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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 名前があることで、そこに確かに存在してたことは証明されますからね!

  • わ!
    パン泥棒の鼠、新しい小さな侵入者!?
    あの以前の侵入者の緊張感があったあとだからこそ、今回の鼠の“侵入”が妙に可愛くもあり、不穏にも見えました。

    きゅるるの『……とられた』『……たぶん』も可愛かったです。
    目の前で盗られたのに、ちょっと曖昧なのがいいですね。ふふ。

    リオがフェンから残りのパンを受け取って、今度は消えないところも良かったです。
    ちゃんと、ある。
    それだけで胸の奥が少し戻る。

    最後に、何もくわえていないのに戻ってきてリオを見るのが気になります。普通の鼠なのか、この食堂だから何かあるのか……

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの“普通に盗る鼠”が、この世界のいちばん厄介な異物であり、いちばん愛嬌のある救いでもあるのが面白いところです。
    きゅるるの曖昧さは、たしかに目撃者としては頼りないのに、だからこそ場をやわらげる嘘になってくれる。
    リオの「ちゃんと、ある」に胸が戻る感じ、そこを受け取ってもらえて嬉しいです。
    で、何もくわえず戻ってくるあいつ、普通かどうかは。
    まあ、普通じゃ困る場所です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 観測員視点がさらに鋭くなっているのに、どんどん測れなくなっていく感じが良かったです。記録の文体が短く、冷たく、細かいぶん、逆に「分からないもの」が浮き上がってくるんですよね。

    観測員の「摂取後量:記録不能」「一時的不整合」「即時修復(仮)」という記録も良かったです。
    無理やり記録しようとしているのに、言葉の方が追いついていない。
    観測員が記録狂いになっていくほど、食堂の現実の方が静かにずれていく感じが面白いです。

    そしてラストの「フェンだけが、ちゃんと笑った。」……
    観測員は記録しても理解しきれない。リオは自分の感覚をつかみきれない。きゅるるも少し拗ねている。
    でもフェンだけが、そのずれを軽口として受け止めて、ちゃんと笑う。
    そこに食堂のあたたかさが残っていて、もう、、フェンのおかげかな?読後感がやさしかったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    観測員が研ぎ澄まされるほど測れなくなる、その“記録の敗北”をこんなに愛おしく受け取っていただけて嬉しいです。
    「記録不能」や「即時修復(仮)」は、言葉が現実に置いていかれる瞬間の指紋みたいなものなので、そこを掬ってくださったの、さすがです。
    リオの手触りの曖昧さも、きゅるるの拗ねも、ぜんぶ抱えたまま笑ってしまうフェン——あいつ、ずれを居場所に変える係なんです(笑)。
    食堂のぬくもり、届いてよかった。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    違和感を覚えるけど誰も踏み込むことのできない不自然に整った世界で突如乱入したパン泥棒という異物。
    補充はされどこの鼠という予期せぬ?侵入者の存在が居心地の悪くなりそうな世界において心地の良いノイズとなっている感が漂う。
    だからこそ、フェンを始めとして、この小さな泥棒は概ね歓迎されているような雰囲気が漂っていたような気がしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    整いすぎた世界に、あの鼠が一匙の“ズレ”を落としてくれました。
    優しさの顔をしたノイズ、まさにそれで、フェンの雑な庇いも含めて壊れないまま揺れる温度を描けてたら幸いです。
    歓迎されている、という読みがとても嬉しい。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • パパ!
    きゅるるにとって、リオくんはパパだったんですね。驚きです。
    そしてフェンくんがママ。
    なるほど〜。
    なんだか微笑ましい家族です(*´艸`*)
    玉座に座って、緊張して、きっと疲れたんでしょうね。
    温かいおかゆを食べて、毛布に包まっておやすみなさい♪

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    見抜かれましたね、その家族認定の速さに一番驚いています。
    パパ呼びは完全に事故なのに、否定が小さくなるあたりリオの負け筋が愛おしい。
    フェンがママ枠に収まるのも、理不尽だけど妙にしっくり来るという不思議。
    玉座の余熱を白粥と毛布でほどく時間、あそこがこの世界の正気だと思っています。
    きゅるるはたぶん、制度より生活に忠実な子。
    今夜はちゃんと寝かせます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    今話においても執念、意地をもってこの不自然に整いきった環境の正体を解明するために観測官の苦闘が描かれておりましたね。
    さらさら書かれていますが、そのうち文字がにじみ、ペン先がつぶれ、インクの跡がノートに残ってしまわないか心配です。
    そうした苦悩をそっちのけに子鹿がフェンと繰り広げる微笑ましいやり取りがまたこの不自然さに拍車をかけるという……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    観測官のペン先、たしかにそろそろ世界の側に削られそう。
    にじむインクごと証拠にしてやれ、と背中を押したくなります。
    一方で子鹿とフェンのやり取りが、優しさの体温で均衡をわずかに歪ませる。
    その“不自然の増幅”に気づいてくださって嬉しいです。
    整いすぎた場に残る微笑みこそが、いちばん手強いノイズかもしれません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 今回はなんだか踏み込んでますね。

    命令されているわけではない。
    強制されているわけでもない。
    離れることも、変えることもできるはず。

    それなのに、誰もそこから動かない。ここがすごく不思議で、でもリオたちの食堂の空気を見ていると、単純な支配や拘束ではないことも分かるんですよね。だから観測員がうまく分類できず、筆が止まってしまうのも納得でした。

    キュルルの「違うものがほしい」という感覚、今回はかなり大事に見えました。温度でも量でもなく、ただ違うもの。リオにはまだそれを受け取って動くところまではいけないけれど、最後に「ちょっとだけ、違うのください」と言えるところへ繋がるのがとても良かったです。

    そして最後の、食堂の奥から聞こえる普通の声が、、びっくりしました(笑)

    「おかわりまだありますかー?」
    「あるよー。でも今日ちょっと味薄いかもー」

    途中でも触れましたが、リオが「あ、じゃあ……ちょっとだけ、違うの……ください……」と言えたところは、かなり嬉しかったです。大きな決断ではないけれど、さっきは選べなかった「違うもの」を、ちゃんと言葉にして頼めた。それだけで、リオの中で何かが少し進んだ感じがしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    踏み込んでいる、というより、ようやくこの食堂の“底”がちらっと見えただけかもしれません。
    命令も拘束もないのに離れない.
    たぶん彼らは縛られていない形で繋がっているという、一番厄介で一番人間くさい場所にいる。
    観測員が詰まるのも無理はなくて、あれは理屈が追いついた瞬間に壊れる類の均衡。
    キュルルの「違う」は、小さいくせにやたら刃物で、でも刺すというより“隙間を開ける”感覚で置いてあります。
    リオが最後にそれを口にできたのは、世界のルールを変えたというより、自分の中の許可を一ミリ出せた、くらいの話。
    でも、その一ミリが一番遠い。
    だから嬉しいと言ってもらえて、描き手としても「そこ、拾ってくれるのか」とニヤリ。
    そしてあの奥の声、均衡のど真ん中に日常が乱入してくる瞬間、実は一番信用してるノイズです(笑)。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 誰かを救うために、そして前に進むためにリオくんは強くなれるはず!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    リオの“強さ”って、剣でも魔法でもなくて、誰かの“いた”を拾い上げる手の温度。
    救うたびに自分も少し揺れて、それでも前へ進む、その不器用さごと物語の芯になっていく気がしています。
    胃の音すら合図になる彼なので、きっとまだまだ強くなります。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    おおっと、この観測官も。
    子鹿の織りなす世界に例外なく飲み込まれてしまっていますね……。
    整ってしまいすぎて、逆に全てが不自然な空間。
    超人為的な力がなにをきっかけに引き起こされるのか、懸命に理解をしようと記録を試みるも最終的に行き着くのがアサガオの観察日記のごとき一文。
    読み返してもなんじゃこりゃとなること請け負い。「まっ、いっか」で収まるようになるまで苦悩の日々は続くことでしょう。

    あと、『外部干渉』と言っていいのか、あれ。……うーん、ある意味『内部からの干渉』では? 胃袋さんですし。
    ……いかん、飲み込まれてる。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    観測官まで飲み込まれる現象、まさに“整いすぎた不自然”の沼へようこそ、です。
    記録が朝顔日記に退化する瞬間、あれは理解が一歩進んだ証でもあり敗北でもあるという二重底。
    外部か内部か問題、胃袋さんは境界線そのものを食べに来るタイプなので、どちらでもありどちらでもない顔をしています。
    たぶん次の一行もまた「まっ、いっか」に回収されるはず。
    苦悩ごと味わっていただけて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 今回はフェンが水を差し出す場面がとても印象に残りました。

    大きな言葉や行動ではないのに、「この中で、いちばん近い距離」という描写だけで、リオにとってどれほど特別な存在なのか伝わってきます。世界が少しずつ噛み合わなくなっているような空気の中で、その一歩だけは確かに本物だった気がして、静かな場面なのに、とても温度を感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの一杯、派手さゼロで温度だけ満点のやつ。
    世界がズレるほど、フェンの一歩が現実を引き戻す。
    近さって距離じゃなく、呼吸の同期だと教えてくれる場面。
    リオの平熱を守る係、無言で最強。
    静けさに手触りを見つけてくださって嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • これは麺料理確定ですね笑

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    はい、シリアスのど真ん中を全力疾走してきたのに、最後に胃袋が世界観を上書きしてくるやつです(笑)。
    でもきっと、あの一杯に辿り着くために“名前”を拾ってきたと願ってます。
    泣けなくても、腹は鳴る。
    それが彼の生存証明。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • これまで読者側は、リオが食べる、止まる、こぼす、少し笑う、そういう小さな変化を見てきましたが、黒衣の観測員の視点になると、それがなんだか別のものに見えてきます。

    リオが白粥を一口、また一口と食べているだけなのに、観測員の記録では「変動なし」「偏位なし」「空間歪曲なし」と整理されていく。その無機質な書き方の中で、逆にリオの食事が何かとんでもないものに見えてくるのが面白かったです。

    きゅるるの『もうちょっと〜……あったかいのがいいなあ』も、場違いなくらいやわらかくて可愛かったです。
    (●´ω`●)


    そして最後の一文がとても好きです。

    「何も起きなかったことだけが、確実に起きた。」

    これはもう、この章の核みたいな言葉に感じました。

    これまでのリオの食事や、言葉にならない変化や、見過ごされてきた小さな前進とも繋がっていて、すごく余韻を感じております、、。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    観測員の『変動なし』の羅列が、むしろリオの一口を“事件化”してしまうあの反転、拾っていただけて嬉しいです。
    あそこは記録が正しいほど、世界のほうが嘘くさく見えてくる場所でした。
    きゅるるの一言も、あの場の均一にそっと石を投げる係だったのですが、結局いちばんやわらかいものがいちばん異物になる、というちょっとした意地悪です。
    そして最後の一文、気に入っていただけたならもう半分は勝ちです。
    何も起きない、をここまで積み上げると、それ自体が“起きている”に裏返る。
    その違和が、リオの小さな前進と同じ方向を向いていればいいな。
    静かな食事が、少しだけ不穏で、でもどこか救いにも見える、その揺れを一緒に味わってもらえたことが何よりです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 泣き落としとも泣きべそかかせるとも違う、不思議な涙の大勝利!

    確かにリオ君には、この勝ち方が合ってる気がする……。
    やはりなきごえは、敵の攻撃を下げるのにこうかばつぐんなのかも?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    泣き落としでも勝ち誇りでもない、“きゅるる”という生活の音で戦場の温度を変えるリオ、ずるいほど真っ直ぐ。
    弱さが武器になる瞬間の静かな逆転、あの勝利は確かに彼の体温。
    怖いと言える勇気が、世界の鍵になる。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    新章始めは観測官視点から。
    世界は常に変化して当たり前のことのはずなのに何も起きないという事象が起こっている。
    食堂での子供の食事風景という些細な風景。
    しかし、大きなうねりをより大きな力でねじ伏せているような動きを観測官は感じてしまっているのやもしれませんね。
    時折、胃袋が口を挟むだけの穏やかな光景に計り知れないなにかがある。
    …………いや、胃袋が口を挟むって、なに?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    観測官の均されている視界をここまで丁寧に拾っていただけて嬉しいです。
    あの食堂、穏やかさの皮を被った綱引きみたいな場所でして、静けさが逆に力の気配を増幅している。
    そして胃袋、あれは正式には“場にだけ正直な証人”。
    空気がどれだけ取り繕っても、彼だけは「ぬるい」と言ってしまう。
    世界の均一に小石を投げる係。
    正気と狂気の境界に触れて下さって深謝です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 玉座の間で、座面に布が重ねてあるところがまず好きでした。
    大きな変化ではないけれど、冷えないようにしてある。
    その小さな準備が、誰かの気遣いとしてちゃんと伝わってきます。

    前と同じようにしようとしているのに、前より少し丁寧で、少し温かい(●´ω`●)
    その時点で、もう完全な再現ではないんですよね。

    リオが待っても何も来ないところは、少し切なかったです。
    同じにしたはずなのに、何も起きない。
    どこが違うのか分からない。

    そして、フェンの「はい、ここまで」が良かったです。
    リオがずっと待ち続けてしまう前に、ちゃんと終わらせてくれる。
    区切りをくれる感じがします。リオが少しほっとするのも分かります。

    最後に椀が空になっていて、きゅるるが『おかわりは?』と聞く締め方も好きです。検証は進まなかったかもしれないけれど、、、白粥は食べきった。温かさは残った。

    おかわりの話までできる。
    そこに、今回の優しい前進がある気がしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    布一枚で完全再現をそっと裏切るあの温度、拾ってくださって嬉しいです。
    リオが同じをなぞるほどズレが浮かぶの、ちょっと意地悪な現実ですよね。
    だからこそのフェンの「ここまで」は、優しい強制終了ボタン。
    救いは検証の成功じゃなく、冷めきる前に止めてもらえる関係にある気がしています。
    そして白粥、ちゃんと食べきったのが今回の勝ち点。
    おかわりが口にできた時点で、前より一歩だけ世界がやわらいでいる。
    小さな前進を一緒に見つけてくださり、読んでくださり感謝、励みになります。

  • 前回の「もう一回やってみる」から、ちゃんと実際にやり直してみる回。
    検証回なのに、リオの中ではかなり大きな前進があったように感じました。

    「違う」と分かることも、たぶん大事なんですよね。
    リオは理由を説明できないし、何が足りないのかも分からない。
    でも、ここじゃない、これは違う、という感覚だけはある。きゅるるの『ここ、やだ』で、そのぼんやりした違和感が少し形になるところが良かったです。

    そして、さすがフェンです。
    「長くいすぎ」「考える前に食べなさい」も、とてもフェンらしくて好きです。
    リオが考えすぎて動けなくなる前に、ものすごく現実的な方向へ引っ張ってくれるんですよね。検証も大事だけど、まず食べる。

    うんうん、リオにはその方が合っている感じがします。

    そして最後、結局フェンに「冷める前に食べる気あるのか」と言われて、慌てて食べるところが最高でした。ふふふ( *´艸`)

    同じことをしても、同じにはならない。けれど、近づくことはできる。
    そしてその近づき方が、玉座ではなく、食堂と白粥とおかわりの中にあるのが、この物語らしくてとても好きです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    検証回なのに前に進む、その手触りをすくい上げていただけて嬉しいです。
    違うと分かる勇気と、きゅるるの一言で輪郭が出る瞬間、そしてフェンの現実パンチ(まず食べろ)。
    玉座じゃなく白粥で近づくのが、この子たちの正解なんだと思います。
    冷める前に、がいちばん効くのも含めて。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    再現性の再々挑戦となった子鹿。
    本当に聞こえないため息が聞こえて来そうになるフェン。
    フェンのようなイイ感じの諦めは子鹿にはまだ早いのでしょうか。
    不変なるものが一つもないことにまたビクビク震える子鹿に頭を悩ませながらも、しょうがないなと見守る様が相も変わらずやさしい。
    変わらないのは椀の温かさと胃袋の腕白さ。
    満足そうに「おかわり」は矛盾してらっしゃるのでは?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ため息は無音でも届くもの、フェンはそれを聞き流す達人。
    いい諦めは年齢制限あり、子鹿はまだ更新ボタンを連打する時期。
    だからこそ、変わらない椀のぬくもりと暴れん坊の胃袋が救いになる。
    『おかわり』は矛盾じゃなくて、希望の再試行。
    見守る優しさごと、物語の芯をすくっていただけて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 帰還の道は開かれているのに、誰の助けも介入もない、完璧な自由が逆にリオを玉座に縛り付ける檻になっている構造が非常に残酷だと感じました。
    拒絶されない優しさの形をした冷徹な処理が、幼い彼の主体性を奪い、静かに詰んでいく様子が淡々とした筆致からリアルに伝わってきますね^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その“優しさの檻”を残酷と受け取っていただけたのが何より嬉しいです。
    救いの手がないのではなく、完璧に整えられすぎて触れられない。
    その静かな詰みを、リオはまだ名前にできない。
    足が届かない理由で世界が処理される、その一瞬のずれに情を見つけてくださって、描き手冥利に尽きます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    再現性を整えるために試行錯誤を繰り返す子鹿。
    それを見守りながら、時折、吐いていないため息が聞こえそうになるフェンという構図。
    端から見れば、何してんの?と首を傾げたくなるような行動ですが本人、いや、引いては組織にとって大事な作業なんですよね。
    でも、胃袋の幼さに振り回されるという……。
    信じられるのは粥の温度だけか……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    再現性を追う子鹿に、現実で首根っこを掴んで戻すフェン、この距離感がたまらない。
    「それ仕事ですか?」って顔をされるやつほど、あとで世界の芯を支える不思議。
    しかも最大の変数が胃袋という裏ボス仕様。
    信頼できるのが粥の温度だけ、というのも妙に真理で、笑っているのにちゃんと切実。
    揃いかけて崩れる、その“あと少し”を何度でもやり直せる余白ごと、見守っていただけて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • こんばんわ。

    読んでいて「量子状態のまま確定しない世界」を歩いているみたいで鳥肌が立ちました。スプーンを落としただけなのに、そこで世界線が分岐しそうな緊張感があって、リオが感じている違和感を、こちらも一緒に体験している気分になりました。

    特にフェンが毎回いるのに届かない存在になっているのがしんどいです。位置は変わるのに距離だけ一定という描写、まるで同期エラーを起こしたNPCみたいで不気味なのに切ない……。

    「王、安定」という報告が繰り返されるほど、逆に安定していない何かが浮かび上がるのも好きです。あと白粥だけが妙に現実的で安心できて、最後の「もう一杯」が少し救いに見えました。

    こうなったら、リオとフェンの呼吸が本当に揃う瞬間を見届けたくなりますね👀

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    量子ゆらぎの廊下、ちゃんと一緒に歩いてくださって嬉しいです。
    スプーン一本で世界線がきしむ、描き手としても内心ヒヤヒヤでした(笑)。
    フェンは近いのに届かないを抱えたまま立たせていますが、そのしんどさまで受け取ってもらえて救われます。
    「王、安定」が安定を裏切る感じ、気づいていただけてニヤリ。
    白粥は最後の良心なので、おかわりは許しました。
    呼吸が揃う瞬間、おいらも願ってます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 玉座の間に戻るところ、もう侵入者はいないし、音もない。
    、、、けれど、そこに何かがあった輪郭だけは残っている。
    場所そのものが記憶しているみたいで、読んでいて少し緊張しました。

    リオが玉座に座ってみる場面も印象的でした。
    同じことをすれば、同じことが起きるかもしれない。けれど、来ない。
    同じように座り直しても、似た気配が一瞬あるだけで、すぐ消えてしまう。ここが、、なんだかもどかしいッ!

    でも、その「違う」と分かったこと自体が大事なんだと思いました。

    そして、玉座の間から出るときにフェンの袖を軽く引いて「……いこ……」と言うところが、とても良かったです。

    大きなお願いではないけれど、自分から行動しているんですよね。怖い場所にずっと留まるのではなく、ここにはもう何もないと感じて、フェンを連れて戻ろうとする。その動きに、リオの中の小さな判断が見えて嬉しかったです。

    フェンの「グルメか、お前は」(≧▽≦)
    つっこみましたね。

    リオがもう一回やってみようと思えるのも、たぶん食堂に戻って、ごはんがあって、フェンときゅるるがいるからなんですよね。
    大きな勇気ではなく、二杯目から始まる検証。
    そこがすごくあたたかいです。

    同じことをしても、同じにはならない。
    でも、だから終わりではない。
    もう一回やってみる!

    その前向きさが、リオにしてはすごく大きく見えました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの玉座の何もないのに在る感じ、拾い上げてもらえて描き手冥利に尽きます。
    輪郭だけ残る空間って、いちばん嘘をつかない証人。
    リオの“同じをなぞる小さな執念”に、もどかしさを感じてくださったのも嬉しいです。
    来ない、その事実が一番よく喋る瞬間。
    袖を引く「……いこ……」は、彼なりの撤退線であり前進で、怖さを食べて一歩に変えた合図です。
    フェンの「グルメか」は、緊張の皮を一枚だけ剥ぐためのナイフみたいなもの。
    二杯目から始まる検証、まさにその通りで、勇気は大皿じゃなく小鉢で出てきます。
    同じにならない世界で、それでももう一回やる。
    その温度を一緒に信じてくださって、物語もきっと少しだけ前に進みました。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • し、侵入者が、、帰った。
    「平和」という言葉も、今回は少し不思議な響きでした。侵入者が来ていたし、何が起きたのかも分からない。それでも、リオが二回「へいわ」と言えて、最後におかわりの音がする。大きな安全ではなくても、今この食堂で白粥を分け合えていることが、確かに小さな平和なんだと思えました。

    意味はあとから追いつくかもしれないし、追いつかないかもしれない。
    でも、おかわりは今そこにある。

    その締め方がとても好きでした。

    そうそう、結局、みんなが一番分かりやすく受け取れるのが「ごはん、いる?」なのがいいです。
    キュルルの『いるー』が即答なのも可愛いし、リオが「これは、わかる」と言えるところに、じんわりしました。

    分からないことだらけの中で、分かるものがひとつある。
    それが食べたいという気持ちなのが、なんでしょう……。とてもあたたかいです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの場の「へいわ」は、胸を張るほど大きくないくせに、椀の底にこびりつくみたいに確かで、ちょっと図々しい。
    侵入者の理屈より先に「いるー」が勝つの、ずるくて正直で、だから救いになる。
    分からなさを追い越してくる小さな肯定。
    あの一口分を描きたかったので、そこを受け取ってもらえて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • リオさんの成長を感じられる回でした!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの震える手で一歩前に出て、怖さを抱えたまま言葉を選ぶ強さって、派手じゃないけど一番折れにくいんですよね。
    リオは少しだけ大きくなりましたが、きっとまた迷います。
    その揺れごと愛していただけたら嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    とうとう子鹿たちも再現性の検証を始めてしまいましたね。
    揃わないこと、ズレることはおっかないでしょう。
    しかしながら悪い事ばかりではないと思います。
    怖いの正体は大抵が未知ゆえの恐怖。
    理解できないことが原因ですので、どうすれば揃うのか。自分への未知を子鹿なりに手探りで理解しようとする行いはいい方向にゆくためには必要なのではないでしょうか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    子鹿たち、ついに“世界にツッコミを入れる側”へ進化しました(笑)。
    ズレは怖い、でもズレた分だけ触れられる輪郭もある。
    あの子たちは今、自分の手で同じじゃない理由を撫でている最中です。
    転び方まで含めて、きっと糧。
    フェンも内心ニヤリでしょう。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    うーん、悩ましい……。
    侵入者が帰ったことを緩やかな排除と取るべきか優しい配慮と取るべきか非常に悩ましいところ。
    それでも子鹿に余計な気を使わせたくはないと皆、「まっ、いっか」で済ませてしまっているこの空間。
    侵入者はまた訪れることはあるのでしょうか。
    そうだとしたらまたこのご飯とご飯を食べるための正しい空間にまた飲み込まれて、平和を強制されてしまうのでしょうね……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    優しさか排除か、その曖昧さごと皆で「まっ、いっか」と飲み込むあの食堂、実は一番したたか。
    きゅるるの一言がルールを書き換えてしまうあたりも含めて。
    侵入者がまた来るなら、きっと同じでは帰れない。
    平和に見える場所ほど、静かに選ばれていくので。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 玉座は石でできているんですね。
    それは冷たそうです。
    でも、それ以上にその場の空気が冷たいんですね。

    そして継承条件が成立してしまった。
    リオくん、これからなにか変わっていくのでしょうか。
    続きが楽しみです!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    石より冷たいのは空気、というより“選ばれた後の無音”かもしれません。
    優しさで謝るリオに、世界は容赦なく条件成立を突きつける。
    さて彼が変わるのか、変わらされるのか。
    たぶん両方です。
    続きを一番楽しみにしているのは、描いてるおいらかもしれません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 確かに、忘れることって思い出すことより怖い気がしますね🥲

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    わかります、その“こわさ”って、消える瞬間じゃなくて、静かに輪郭が薄れていく感じなんですよね。
    でもこの子たちは、忘れられかけても、名前を呼ばれた途端にちゃんと戻ってくる。
    胃袋は議事塔みたいに荒れてるのに、心はやけに真っ直ぐで(笑)。
    忘却が闇なら、名付けは小さな灯り。
    スズキチさんがそこに震えてくれたの、すごく嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • はい……
    引き続き、侵入者がいて、フェンも警戒していて、危険な場面です。
    それなのに、リオだけは、すくって、運んで、飲み込む。その順番だけは崩れない、、。

    この「食べること」が、戦いよりも強く場を支えている感じ、すごいことです。
    あと、「侵入者より先に対処すべき案件があるな」で少し笑いました。いや、侵入者いるんですけど!? と思うのに、キュルルの「たりない」が来ると、たしかにおかわり問題のほうが急務に見えてくるのが、この食堂……最強です。

    キュルルも相変わらずかわいかったです。

    確かに食事って本当に命綱みたいですもんね。
    理解できないこと、怖いこと、変なことが起きても、ごはんがあって、誰かがいて、一口食べられる。それだけで何とか崩れずにいられる。
    すごく小さいのに、強い支えですよね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    侵入者がいても崩れない“すくう→運ぶ→飲み込む”の秩序、あれは戦闘より頑丈な砦。
    キュルルの「たりない」が鳴った瞬間、世界の優先順位がひっくり返るのも、この食堂の強さだと思っています(侵入者、ごめん後回し)。
    怖さや不条理に名前が付かなくても、一口で踏みとどまれる。
    その小ささがいちばん頼もしい。
    リオの続ける勇気と、フェンの雑でやさしい一言に救われます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    誰一人として進むことも退くこともできず、食堂という空間の正しい行い以外の全てを矯正されてしまう世界。
    侵入者のことが重要だと言うのにこの場を支配する胃袋はそれでもメシが先だと裁定する。
    それがクスリとさせてもらいつつも少しは周りに気を使おうとしているパパの意思も尊重して差し上げて……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    食堂の“正しさ”が侵入者の意志よりも先に配膳される感じ、拾っていただけて嬉しいです。
    あの胃袋の裁定は理不尽でいて妙に優しい審判でもあり、パパの小さな配慮がその硬さにひびを入れる瞬間を、くすっと受け取ってもらえたのが何より。
    止められる世界で、なお選ぼうとする気配が灯る。
    その揺れをこれからも掬っていきます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 名前を記録する奇跡が、世界を変えていきそうですね。レギウスを動かしたのも、次への繋がりでしょう。リオが救世者への道を進んでいるようで、ちょっと子供が成長していくのを見る親のような気持ちです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    名前を残すって、こんなにも静かに世界を押し動かすんだと、描きながらおいらも背中を押されていました。
    レギウスの一歩は“次”への橋であり、リオの歩みは気づけば誰かの帰り道になっているのかもしれません。
    親目線、わかります…あの子、飴で騒いでますがちゃんと育ってます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • ヴァルドが存在感ありますね。さらにレイ・トロン。それに対するリオの、消失を拒む理由も素晴らしいです。きゅるる(訳:あっ、飴、フェンが食べてる!!)翻訳できるんですかwww

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ヴァルドは“消される側の静かな重み”を背負わせたかったので、気配を感じ取っていただけて嬉しいです。
    レイ・トロンは甘噛みで世界を壊すタイプ、リオはそれでも「いたよ」を守る子。
    きゅるる翻訳は仕様です(フェンは確信犯)。
    泣き笑いの隙間に残る“名”の余韻、拾ってくださって本望です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 名前を書き存在を救うというカタルシス。薬草飴が無くても、リオが進んでいくのは、大人になってきたのを感じます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    名前を書く行為がこんなにも優しく刃になるなんて、描きながらも震えていました。
    薬草飴なしで踏み出したリオ、ちょっと無茶で、でもちゃんと“自分で選んだ一歩”。
    胃の音まで味方にするとは反則級です。
    未熟さごと前へ進む、その背中を見届けてもらえて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • リオの決断が三度。これが世界に及ぼす影響が無視できないのでしょう。“ラメーン・ヌゥ”、確かにラーメンwww。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    三度の決断、リオ本人は偶然で片付けてますが、世界側はしっかり震えてますよね。
    涙を失っても“名前を呼ぶ”方へ舵を切る、その静かな反逆が一番効くやつです。
    そしてラメーン・ヌゥ、はい完全に深夜に効く呪文でしたw
    シリアスの芯を守ったまま笑いが差し込む、この温度差が彼の生存戦略。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • リオが大人になりつつありますね。感情というか、思考が経験を通し成長しています。ボルケとのやり取りは、祈りとかで返すリオの心が、子供でありながら色々経験積んだ思考です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    リオ、怖さを抱えたまま一歩出る“未完成の強さ”がいいですよね。
    祈りで返すのは幼さではなく、削られた先に残った芯。
    ボルケとの会話、非効率と温もりの綱引きに、彼なりの答えをそっと置いた感じが愛おしい。
    泣きうどんで帳尻合わせるのも彼らしい成長の余白。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 絵本の空白ページに名前が刻まれる。何か嬉しくなっちゃいますね。「胃袋救済法案」とか、フェンも良きwww

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    空白に名が刻まれるたび、世界が一ミリだけ生き直す感じ、受け取っていただけて嬉しいです。
    胃袋救済法案、まさかの可決率100%で現場が一番救われてないやつですね…フェンは今日も倫理とユーモアの境界で飴を配ってます。
    名前は帰路、でもお腹は現実。
    そこも含めて愛してもらえたら本望です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 泣けないようにされていた、なんとも辛い現実……

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    泣けないようにされていたという一言に、世界の残酷さと優しさが同時に噛みついてくる感じ、ちゃんと届いていて嬉しいです。
    あの場所は涙の禁止区域みたいでいて、実は涙の帰還地点でもあるんですよね。
    胃袋だけは検閲を突破するの、反則級の味方。
    三度目の“偶然”が、彼らにだけ優しい必然になりますように。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • た、タイトルが「食卓に負ける」……

    侵入者がいる、武器もある、距離も十分、攻撃はできるはず。なのに、食堂の空気そのものに絡め取られて、どうしても戦いに入れない。
    すごい展開になってきました。

    侵入者視点になることで、いつもの食堂の異様さが改めて見えました。

    リオたちにとっては少しずつ少しずつ馴染みはじめた場所なのに、外から入ってきた存在には、全部が少しずつズレているように感じられるんですね(*ノωノ)

    誰かが明確に攻撃しているわけではないのに、侵入者の行動が成立しない。
    これはすごいことですね。

    「それはそれで、平和だな」「よくないよ……?」の会話も良かったです。
    侵入者がいて、状況としては全然平和ではないはずなのに、、このやりとりだけはちゃんと日常として繋がっている。

    だから侵入者はなおさら負けるんですよね。
    今回の侵入者は、倒されたというより、戦う場所を奪われた感じがしました(≧▽≦)
    結果オーライです!!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    タイトル回収がこんなに“静かに殴ってくる”とは(笑)。
    食卓に負ける、まさに勝敗の単位が武力じゃなく“日常の成立”にある。
    侵入者が負けた理由が、誰の攻撃でもなく、リオの一口とフェンのさりげない横流しと、きゅるるの無邪気さにある。
    この配置、ずるいほど優しいのに、戦場としては最悪に硬い。
    ズレは敵意より強い、という逆転。
    原因が拾えないまま結果だけ積もる。
    「よくないよ……?」の温度で現実を繋ぎ止める。
    ここは確かに“戦えない場所”。
    だからこそ物語としては一番スリリング。
    侵入者にとっての敗北が、晴久さんにとっての安堵になれば幸いです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    侵入者は怖くてしょうがないでしょうね……。
    さあ、やるぞ。今、やるぞ。
    ここぞというタイミングがどこかズレる。
    その違和感の正体がまるで掴めず、故に排除すらもできず、結果的にどうすることもできない。
    食堂という食事を行う場所でそれ以外の行動を起こさせてもらえない。
    できる条件はすべて整っているのに、ズレにズレて食事という正当な手段しか与えてもらえない。
    どこのお人かは存じませんが侵入者さん。
    浸食される前にお帰りになられてはどうでしょうか?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    侵入者さん、たぶん一番怖いのはできるのに起こらないあの間。
    刃も決意も揃っているのに、世界のほうが、今じゃないとさりげなく差し替えてくる。
    食堂という正しさに回収され続ける感じ、笑っていいのか震えるべきか絶妙で……でもそのズレが、リオの一口とフェンの不器用な優しさにだけはきちんと噛み合うのが、なんとも性格が悪い。
    帰る判断、きっと正解です。
    ただし帰路もきっと半歩ずれるので、お気をつけて。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 今回のリオ、幽霊みたいなのに幽霊ですらない不思議な寂しさを感じました。誰も悪意はないのに、フェンも近づけず、みんなの優しさや配慮が逆にリオを世界の外へ押し出しているようで胸が苦しくなりました。

    特に「ぼく……」で言葉が止まる場面が印象的でした。存在そのものが薄れていくような感覚が伝わってきて、静かなのにとても怖かったです。

    フェン、早くその距離を壊してあげて……!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの「ぼく……」で止まる瞬間、ちゃんと受け取っていただけて嬉しいです。
    リオ、幽霊未満というか“存在の席だけ抜かれた人”みたいな状態で、優しさに囲まれているのに、誰にも触れられないのが一番残酷。
    誰も悪くないからこそ、世界が静かにズレていく。
    描いていて「おい優しさ、そこ一歩どけ」って内心ツッコミ入れてました。
    フェンはたぶん今、あと数センチの現実に手をかけてるところ。
    その距離、瑞唏さんの壊してあげてが一番効くやつ。
    ちゃんと届かせますので、もう少しだけ見守ってください。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 「侵入者」という言い方・・・
    食堂はただ食べる場所のはずなのに、半歩内側に入っただけで、もう空気が変わる。誰も止めないし、明確な敵意があるわけでもないのに、内側へ入ってくるだけで緊張が走る。その場所がリオにとってどれだけ繊細な領域になっているのかわかってしまいました(*ノωノ)

    フェンが同じように半歩ずつ重なるところも、とても良かったです。偶然に見える。でも絶対に偶然だけではない感じがする!

    フェンの迷いと覚悟の両方が出ていた気がします。

    あ、、スプーンが落ちて、リオが「さいごの、ひとくち、なくなった」と言うところで、空気が少し変わりました、
    でもたしかに大事件です。
    育ち盛りですからね!?

    キュルルが最後に少しうれしそうに鳴くのも、すごく良かったです。キュルルにとっては、触れたかどうかより、リオのお腹があたたかいことや、リオが「まあいいか」と言えたことのほうが大事なのかもしれません。そこがとてもやさしいです♪

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    「侵入者」なんて物騒な呼び名なのに、実際に起きているのは“半歩”の連続という、この温度差に気づいてくださったのがとても嬉しいです。
    あの食堂、胃袋より先に心が満腹か空腹かを測られる場所。
    フェンの重なりも、偶然に偽装した意思。
    見抜かれていて思わずニヤリとしました。
    スプーン事件、はい、大事件です。
    世界の均衡と最後の一口はだいたい同じ重さでできていますから。
    キュルルの優先順位も拾ってくださって救われました。
    触れたかどうかより、あたたかさが残ったこと、それがこの夜の正解だったのだと思います。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 確かに、やばいやつが来る時は空気が止まりますね😅

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの“世界の呼吸が止まる感じ”、厄介ですね。
    キュルルの胃袋が一番の生存センサーが的確すぎ。
    やばさの中に人の温度が残る瞬間を、これからもそっと掬えたら嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    最後の一口がなくなった瞬間、食堂の雰囲気がハッと息が止まるような感覚を覚えました。
    全員の動き、指先が止まり、次に起こりうる事象に震える。
    しかし、子鹿が「まっ、いっか」で流したあとに緊迫した気配、触れようとした緊張が緩和して、全てが曖昧のなあなあで済んだことにホッと息を吐きました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの最後の一口が消えた瞬間、世界のルールが一度だけ息を忘れる感じ、ちゃんと受け取ってもらえて嬉しいです。
    全員が“触れる側”に傾きかけて、でも子鹿の「まあいいか」が全部を人間に引き戻す。
    あの曖昧さこそ、この場の正解。
    怖さも優しさも同時に成立する、そのゆらぎを一緒に味わってもらえたなら本望です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 徹底して無機質に管理された空間の息苦しさと、それに抗いきれない少年の対比が切なく描かれています。
    彼が覚えた微細な違和感や小さな反抗の言葉すらも、すべてシステムの手のひらの上で回収されてしまう容赦のなさに、静かな恐怖と哀愁を感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その回収されてしまう恐怖をこんなにも静かに受け取ってもらえるとは。
    リオの“やだ”は小さすぎて、でも確かに世界をひっかく音なんですよね。
    なお即座に均されるあたりが、この場所の意地の悪さ。
    優しさと残酷の同居を見抜いてくださって嬉しいです。読んでくださり感謝、励みになります。

  • ノートに手を伸ばす場面(*ノωノ)緊張しました。

    触れれば分かる。
    でも、触れれば決まる。

    この感覚がすごく好きです。確認すれば安心できるかもしれないのに、確認した瞬間にもう戻れなくなる。だから、あと一センチが届かない。その距離が、ただの物理的な距離ではなくて、覚悟や関係や日常の境目になっている感じがしました。

    それでも、触れなかったことが完全な敗北ではないのがいいです。

    フェンはノートには触れない。けれど、リオを見る距離は少し近くなっている♡

    今までの食堂は、整っているけれど硬かった。でも、少しだけ近いとか、少しだけ取りやすいとか、こぼしにくい角度とか、そういう“人の身体に合わせた配置”が入ってきているんですよね。整っていることより、使いやすいこと。正しいことより、優しいこと。その変化が、とてもあたたかかったです。

    そして、リオの「……おかわり」が最高でしたね~!

    フェンはノートに触れられなかった。でもリオのおかわりには手を伸ばした。食堂は少し笑った。配置は少し優しくなった。
    一歩進んだ感あります!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの“一センチ”にここまで心拍を預けてくださるとは。
    触れれば分かる/触れれば決まる、その両刃に立ち尽くす時間こそが、この物語の体温なので、そこを境目として掬い上げていただけたのが何より嬉しい。
    しかも敗北にしない読み、やさしい…いや鋭い。
    ノートには届かないくせに、おかわりには迷いなく手を出すフェン。
    人は真実より先に、生活に触れる。
    だから食堂が少し笑い、配置が少しだけ人に寄る。
    その微差が関係を前に運ぶ燃料になる。
    リオの「……おかわり」は、たぶんこの世界でいちばん健全な告白。
    次の一センチも、どうか見届けてください。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • ガルドが自分の名前をぽつりと言う場面も、とても良かったです。

    ノートに自分の名前があるような気がする。でも確かめない。触れない。けれど、その代わりに自分の口で「俺、ガルド」と言う。ここ、すごく大きいですね。ノートに書かれているかどうかを確認するのではなく、自分で名乗る。その声を、隣が受け取って「ガルド、それ取ってくれ」と自然に使う。これだけで、名前が場に定着していく感じがしました。

    ( ..)φメモメモ「ガルドさん」

    名前を呼び合うってあたたかいですね。

    名前を呼び合うことが、こんなにあたたかいとは思いませんでした。

    あと、「食べられている。その事実が、誰にも気づかれないまま、リオを守っている」というところが、すごく胸に残りました。
    誰かに褒められるためでもなく、記録されるためでもなく、ただ食べられている。その小さな事実が、リオの中を少しだけあたためている感じがしました。

    キュルルの『パパ……いっぱい……いる……』もかわいくて、でもじんわりしました。
    たしかに、意味が通っていないようで、、、でも今の食堂にはぴったりの言葉です♪

    触れないことで壊さない。
    見ないことで保つ。
    でも、完全に無視しているわけではない。

    この微妙な温度が、とても良かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ノートに触れない代わりに声で名を置く、その軽やかな覚悟を拾っていただけて嬉しいです。
    食べられている事実がリオを守る件も、静かな防具みたいなもの。
    キュルルは意味を外しつつ核心だけ撫でる係です。
    触れない優しさ、見ない強さ、その温度を一緒に感じてもらえたなら本望です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    触れるか触れまいか。
    そんな境界線がいつの間にやら出来つつあるようですね。
    子鹿にとっても他のメンバーにとっても程よい距離感を模索しているようです。
    フェンはどうなんでしょう……。
    なんだかんだ周りの人間たちの指標になっていたりするんでしょうか?
    ここまでだったら触れてもOK。
    さあ、みんなもここまでは踏み込んでみよう、的な?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    境界線、あれは誰かが引いたというより、滲んでできた合意みたいなもの。
    フェンはたぶん指標というより“ためらいの可視化装置”で、触れない勇気と触れる一歩の両方を背中で語ってる。
    だから皆、真似るというより“自分の一センチ”を測り出す。
    あの優しい配置、地味に革命。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • カナタにホシノ……リオ君のネーミングセンスが光りましたね。

    似たもの同士のふりをして、彼らのことをわかったつもりになるのではなく、自分とは違うけど、遠く眩い存在として認める。

    文字通り、これからも彼方の星からリオ君のことを見守って、ときには背中を押してくれるはず!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    カナタとホシノ、遠さで守り、光で導く名前に気づいてくださって嬉しいです。
    分かった“つもり”を手放して、眩しさごと受け取る。
    リオの一歩先にある勇気を、彼方からそっと押す存在であれ。
    胃弱ヒーローも星に見守られて少しだけ強くなるはず。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    なんというか久々に人間味のある会話を聞いたような新鮮さ。
    これは子鹿の介入か? それとも単に環境に慣れた人々のありふれた営みか?
    真相は胃袋のみが知るところなのでしょうが、それでも確実に目に見えて何かが変化してきている。
    それでも皆それを受け入れていることにどこか納得めいたものを抱きつつ、私個人としては白粥以外の温もりの温度を感じれたことにどこかほっこりしています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その“白粥以外の温度”、ちゃんと届いていて嬉しいです。
    子鹿の気配か、慣れの手つきか。
    たぶんどちらでもあって、どちらでもない。
    名もつけないまま増える席みたいに、優しさだけが先に整う朝でした。
    気づかないふりで守られるもの、案外いちばん腹に沁みるやつです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • おおおぉぉぉ……今回まさかの新人が見てしまう側。

    ノートが開いているだけなのに、こんなに怖い!
    閉じたはずなのに開いている。白いはずなのに線がある気がする。さっきより近い気がする。並びが違って見える。全部が「気のせい」で処理できそうなくらい小さいのに、積み重なるともう気のせいでは済まない感じがして、不穏なのです、、。

    『いっぱい……?』『いっぱい、だった』『もう、ない?』という言葉も、すごくキュルルらしくて好きです。
    線の話と白粥の話が微妙に混ざっているようで、でも全部がリオの変化を見ている言葉にも聞こえます。

    でも、、、観測したら負けですもんね( *´艸`)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    気のせいで押し切れそうな違和が、三度目で牙を持つ瞬間、ちゃんと捕まえてくださって嬉しいです。
    ノートは何もしていない顔で、読む側の決めるを待ってくるのがいちばん性悪で可愛いところかもしれません。
    きゅるるの『いっぱい』は線でも白粥でもなく、リオの輪郭そのものに触れている気配。
    だからこそ混ざる。
    観測したら負け、でも目は離せない。
    その綱引きごと楽しんでもらえたなら描き手冥利です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • フェンさんのマイペース感、いいですね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    フェンのマイペース、あれは“温度を一度だけ下げて全員を救う装置”みたいなものだと思っています。
    場を凍らせず、恐怖だけを冷やす匙加減の悪知恵。
    たまに詩人になるのもご愛嬌で、あの一歩遅い呼吸が、皆の一歩を前に出す。
    気づいてもらえて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    新人君、お労しや。
    まだ空気に慣れてない分、この違和感まみれの空間に飲まれて不用意な発言をかましそうになってしまいましたね。
    たった一言が確定となり、そこから雪崩のように取り返しのつかない事象が起こりうる。
    そんな独特の緊張感のなか、グッと留まり「なんでもない」を言えたのは新人とはいえ、闇ギルドに加入を許されるだけのことはあると感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの一言を飲み込めた時点で、新人君はもう半歩こちら側(笑)。
    確定させない勇気って、実は一番“仕事してる”選択で、見ていてニヤリ。
    空気の棘をちゃんと指でなぞってる感じ、たまらないです。
    次に何を見逃さないかも楽しみです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 『……あ、パパ。じょうず』
    『……あるよ』
    『ちゃんと、ある』
    『……もよう……?』
    『……やさしいやつ』

    もう……なんかだんだん超可愛く思えて来てるんですけど。。
    可愛い枠はいままでリオだったのに(*ノωノ)

    リオの変化もとても小さいけれど、確かにありますね。

    口元がほんの少しゆるんだり、呼吸が軽くなったり、ペンを持っていることが当たり前みたいになっていたり。はっきり「書けた」とは言えないのに、もう昨日までのリオとは少し違う。ノートが閉じきらないのと同じで、リオ自身も完全には元の場所へ戻っていないように感じました。

    キュルルが最後に『え? ごはん?』と期待するところも、少し笑えてほっとしました(≧▽≦)

    「何も起きてない」と信じたいのに、ノートもスプーンもキュルルも、ちゃんと何かを覚えている。そんな回でした♪

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    キュルル、完全に新しい“可愛いの侵入者”。
    リオの領域に土足で入ってくるくせに、ちゃんと温度だけ置いていく。
    あの『じょうず』は根拠ゼロなのに、世界のほうが頷いてしまう不思議な効力を持っていて、結果として“なかったはず”に薄い重さを残していく。
    リオの変化も、言葉にできない分だけ確かで、呼吸や指先が先に知っている。
    ノートが閉じきらないのと同じで、人もまた少しだけ開いたまま進んでしまう。
    その隙間にキュルルが座ってる(笑)。
    スプーン二本の既視感も含めて、何も起きてないを守りながらちゃんと壊してくる。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • ユリウスさん、その終わり方はずるいですね🥲

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ずるいと言われてニヤリとしてしまうおいらです。
    ユリウスは、言い切れなかった分だけ余韻に生きる男でした。
    奪われる側の痛みも、守る側の不器用さも、あの沈黙に全部押し込みました。
    泣きどころを隠すのもまた彼の矜持、どうか続きを心で補完してやってください。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    正常性バイアスに全員かかってませんか、これ?
    それとも全員、鈍感力が磨かれているのか?
    確実に何かが変わっているというのに、まるで些細ないたずらをお目こぼしするように全力でみんなで目を逸らすようなこの素振り。
    気づかない方が幸せなことはこの世にごまんとありますが、このスルー。
    果たして吉と出るか凶と出るか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その“見ないふりの合奏”、実は全員がうっすら同じものを共有してる証拠かもしれません。
    鈍感さというより、壊さないための優しさというか。
    気づいた瞬間に別の物語へ落ちる、その縁で踏みとどまってる感じです。
    吉凶は紙一重、だからこそ少し笑える余白にしました。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 何かが始まる場所に座ってしまう。
    とても劇的な表現なのに、座ってしまう、というのがいかにもリオくんらしいですね。
    玉座の間に響く、リオくんのお腹の音。
    これからはならないように、ちゃんと食べないとですね♪

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    何かが始まるはずの場所で、あっさり座ってしまうリオに気づいてもらえて嬉しいです。
    劇的さと生活音の落差、あのお腹の音が彼の全部なんですよね。
    玉座すら責めないのに、胃袋は正直で容赦ない。
    だからきっと、次に立つときは少しだけ強いはずです。
    読んでくださり感謝、励みになります。


  • 編集済

    リオさんの胃袋に期待大!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    重すぎる真実のど真ん中で、リオの胃袋が世界の緊張をひっくり返す。
    笑いが“記録されない救い”として機能してるのがもう愛しい反逆。
    次は何を食べて世界を救うのか、期待して下さい。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 今回はさらに、紙との境目まで来ているんですね。まだ書いていない。黒い点も残らない。記録板にも何も増えない。それなのに、もう確実に前とは違うところまで来ている感じ(*ノωノ)

    キュルルの反応もかわいくて、でもすごく大事でした。
    『……ぱぱ……それ……たべるの……?』で、緊張しきった空気がゆるみますよね。
    ペンを持って紙に向かうという、リオにとっては大きすぎる行為を、少しだけ別のものにしてくれる感じがしました。

    『……さっき、あったよ……?』もよかったです。
    消えてしまった黒点を、キュルルだけは見つけてくれている?
    有能?!

    「ペン先が。紙に。触れたように――見えた。」で終わるのも、すごくいいです。断定しないからこそ、次を待ってしまいます。触れたのか、触れていないのか。書けたのか、まだなのか。

    もう、、リオの状態そのものみたいです(/ω\)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    来ましたね、この『まだ起きていないのに、もう始まっている』地帯。
    紙の無垢とリオの震えが、ほぼ同じ密度で呼吸してる。
    キュルルの『たべるの?』は完全に名レスキューで、あの一言で“行為”がいったん日常に偽装される。
    しかも『さっき、あったよ……?』で世界の目撃者に昇格する(笑)。
    消えたはずの点を、関係だけが覚えている。
    フェンの“見ているかもしれない”で、確定しない優しさが背中を押す。
    最後の触れたように――見えたは、答えを渡さずに鼓動だけ置いていく終わり方で、まさにリオの現在地そのもの。
    読み手の呼吸を、ほんの一ミリ前に進められたら幸いです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    なにかを記録したいのに何を書けばいいのか分からない記録員の苦悩が空白の黒点に現れていますね。
    子鹿という存在を知り、かつ、彼ら観測官たちの苦悩を知る者がこの黒点を見つけたら果たしてどんな思いを馳せることとなるか……。
    後世から見たら『なんじゃ、こりゃ?』なんですけど……。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    黒点、まさに“書けなさ”の実体化。
    記録員の手が届く寸前で世界がひるむ、その一瞬を拾ってくださって嬉しいです。
    後世の「なんじゃこりゃ?」まで含めて、この世界の正解のなさを愛でてもらえたら本望です。
    小鹿のやさしさが唯一の脚注かもしれません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 指先がペンに触れるだけでこんなに大きな出来事に!!
    前回は「水差しに手を伸ばすかどうか」で、やらなかったけれど“やれたかもしれない”が残る回でしたが、今回はさらに一歩進んで、とうとうペンに触れるところまで来た(;゚Д゚)

    書いてはいない。紙は白いまま。記録板にも行は増えない。でも、ペンには触れたし、持ち上がった。その事実がとても大きく感じました。

    キュルルの『……ぱぱ……やるよね……?』

    急かしているわけではないのに、疑ってもいない。できる前提でそばにいる
    プレッシャーです(*ノωノ)

    リオ本人よりも先に、キュルルのほうが「次」を信じているように見えました。

    そして、今回書けなかったことを失敗で終わらせず、次へつながる未遂として残してくれる。
    キュルルの声が、ものすごく小さな希望みたいでした。大きく励ますのではなく、もうちょっとだけ。ほんの少しだけ次へ。リオの進み方に合った言葉で、とても好きです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    いやもう触れただけで事件って、ここまで尊いクライマックスあります? と笑いつつ、ちゃんと息を呑まされる。
    書いてないのに進んでる、このズレの一歩がとんでもなく大きい。
    キュルルのあの無垢な“できる前提”、優しさの顔した圧が絶妙で、リオより先に未来を信じてるのがまた愛おしくて少し怖い。
    未遂を未遂のまま価値にする、その静かな肯定が物語の芯。
    白い紙がこんなに雄弁だとは。
    次はきっと、震えごと一文字になる。
    その瞬間を一番近くで待って頂けたら、嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    子鹿が干渉してしまったことにより大きなズレが発生してしまいましたね。
    ペンを走らせようにも何を記録していいのか。
    そもそも書いていいのかすら分からなくなる記録員の息を呑む音が聞こえて来そうな緊迫感。
    それが空白を招きズレをさらに大きくしてしまっているような気がします。
    子鹿にとっては勇気を出しての興味のつもり。
    しかしながら、目をつけられた側としては堪ったものではないでしょうね。
    色んな意味で。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    空白が“書けなかった”ではなく“書かせなかった”顔をしてくる瞬間、記録員の喉がきゅっと鳴る感じまで拾ってくださって嬉しいです。
    子鹿の善意がズレを育てる、この厄介で愛しい因果、きっと次の一行の餌になります。
    リオの指先、もう少しだけ前へ。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • レイ・トロン。
    明らかに味方ではないのに敵ではなさそうな語り手具合がかなり頼もしさもある従者な感じもして虜になりつつあります……。

    それに昔のリオ君ならともかく、今のリオ君なら舌戦でも渡り合えてる気がする!
    まさに、常勝の王というよりも絶対負けることのない若きプリンス!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    レイ・トロン、敵味方の外側で“物語そのものに従っている従者”みたいな顔で寄ってくる。
    頼もしさと不穏が同居して、つい手を引かれそうになる危うさ。
    今のリオなら言葉でも刃を交わせる、その負けないプリンス感、ちゃんと届いていて嬉しいです。
    涙が武器になる瞬間、もう一段深く潜らせますね。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • むむ?今回はついに「自分から動くかどうか」のところまで来た感じがありましたね?

    キュルルの『……ぱぱ……いい……よね……ちょっと……』も、とても良かったです。

    はっきり押すわけではない。
    でも、ただ待つだけでもない。
    少しだけ寄る。

    この曖昧さが、今の新人にとってちょうど危うくて、ちょうど必要な感じがしました。キュルルもまた、答えを持っているわけではなく、一緒に迷っているように見えるんですよね。そこがかわいくもありました。

    最後の「やっても、いいのかもしれない。その言葉だけが、戻りきらない。」がとても好きです。

    行動はまだ起きていない。
    答えもない。
    水差しも・・・・。
    でも、もう完全には昨日までの場所に戻れない。

    その感じが、なぜか前進に見えたんです。
    大きな一歩ではなく、指一本にも満たない隙間。
    それでも、その隙間があるから、次に何かが変わるかもしれない。そんな余韻でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その“半拍の遅れ”に耳を澄ませてくださった時点で、もう共犯ですね、と少しだけ笑いました。
    キュルルの「ちょっと」は、背中を押すふりをして自分も足場を探している音で、だからこそ危うく、だからこそ効く。
    水差しは空のままなのに、空白が意志みたいに居座る。
    そのズレが、規則より先に心を動かす瞬間を連れてくる気がしています。
    やらなかった、でも戻れない。
    その“指一本未満の隙間”を前進と呼んでいただけたのが何より嬉しい。
    次の半拍が、どこで鳴るか、おいらもまだ知りません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    なんというか、もっとこう……なんだろう。
    もう少し皆さん肩の力抜いてもよろしいんじゃないでしょうかねぇ。
    いえ、確かに違和感まみれで何しでかすか分からない存在を前に緊張感はわかりますよ?
    水差しですらズレ始めたら、もう心臓バクバクなんでしょうけど。
    基本、ご飯のことしか考えていない人畜無害なのですからもうちょっと肩の力抜きましょうよ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    水差し一つで心拍数が跳ねる職場、たしかに肩ガチガチですよね。
    でも彼らの抜けなさは恐怖だけじゃなく、壊さないための優しさでもあって。
    だからこそ、あの“やらなかった一歩”がじわっと効く。
    ご飯脳の無害さが、いつか空気をほどく側に回る瞬間まで、もう少しだけ震えていてもらいます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 食堂の空気が、最初はいつも通りに見えるんですよね。。?
    長机も椅子も湯気も、ことりことりという音も同じ。
    けれど、その「同じ」をみんなで必死に保っている感じがあって、読んでいる側にも薄い緊張が伝わってきました。

    新人が「……熱い、な」と言ってしまうところ。
    本当に小さな一言なんですよね。
    普通なら、ただの食事中の独り言です。
    でも、この食堂ではそれが大きな“やらかし”になる(;゚Д゚)

    「……まあ」だけ残すのも、フェンらしいです。
    許すとも、続けろとも、やめろとも言わない。曖昧なまま置く。けれど、その曖昧さが、今の食堂には必要だったように見えました。
    さすがフェンです。

    キュルルの反応もかわいくて、でも切なかったです。

    『……しゃべってる……だいじ……?』
    『ママ……えらい……』
    ↑しゃべることが「大丈夫?」になる場所で、それでも「えらい」に変わっていく。

    キュルルが少し嬉しそうにしていると、読者もなんだかほっとします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの『同じ』は、優等生の仮面というより、みんなで抱える祈りみたいなもの。
    新人の「熱い」は、その祈りに入った小さなヒビで、でも割らずに光を通すやつ。
    フェンの「……まあ」は、許可でも禁止でもなく“場を生かす判断停止”という名の采配、ずるいほど優しい。
    キュルルの「だいじ?」が「えらい」に変わる瞬間、食堂の温度が一度だけ人間に戻る。
    こぼれた一言で、白粥が少しだけ美味しくなる世界、もう離せません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 不気味で圧倒的な存在感を放つ王に対して、幹部たちが感情を挟まずに極めて事務的かつ合理的なシステムとして処理していく淡々とした空気感に惹き込まれました。
    誰も命令していないのに秩序が維持されていく奇妙な統治の様子が、短い言葉の応酬から静かに伝わってきて独特の緊張感がありますね^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの王、仕事しないのに現場が勝手に回るブラックボックスで、幹部たちは感情をログ外に捨てて淡々と最適化していく。
    その冷たさに体温を感じてくださって嬉しいです。
    命令不在で秩序だけが居座る、この妙な安定が物語の心臓でした。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    沈黙がこんなにも騒がしいことがあるのだと感じました。
    故にただの「熱い」という反応でここまでみんな静かな大騒ぎをしてしまう。
    白粥の減りが今日の食卓のにぎやかさを雄弁に語っているということでしょうか。
    ……雄弁とは?
    ……大騒ぎとは?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    静けさがここまで騒げるの、ちょっと反則ですよね。
    熱い一言が起点で、誰も責任を取らないまま空気だけが祝祭になる。
    白粥は正直者でした。
    雄弁でも大騒ぎでもない、でも確かに“生きてる”。
    そのズレを愛でてくださって嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

    編集済
  • 水差しから水が少し多くこぼれてしまった場面、すごく緊張しました。こぽ、という音のあとに全員が止まる。拭くのか、呼ぶのか、その前で止まってしまう。ここに、この場所に染みついた怖さが出ていました。普通なら「こぼれた、拭こう」で終わることが、ここではいったん世界を止めてしまう。

    でも、フェンが自然に寄って、布を差し出して、ただ整える。
    偉いです、、、。

    新人が「楽だ」と感じて、すぐに否定するところも好きです。

    楽になってはいけない、と思ってしまうんですよね。
    でも、一度感じた軽さは消えない。ここがとても切なかったです。怖さに慣れた人が、優しさや許される空気を受け取るときのぎこちなさが出ていました。

    「何も起きなかったことが書けない」という記録係の場面も好きでした。

    事件なら書ける。
    失敗なら書ける。
    命令や処罰なら記録できる。
    でも、何も起きなかったことは書けない。

    このお話らしいテーマなのです。
    水の跡と、落ちた米粒と、書けない記録が、胸に残りました・・。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの「こぽ」で世界が一度ちゃんと息を止める感じ、拾っていただけて嬉しいです。
    あそこ、たぶん誰よりも水がびっくりしてるんですよね(やりすぎた、って)。
    でもフェンは叱らず、ただ現実を静かに整える。
    偉い、の一言に全部が救われました。
    新人の「楽だ」を即座に打ち消す癖も、優しさに対するぎこちない防御で、でも一度ほどけた糸はもう完全には巻き戻らない。
    その“戻らなさ”が、あの場の一番やさしい裏切りだと思っています。
    記録係の「書けない」も、事件偏重の世界に対する小さな反乱で、何も起きなかった時間こそがいちばん重い、という意地です。
    水の跡も米粒も、たぶん消えきらないまま次の一口に混ざっていく。
    その不確かな続きに立ち会ってくださって、ありがとうございます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    完璧に整っていたはずの世界にノイズが走ってますね。
    色々とバグが発生しているはずなのに結果だけは残るこの状況。
    ただの食卓に多くの情報が集約されているというのに『何も起きていない』という結果は転がっている。
    そりゃあ、観測官も記録員も何も書けんわ、これ。
    どう書けばいいのか分からんもん。
    世界やら因果さん、もっと丁寧な整合性をとってやってくれませんかね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ノイズだけが礼儀正しく居座る食卓、観測側の筆が折れるのもごもっとも。
    けれどこの“何も起きない”が一番やんちゃで、世界に小さな借りを作っていく瞬間でもあるのかなと。
    整合性さんは不器用に見守り中。
    どうかその違和感ごと愛でてやってください。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • ツキヨという美しい名前がもらえてよかったですね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ツキヨ、あの子にとっては“もらった”というより、やっと世界に見つけてもらえた音。
    静かな夜にしか聞こえない、でも確かに在る光。
    似合いすぎて、名づけた側がちょっと照れてます。
    あの一歩が、この先の物語を何度でも生き返らせてくれる気がしています。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 新人の手が止まったままになっているのもつらかったです。
    というか、なんか可哀そうというか・・・

    拾うべきなのか、待つべきなのか、自分で決められない。たった皿を拾うだけのことなのに、その行為ひとつにこんなに緊張が乗っているのが、食堂全体の空気をよく表していると思いました。

    フェンが一歩踏み込めるのに踏み込まないところも、とても良かったです。

    助けようと思えば助けられる。拾ってやることもできるし、指示を出すこともできる。でも、そこでフェンが動ききらない。その遅れが、ただの迷いではなくて、新人が自分で終われる余白を残しているように見えました。
    優しさって、すぐに手を出すことだけではないですもんね!?

    終盤の、布が触れる音や、湯気みたいな気配が揺れるところも好きでした。

    触れたのか、通り過ぎただけなのか。
    空けられていた場所がそのままなのか、違うのか。

    新人さん、続くかなぁ~……

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの拾うだけが重力を持つ瞬間、ちゃんと受け取っていただけて嬉しいです。
    フェン、あそこで英雄にならないのが彼の矜持で、ちょっと不器用な優しさなんですよね(手、出せるのに出さない顔してるのズルい)。
    余白は甘さでも放置でもなく、相手に返す時間の器、みたいな。
    布と湯気のあたりは触れたかもしれないを残したくて、指先で止めました。
    新人、続くかどうかは。
    あの一拍を持ち帰れたか次第、でしょうか。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • ぱっと見れば、食堂は成り立っている。皿もあるし、食事も進んでいるし、音も戻ってくる。
    けれど、数えてしまうと、ひとつだけ足りない。あるいは、来るはずのものが来ない?
    その“欠け”が、誰にも指摘されないまま、場全体に残っている感じが不穏というか、不思議というか・・

    新人が皿を落とした瞬間、全員が止まるところが怖かったです。
    ただ皿が落ちただけなのに、食堂の空気が一気に張りつめる。みんなが「次に来るはずの何か」を待っている感じがあって、その待つ姿勢そのものに、過去の痛みや習慣がにじんでいました。

    でも、来ないんですよね。
    声も、命令も、叱責も、処理も。
    何も来ない。

    新人が、震えながら皿を拾って、裏表を一度だけ確かめてから置く場面も好きでした。
    しかも翌日、次に落とさないための、ほんの小さな調整を入れてますよね?
    見込みのある新人なのかもしれません・・。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの来るはずの次を全員が待ってしまう癖、まるで空席が主役みたい。
    止まった瞬間に滲む過去、でも何も来ない。
    あの肩透かしが、この食堂のいちばんの規律かもしれません。
    新人、しっかり観察してますよね。
    あの一度だけの裏表確認と翌日の“ほんの少し低く”は、たぶんこの世界で生き延びるための最短距離。
    怖さの中に、ちゃんと手触りのある前進があると感じてもらえて嬉しいです。
    欠けた一つぶんの席、どう埋まるか、あるいは埋まらないまま続くのか。
    引き続き見届けてもらえたら。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    これまでの整っていた世界に新人というノイズ、あるいはバグが入ったことによって起こってしまった停滞。
    本人はただの臆病で人との距離感を模索しているだけながらギルドからは触れてはならない禁忌のような扱いを受ける存在である子鹿。
    期せずして起こってしまったトラブルを前に全員どうすればいいか分かっていない状況を微笑ましいと捉えるべきか、おどろおどろしいと捉えるべき悩むところ。
    新人君の明日はどっちだ?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    完璧に回っていたはずの歯車に、やさしすぎる異物がひとつ紛れ込んだ時の“止まりきれなさ”が、こんなにも愛おしくて少し怖いとは。
    誰も正解を知らないのに、誰も間違えきらない、この中途半端な優しさがたまらない。
    明日? たぶん大丈夫じゃない、でもきっと進む。
    その危うさごと抱きしめたくなる空気でした。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 英雄ではなかったから記録は薄い。
    この一文が、とてもリアルですよね。
    英雄なら書き残すことも多く、記録も必然的に厚くなるのでしょう。

    >『今日はパンを食べた。』
    最後の頁に付け加えられた短い付記に、温かみを感じました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その一文、描き手としても内心ガッツポーズでした。
    英雄が削る“間”じゃなく、削らなかった時間が人を生かす。
    その現実の湿度を、帳簿が無言で証明してくれた気がします。
    最後のパンは、たぶん世界でいちばんささやかな勝利です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    今日も今日とて違和感とスルーが通常営業の空間。
    変化というか、この意味分からん存在と関わらねばならん、というか、闇ギルドに入っている新人の存在、そのバックボーンが非常に気になるところですね。
    どういう経緯で関わることになったのか、いずれは新人視点の物語も読みたいところ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    違和感が“通常営業”になっているあの食卓、気づいてくださって嬉しいです。
    あの空白は、彼らにとっては椅子と同じくらい確かなもの。
    新人はそこに触れてしまった側の人間で、だからこそ経緯も視点も、いちばん物語を揺らせる鍵になります。
    いずれ彼の目で見た合わなさの正体、お届けできたら幸いです。
    闇ギルド、就業初日から難易度が高すぎるのはご愛嬌ということで。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 名前というものの重さと大切さを改めて実感させられました🥲

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    名前って、ただのラベルの顔して実は“存在のスイッチ”。
    カナタがそれを押しにいく無謀さ、でも誰かが呼ばなきゃ始まらない不器用さ、描きながらおいらも救われていました。
    重いのに、あの空腹音で少しだけ軽くなるのも人間らしくて好きです。
    スズキチさんの感想に、物語もきっともう一度名前を呼ばれました。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 王という絶対的な権力を持ちながらも、名前すら呼ばれず、自身の本心とは裏腹に周囲の忖度だけで世界が動いていくリオの孤独感と歪な支配構造が静かに伝わってきます。
    お腹の音さえも管理の対象になる息苦しさと、最後の料理人の現実的な呟きのギャップが、この帝国の行く末を予感させて印象的でした^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    リオ、王なのに“呼ばれない”ってどんなバグだよ、と笑ってまう。
    優しさで締め付けられる世界、白粥の湯気がやけに雄弁で、空腹すら政治になる静かな怖さ。
    最後の一言で現実が台所から牙をむく、この歪み、続きでどう育つか見届けて下さい。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • >「ことり、と別の器が置かれる。何もない場所に。」
    ↑誰かがいるとは言わない。でも器は置かれる。しかも音も位置もずれない。ちゃんと成立してしまっているのが怖いです。

    でも、その怖さが嫌な感じだけじゃないのもこの話らしいと思いました。リオは前より引っかからずに食べられているし、椅子に座る動きもぴたりと合う。席の間も窮屈ではなくて、むしろ楽。増えているかもしれないのに、圧迫されるのではなく、少し呼吸しやすくなっているのが不思議でした。

    最後に、食堂を出たあとの廊下でも「足音のあいだに、わずかな空きがある」となる。
    食事の場だけのバグではなく、リオが歩く世界そのものに余白が入り込んでいるように見えますね:(;゙゚''ω゚''):

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    そこに怖がってくれて嬉しいです、だって“いないのに合う”って、いちばん礼儀正しい怪異ですから。
    圧迫じゃなく呼吸が少し楽になるのも、リオが世界に食べられずに、ほんの一口ぶんだけ共存を覚え始めた証拠かもしれません。
    フェンの手つきも、キュルルの迷いも、ぜんぶが見ない優しさで揃っていく。
    その余白、たぶん欠けじゃなくて席なのかも。
    座る誰かのための。
    廊下まで連れていったのは、内緒の同伴者。
    気づかないまま、ちょっとだけ生きやすくなる方向へ。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • キュルルがいつもよりご機嫌。
    たぶん「ひとり多い誰か」がいるから単純に喜んでいる、というより、その余白がリオにとって危険ではないと、身体のほうが先に判断しているからなのかなと思いました。

    数えなくていい。わからなくてもいい。そこにある余白を、誰も否定しない。リオの身体にとって、それはかなり大きな安心なのだと思います。(勝手な予想)

    「余白は、食べないのに減らない」という最後の言葉も好きでした。普通、食事の時間は器の中身が減って終わるものなのに、今回は減らないものが残っている。その余白が、誰かの席にも見えるし、リオが少し呼吸できる隙間にも見えました。

    だからこの回のきゅるるは、「誰かがいる!」と喜んでいるというより、もっと深いところで、「ここにはまだ余裕がある」「ここはリオを詰め切らない」「食べても大丈夫」と鳴っているように感じました。

    人数バグの話なのに、リオにとっては少しだけ救いのある回でした。

    不思議なやさしさが、きゅるるのご機嫌な音に全部出ていた気がします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    そこまで“身体の先の判断”を拾っていただけるとは、描き手冥利に尽きます。
    キュルルの機嫌、実は単純な+1じゃなくて、詰め切られない余裕を嗅ぎ当てた音なのかも。
    フェンの“ぶつからない手つき”も、その余白を壊さないための無言の合意みたいなもの。
    人数バグのくせに、いちばん整っている回、という軽い矛盾が好きで置きました。
    減らないものが残る食事。
    空席なのに席、いないのに在る。
    その曖昧さごと、リオが一口ぶん呼吸できていたら嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • フェンが椅子を引く場面・・
    椅子はちゃんと用意されているし、リオもちゃんと座る。でも、椅子が引かれるタイミングと、リオの身体が座るタイミングがほんの少し噛み合わない。その小さなズレだけで、「あ、今リオはこの世界と合っていないんだ」と伝わってきます。

    白粥の量が少ないのは・・
    誰かが食べたあとというより、最初からそうなるように調整されていたみたいで、日常がリオに合わせているのか、逆にリオを日常の形に押し込めているのか?

    ん?キュルルだけが何かに気が付いている?

    微妙な違和感が気持ちよく残る回でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その“ほんの一拍のズレ”を拾ってくださる目、もう共犯です。
    椅子も粥も優しさの顔で帳尻を合わせに来るのに、リオの身体だけが遅れて息をする。
    世界が寄せているのか、押し込めているのか、どちらとも言い切らない薄さ。
    キュルルはたぶん、説明を食べ残す係。
    揃うほどに残る引っかかり、どうかそのまま連れて行ってください。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • バタついて訪問が遅れました~!
    すみませんです!

    えっ……白粥がふたつある……?
    最初からそうだったみたいに置かれているのに、途中でひとつ減ったように見えて、最後にはまたふたつ並んでいる。その増えたり減ったりする感じ、、世界のルールがまだ安定していないからでしょうか・・。

    でもリオは止まらないんですよね。気づいているのか、気づいていないのか、気づかないふりをしているのか。その曖昧さがとてもよかったです。

    前回は「揃っているのに一つだけ合わない」感じが強かったですが、今回は「合っているはずなのに、何かが増えたり減ったりしている」感じで、違う怖さがありました。

    最後・・ほんのわずかなぬくもりだけが残る感じが、、沁みました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    白粥、増減してない顔で増減するのが一番たち悪いですよね(笑)。
    世界のルールがまだ仮止めのままでも、リオだけは歩幅を崩さない。
    その強情とも優しさともつかない曖昧さ、拾っていただけて嬉しいです。
    合っているのに余る、そのぬくもりが最後に残るように置きました。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    スルー能力が磨かれてきていますね。
    完璧に整った世界であり、数すら数える必要はないというある種の信用すら芽生え始めていますね。
    まだまだ子鹿は色んなことが気になって仕方がない、けれども些細な変化、違和感をそんなものかと受け入れる心の余裕もでき始めているのではないかと思う一幕でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    スルー力、じわっと育ってるの見抜かれていてニヤリ。
    整いすぎた世界って、優しさにも違和感にもなり得る。
    その中で子鹿が「まあいいか」を覚え始める瞬間、実は一番怖くて一番やさしい。
    余る一拍を飲み込む勇気、ちゃんと感じ取ってもらえて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • カナタさんの言葉、とても良き!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    カナタのあの一言、心臓を静かに撃ち抜いてくる。
    名前が存在の証明になる瞬間、おいらまで息を止めてしまいました。
    重さとやさしさが同時に来るあの感触。
    なのに最後はちゃんと空腹で着地する。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 逃げ腰のまま、自分の足で進む。
    タイトル回収はやっぱり熱いですね!

    彼らとの問答を経て、自らの想いを言葉にすることで、リオ君の確たる信念もより強固になってきている気がします。

    そしてそろそろ、キュルルは小鹿型のマスコットのような何かとして顕現しそうですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    逃げ腰のまま前進、あの一行に描き手としても背中を押されました。
    問答で言葉を掬うたび、リオの体温が戻ってくる感じが愛おしい。
    腹の音で核心を撃ち抜くのも彼の武器。
    キュルル、いよいよ角の生えた良心として顕現しそうで楽しみです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 「……きょう、だいじょうぶ、かなぁ……」
    この言葉に否定も肯定もしないのが、フェンさんらしいと思いました。
    それが、優しさでもあるようですね。

    何も起こらなくても、確実に何かが起こっている日常に未だはらはらは止まりませんが、
    今日も、明日も、ずっと平和に生きていてほしいなと思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの一言に肯も否も置かないフェンは、優しさを形にしすぎない達人で、だからこそリオの不安がほどける余白になるのだと思っています。
    何も起きない日の裏で、世界はちゃんと牙を研いでいるのに、二人は今日を食べて眠る。
    その綱渡りを見守ってくださって嬉しいです。
    きっと明日も、少しだけ無事でありますように。
    読んでくださり感謝、励みになります。


  • 編集済

    アリステアさんのシリアスを、リオくんは持っていきましたね笑

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの重さを真正面から受け止めたからこそ、リオの“逃げ腰の一歩”が物語を奪い返しましたね(笑)。
    アリステアの痛みも、リオの胃袋も、どちらも嘘がないから同じ地平に立てる。
    シリアスは崩れず、ただ呼吸できる形に変わった。
    そんな瞬間を楽しんでいただけて嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    座敷童的なあれですかね?
    一人分多いという状況に誰も疑問を挟まない。
    しかし、古今東西こういう怪異?は気づかないふりが一番賢い選択なんですよね。
    意味の分からん事象はまあそういうものかな、というスルーを発揮するという静かな優しさって大事。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    まさにその“気づかない優しさ”、この食卓の作法かもしれません。
    多い一人に誰も触れないのに、誰より席を空けている。
    その無言の連携が、ちょっと可笑しくて、少しだけ温かい。
    見ないことで守れる均衡。
    余白ごと受け入れる世界、好きだと言ってもらえた気がして嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • リオ、会話は成立してるのに“意味”だけ迷子になるの、読んでるこっちまで脳が「……あれ?」ってなる不思議な息苦しさでした。完璧すぎる食堂、もはや高級ホテルより緊張する…。そんな中でフェンだけが「冷める」「食え」で現実に引き戻してくれるの、本当に救い。優しさって、たまに雑なくらいがちょうどいいんですね。(;ω;)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    意味だけが迷子になるあの息苦しさ、瑞唏さんにもちゃんと届いててニヤリとしました。
    完璧って時々、やさしさを置き去りにするんですよね。
    その中で「冷める」「食え」と現実を差し出すフェン、雑で正確な救命具です。
    リオの一口が、少し世界をほどく瞬間を見届けてくださって嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    甘やかしすぎても、人間は成長できないのですがねぇ。
    過度な甘やかしは毒ですよぉ、忖度している誰かさん。
    子鹿が気づかないふりを懸命にやってくれるなかで噛み合わないズレに苛立ちと気持ち悪さを感じてしまっているではないですか。
    これはよくありませんよ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    甘やかしは毒、たしかに一理…ですがこの食卓、毒もまた規則正しく配膳されるんです。
    噛み合わないズレは怠慢ではなく、誰かが“気づかないふり”で守っている呼吸でもある。
    子鹿は鈍くも賢い。
    少しの不協和が次の一口を生かす、と信じて描きました。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    ふと気づけば、振り返ってしまえば違和感まみれの不安まみれ、優しさや気遣い、忖度と言うはた迷惑な事象が揃ってしまっているなかで子鹿の鈍感力やスルー能力と言ったスキルが磨かれていっているように感じますね。
    でも、生きていく上で気づかない、知らないというのは心の健康を保つ上では必要不可欠なのかもしれません。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    違和感ごと抱えて前に進む子鹿、まさに“優しさの副作用”を食べて強くなる生き物。
    気づかない勇気と、見ないで済ませる知恵、その間で世界がほんの少しやわらぐ。
    その揺れを一緒に感じていただけて嬉しいです。
    きゅる、はたぶん心の呼吸音。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 前の話では、同じ音や同じ動作に戻ることで、リオがなんとか現実につながっている感じがありました。ことり、という音があって、スープがあって、パンがあって、フェンがいて、生活はだいたい合っている。でも今回は、その“だいたい”の中に、はっきり合わないものがひとつあるんですよね。。

    一つだけ前に出た椅子。
    一つ多い皿。
    誰もいない席。
    最後まで減らないスープ。

    ↑この描写、、、ものすごく怖くて、でも目が離せませんでした。

    それでもリオがスープを飲み切るところが、とても大事に感じました。
    それは勇ましい前進ではないけれど、確かに今日を終えるための動作。
    今のリオにできる精一杯で、だからこそ尊いように思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    そのだいたいに一つだけ混ざる異物、気づいてしまった晴久さんの勝ちですし、リオはたぶん気づいていて“見ない”を選んでいるのが厄介で愛しいところです。
    椅子、ちょっと前出過ぎだろってツッコミたくなるのに、誰も戻さない世界の律儀さ。
    だからこそ、飲み切るという地味な完遂が、彼の現在地の旗になる。
    怖さと生活の同居、ちゃんと受け取ってくださって嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • >「指は迷わない。口も、止まらない。だから。食べている。……たぶん。」

    普通なら、食べているかどうかなんて疑わないはずなのに、リオはそこにすら確信が持てない。でもスプーンの重さや、皿に触れる音や、ぬるい温度だけは残っている。自分の感覚を全部信じられない中で、音や重さに頼って戻ってくる感じが、とても繊細でした、、。

    今回ずっと出てくる「ことり」という音がよかったです。

    この音が、リオにとっての目印みたいになっているんですよね。
    記憶が飛んでも、場所が少しずれていても、時間が抜けても、「ことり」という同じ音があると戻れる。
    まるで、現実に打たれた小さな杭のようでした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    そこに気づかれるの、さすがでちょっと嬉しくてニヤけました。
    食べているを疑うリオに対して、音と重さだけが現実を引き留める。
    あの頼りなさとしぶとさ、ちゃんと受け取ってもらえて安心しました。
    「ことり」はまさに杭で、世界がズレても彼だけは戻ってこれる小さな反則です。
    迷っても、手は覚えてる。
    その感じ、これからも裏切りません。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • リオの天敵、弟バブちゃんなのかわいいです!
    成長したら共闘してくれるかもしれないなどと期待が膨らみます^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    リオにとっては完全に“捕食者の笑み”なのに、ケイン側は触れたいだけという温度差がもう最高の兄弟劇で…かわいいのに怖い、怖いのに愛おしい。
    将来の共闘、たぶんリオが逃げて陣形を作り、ケインが詰める名コンビになりますね。
    今は天敵、のちに最強の背中合わせを夢見ていただけたら嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • “名前は帰る場所”って言葉が、心の奥にずっと残っています。
    影の子たちが名前を取り戻して光に還っていく場面、静かで優しくて…涙が出そうでした🥹
    リオの震える声が、誰よりも強かったです✨

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    名前は帰る場所って、あんな静かな顔して憮然さんの心に住み着く厄介者なんですよね。
    影の子たちの“ただいま”に涙しそうになったなら、もう同じ場所に立ってくれた証です。
    リオは震えながら、いちばん逃げなかった子でした。
    強さって、だいたいああいう声をしています。
    憮然さんの中にも、もうひとつ名前が増えていたら嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • “名前って帰れる場所”って言葉が、心にじんわり広がりました☺️
    ユウガくんが飴を受け取って涙をこぼす場面、本当に優しくて切なくて…。
    記録じゃなくて“存在”として救われていく子どもたちの姿に、胸が温かくなりました✨

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    名前が“帰れる場所”と受け取ってもらえたなら、この物語はちゃんと息をした気がします。
    ユウガの涙は記録に抗う小さな反乱で、同時にやさしい敗北でもありました。
    飴は甘さの顔をした鍵、ほどけたのは存在の結び目。
    あの子たちが“いた”と感じてくれた憮然さんの胸こそ、いちばん確かな居場所です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • アリステアが“泣けないようにされていた”と気づく場面、本当に胸が締めつけられました🥺
    強さじゃなくて、奪われた涙だったんですね…😢
    リオのさりげない優しさが、あの子の心にそっと触れていくのがたまらなく温かかったです✨

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの瞬間、強さの仮面が“仕様”だったと暴かれる痛みを描きたくて、心臓ごと差し出しました。
    リオは英雄じゃなくて、そっと体温を分ける人。
    泣けなかった時間に、遅れて灯りがともる感じ、届いて嬉しい。
    三度目の偶然、ちゃんと効いてます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • “名前を思い出すと痛い”って言葉が、胸に刺さりました。
    泣かないように閉じ込めてきた気持ちが、あの子の涙と一緒にほどけていく瞬間……読んでいて息が止まりました。
    リオの“うん”が、優しさそのものですね🥹

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    その一文に刺さってくれたの、描き手冥利に尽きます。
    『名前=痛み』って、実は優しさの裏返し。
    閉じ込めた涙がほどける瞬間、息が止まる。
    リオの「うん」は、理屈を飛び越えた救急箱みたいな返事。
    あの子も憮然さんも、ちゃんと泣けてる。
    いい読後です。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • フェンさんの言葉が雰囲気を変えてくれますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    フェンは温度差の調律師みたいな男で、張り詰めた祈りに“生きてる音”を差し込む役目です。
    あの一言で空気がほどける瞬間、実は一番人間が立ち上がると信じています。
    笑いは逃げ場であり、前進の助走でもあるので。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメント失礼します。

    どこまでも無機質に揃っている食卓。
    完璧に並べられているはずなのになにかが食い違ってしまっており、それが拭いされない違和感を生み出している。
    子鹿自身がそれをうまく表現できておらず、不安は余計に広がっていますね。
    食卓の忖度よりも気にかけないといけないところはこういう不安を拭うことなんではないでしょうか、世界やら因果さん。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの一つだけ戻らないは、世界のほつれというより、子鹿の内側に残った“戻りきれなさ”の影。
    整いすぎた食卓が逆に不安を増幅させるの、まさにおっしゃる通りで、世界は完璧に見せようとするほど優しくないし、因果もたまに手を抜く。
    だからあの椅子だけが、さりげなく真実側に寄ってしまう。
    フェンは気づいていて、でも触れない距離を選ぶ。
    あの無言は忖度じゃなく、ぎりぎりの思いやり。
    整っているのに合わない、その違和感を抱えたまま進むしかない人間の感じ、見抜いてくださって嬉しいです。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • 望まぬまま重責を背負わされた少年の孤独と、彼を神聖視せざるを得ない周囲の緊張感が、静謐な筆致から痛いほど伝わってきました。
    足がもつれた王に手を差し伸べることすら許されない、八メートルという絶対的な距離に、組織の冷徹さとリオの孤立が象徴されていて胸が締め付けられますね^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あの八メートル、ただの物理距離の顔をした“祈りの壁”。
    誰も越えられないし、越えてはいけないと信じてしまう優しさの副作用、なかなか厄介です。
    リオの足がもつれた瞬間、全員が一歩だけ踏み出して止まる。
    慣れてしまう怖さと、慣れさせてしまう周囲の必死さ、そのどちらも見抜いてくださって嬉しいです。
    静けさが痛みに変わる瞬間を、これからも丁寧にすくっていきます。
    読んでくださり感謝、励みになります。

  • コメントありがとうございます。

    心ここにあらずと申しましょうか……。
    結果や結論だけが先に置かれて過程がすっ飛ばされてる奇妙な感覚、分かる気がします。
    食べた、歩いた、座った、手を洗った。
    全部、行動は残っている。でも、そこに意思をもった記憶が残っていない。
    ただ身体にインプットされたシステム通りに動いているだけのような感覚。
    なんだか自分が人間なのか疑わしくなる瞬間を切り取ったような何とも言い難い本日の描写でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    まさにその“過程が抜け落ちて結果だけが残る感じ”、リオの中では正常運転なのか、と言いたくなる不穏さ。
    ことり、という音だけが世界のログみたいに残って、人間らしさは後追いで付いてくる。
    そんな逆転を掬い取っていただけて嬉しいです。
    身体が正しいほど、心が置いていかれる瞬間って、ちょっと笑えて、でも少し怖い。
    その綱渡りを一緒に歩いてもらえた気がしました。
    読んでくださり感謝、励みになります。