利子を生み、心の債務として蓄積されていくのです。さて、人の感情の値段とはいかほどのものでしょうか?
これは、返済が辛く難しい……。
感情って本当に自分のもの?と考えさせられてしまう、小さいけれども光る短編。折戸さんのお仕事内容に興味津々です☆