起きて

夏より冬のほうが好き

太陽の照り方も、風の見え方も、吹き方も

ちょっと扉の外にでて太陽を見て

白い息を吐いている時に自分以外がいないように感じて、感じているのかもね

机の下に隠れている時に見えるところの隙間から風が吹いてくる、エアコンの風かもしれないし

扇風機の風かもしれない、でもわからない

聞こえるのは風を切る音だけだから

冬は窓を開けてしまう


料理をして包丁を洗ったあとに、乾かす為に網の上に乗せるその時に刃先が自分の方に向いているととっても怖い気持ちになる時がある

ハサミとかでも怖くなる、でも違った

刃先を見た時に自分が刺した時の事を思い出す

多分夢だった、刺した人は今も生きてるし

刺した時にその人が死に向かってる所を見て

とっても後悔したし、今も悲しい気持ちになれる

でも刺したことに言い訳を付けたのは

夢も誰も悪くない

僕が悪い

僕が悪かった

自分が善人であるとは思ってないけど

地獄に落ちるほど悪い人間でもないと思ってる


エアコンの音がする

どうして機械の音は言葉で表せれないのだろう

ただ回転してるだけなのに、何が回転してる?


おしまい

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